修斗修斗
MMA
レポート

【ONE】タン・カイが右カーフでガサノフをTKO、フェザー級MMA王者に。ペッタノンが老獪な技術でウーリス完封、ヘイスが高橋雄己に判定勝ち、オルチコフがエストゥピニャンを圧倒KOで24連勝、猿田洋祐が負傷TKO負け

2026/05/16 09:05

▼第8試合 ONEバンタム級(-65.8kg)キックボクシング 3分3R
〇ペッタノン・ペットファーガス(タイ/Superbon Training Camp/元ONEバンタム級キックボクシング世界王者)
[判定3-0]
×ベン・ウーリス(英国)





 ペッタノンは359勝57敗1分という驚異的な勝利をあげている40歳のベテランムエタイ選手。2012年にWMC世界-66kg級王座、2015年にIPCC世界ムエタイ67kg級王座に就き、2017年Enfusion -67kgトーナメント優勝、2018年武林風World Cup -67kg優勝、2019年武林風ワールドカップ -67kg準優勝などの実績を持つ。2020年9月にONEデビュー。2022年11月にONEキックボクシング世界バンタム級王者・秋元皓貴に挑戦して判定2-1で王座を奪取。

 しかし、試合後に禁止薬物の陽性反応が出たためタイトルは剥奪、1年間の出場停止処分を受けて2024年6月に復帰。2025年7月には与座優貴と対戦したが完敗を喫した。今回はそれ以来の再起戦となる。



 ウーリスはテクニカルなファイターで、ONE初登場となった2026年3月のジョン・リネカー戦では、リネカーの強打をバックステップでかわし、右カーフキックで1R1分57秒でKO勝ち。今回がONE2戦目となる。


 1R、いきなり前に出るウーリスはスイッチを繰り返しながら右の三日月を蹴っていく。ウーリスの前蹴りにペッタノンは右ミドル。ウーリスの右三日月を警戒してペッタノンはスネブロック。頻繁にスイッチするウーリスにじりじりと距離を詰めていくペッタノンは右フック、ワンツー、左ミドル。



 圧をかけてくるペッタノンに回り込むウーリス。そこへペッタノンが飛び込んでの左ヒザを突き刺す。下がるウーリスへペッタノンは左ボディストレートを打つ。静かな立ち上がりとなったが、後半はペッタノンか。



 2R、ウーリスは右三日月を2発、ペッタノンはヒザを見舞うがこれはつかんでいたためウーリスは抗議。前に出るペッタノンが左ミドル、左ローを蹴っておいての左ストレート。ペッタノンの左ミドルがウーリスを捉える。



 前へ出ながらの左ストレートも多用するペッタノン。ウーリスが前へ出てくるとペッタノンは半歩下がって自分の距離を保ち、ウーリスが左カーフを蹴ると“もっと打って来い”とのゼスチャーから強烈な左ローでウーリスのバランスを崩す。距離、展開ともペッタノン。



 3R、前に出てくるウーリスを左ミドルで迎え撃つペッタノン。飛び込みのワンツーにはウーリスも右を合わせに行く。前へ出るウーリスだが、ペッタノンは左ミドルのフェイントから、ノーモーションの左ストレートカウンターでのけ反らせる。左インカーフを蹴るウーリスにペッタノンは前蹴り。



 ペッタノンもスイッチを多用し、ウーリスのボディをミドルとヒザで狙う。それに飛び込みの左ストレートも。ウーリスは前に出るが、ペッタノンは下がって追ってくるウーリスの攻撃をかわしての右フック、左ストレート。最後は流し気味のペッタノン。



 ペッタノンがベテランならではの試合運びでウーリスに良いところを出させず、判定3-0で勝利。笑顔でウーリスを称えた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.344
2026年5月22日発売
日本人初のUFC世界王座獲得を目指した平良の挑戦を追う。ロッタン撃破で引退の武尊特集、悲願のRIZIN王座戴冠のグスタボ、扇久保博正、鶴屋怜も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント