2026年5月16日(土)タイ・ルンピニースタジアムにて『ONE Fight Night 43: Tang vs. Gasanov』(U-NEXT配信)が開催された(※前日の『ONE Friday Fights 154&THE INNER CIRCLE』はこちら)。
ONE Fight Night 43: Tang vs. Gasanov 速報
▼第9試合 ONEフェザー級(-70.3kg)MMA世界タイトルマッチ 5分5R〇タン・カイ(中国/Sunkin International Fight Club/王者)20勝4敗[4R 2分41秒 TKO] ※右カーフキック→鉄槌×シャミル・ガサノフ(ロシア/Peresvet Fight Team/Tiger Muay Thai/挑戦者)16勝2敗※タン・カイが王座防衛
タン・カイは中国初の男子MMA世界チャンピオンで、MMA19勝4敗、ONE8勝1敗。スポーツ大学在学中にレスリングを始め、2016年にプロMMAデビュー。19勝中15のKO・TKOをマークしている。
2025年1月の前戦で体重超過のアクバル・アブドゥラエフと対戦。ONE世界フェザー級(※70.3kg)選手権試合から156.75ポンドのキャッチウェイトで戦い、5R、パウンドでTKO負け。その後、アブドゥラエフは13勝無敗でONEを離脱している。1年4カ月ぶりの再起戦。30歳。
MMA16勝1敗のガサノフはオ・ホテク、アーロン・カニャルテ、ハリル・アミール、マーティン・ニューイェンを判定で下すと、25年8月の前戦で以前ニーバーで敗れているゲイリー・トノンにも判定勝ちでリベンジ、5連勝中。30歳。
1R、ともにオーソドックス構え。長身のタン・カイは左ボディジャブを見せる。ガサノフのダブルレッグを差し上げたタン・カイ。ガサノフは右オーバーハンドを見せる。圧力をかけて右カーフのタン・カイ。
前足にシングルレッグのガサノフ。切られるとここは深追いはせず。左前蹴り、右ローの打ち終わりにガサノフは組むが、切るタン・カイ。さらにシングルレッグもドライブできず。
左ジャブのタン・カイ。右オーバーハンドのガサノフ。かわすタン・カイが右ボディ。左ジャブ。右から歩いて左フックのガサノフ。肩で受けてガードのタン・カイは続くダブルレッグも切る。5度の組みを切ったタン・カイ。右から左でコーナーに詰めると、ガサノフが後ろ蹴りを見せてゴング。
2R、左ジャブを突くタン・カイ。シングルレッグのガサノフに蹴り足を戻す。左ハイのガサノフ。シングルレッグの動きにはタン・カイがすぐにスプロール。
右カーフを当てたタン・カイ。その打ち終わりにシングルレッグのガサノフ、腹下に入れて切ったタン・カイ。右前蹴りのガサノフの右に、左前手をかぶせるタン・カイ。圧力をかけて右、左ボディも。両足を上げ下げしながら近づくタン・カイ。
ガサノフの左は遠い。右オーバーハンドの打ち終わりにタン・カイは左ロー。ガサノフは右を突いて届かせる。タン・カイがプレスをかけてゴング。
3R、右ローのガサノフ。ワンツーの右のタン・カイ。ガサノフの右を外す。圧力をかけるタン・カイ。ガサノフは下を狙って右を打つ。タン・カイの右カーフにバランスを崩したガサノフ! しかし戻すと右のダブルの2発目を届かせる。さらに2度のシングルレッグもスプロールするタン・カイは右カーフを当てる!
バランスを崩すガサノフだが、左の蹴りも。ガサノフの右をかわすタン・カイ。ボディストレート、ジャブ&カーフ。ガサノフはダブルレッグも差し上げるタン・カイが2度目のガサノフの組みも切ると右カーフ。右ハイは空振りでゴング。
4R、変わらず圧力をかけるタン・カイ。左に回るガサノフは左を突くが、タン・カイが左を合わせて右カーフ! 効かされたガサノフはシングルレッグも切ったタン・カイに四つから小手投げのガサノフを潰すタン・カイはパウンド。離れて立つガサノフにタン・カイは右カーフ! ガサノフがダウンし、タン・カイの鉄槌2発にレフェリーが間に入った。
4R 2分41秒、タン・カイがTKO勝ちでフェザー級王者に。ガサノフ20回のテイクダウントライを切って勝利したタン・カイは「厳しい練習をし、前回の試合を見て改善してきました。皆さんのサポートに感謝しています」と語り、5万ドルボーナスを獲得した。
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▼第8試合 ONEバンタム級(-65.8kg)キックボクシング 3分3R〇ペッタノン・ペットファーガス(タイ/Superbon Training Camp/元ONEバンタム級キックボクシング世界王者)[判定3-0]×ベン・ウーリス(英国)
ペッタノンは359勝57敗1分という驚異的な勝利をあげている40歳のベテランムエタイ選手。2012年にWMC世界-66kg級王座、2015年にIPCC世界ムエタイ67kg級王座に就き、2017年Enfusion -67kgトーナメント優勝、2018年武林風World Cup -67kg優勝、2019年武林風ワールドカップ -67kg準優勝などの実績を持つ。2020年9月にONEデビュー。2022年11月にONEキックボクシング世界バンタム級王者・秋元皓貴に挑戦して判定2-1で王座を奪取。
しかし、試合後に禁止薬物の陽性反応が出たためタイトルは剥奪、1年間の出場停止処分を受けて2024年6月に復帰。2025年7月には与座優貴と対戦したが完敗を喫した。今回はそれ以来の再起戦となる。
ウーリスはテクニカルなファイターで、ONE初登場となった2026年3月のジョン・リネカー戦では、リネカーの強打をバックステップでかわし、右カーフキックで1R1分57秒でKO勝ち。今回がONE2戦目となる。
1R、いきなり前に出るウーリスはスイッチを繰り返しながら右の三日月を蹴っていく。ウーリスの前蹴りにペッタノンは右ミドル。ウーリスの右三日月を警戒してペッタノンはスネブロック。頻繁にスイッチするウーリスにじりじりと距離を詰めていくペッタノンは右フック、ワンツー、左ミドル。
圧をかけてくるペッタノンに回り込むウーリス。そこへペッタノンが飛び込んでの左ヒザを突き刺す。下がるウーリスへペッタノンは左ボディストレートを打つ。静かな立ち上がりとなったが、後半はペッタノンか。
2R、ウーリスは右三日月を2発、ペッタノンはヒザを見舞うがこれはつかんでいたためウーリスは抗議。前に出るペッタノンが左ミドル、左ローを蹴っておいての左ストレート。ペッタノンの左ミドルがウーリスを捉える。
前へ出ながらの左ストレートも多用するペッタノン。ウーリスが前へ出てくるとペッタノンは半歩下がって自分の距離を保ち、ウーリスが左カーフを蹴ると“もっと打って来い”とのゼスチャーから強烈な左ローでウーリスのバランスを崩す。距離、展開ともペッタノン。
3R、前に出てくるウーリスを左ミドルで迎え撃つペッタノン。飛び込みのワンツーにはウーリスも右を合わせに行く。前へ出るウーリスだが、ペッタノンは左ミドルのフェイントから、ノーモーションの左ストレートカウンターでのけ反らせる。左インカーフを蹴るウーリスにペッタノンは前蹴り。
ペッタノンもスイッチを多用し、ウーリスのボディをミドルとヒザで狙う。それに飛び込みの左ストレートも。ウーリスは前に出るが、ペッタノンは下がって追ってくるウーリスの攻撃をかわしての右フック、左ストレート。最後は流し気味のペッタノン。
ペッタノンがベテランならではの試合運びでウーリスに良いところを出させず、判定3-0で勝利。笑顔でウーリスを称えた。
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▼第7試合 ONEバンタム級(-65.8kg)グラップリング〇ジエゴ・ヘイス(ブラジル/Melqui Galvao/ONEフライ級サブミッション・グラップリング世界王者)[判定3-0]×高橋“SUBMISSION”雄己(和術慧舟會HEARTS) ONEサブミッショングラップリングは、「キャッチの回数、回数が同時の場合は最後にキャッチを取った方、キャッチが無い場合はより積極性を見せた方が判定で優位になる」ルール。
高橋雄己は、2025年の『Eddie Bravo Invitational 24: The Bantamweights』で優勝し、EBIバンタム級世界王者に。英国のサブオンリー大会Polarisの欧州独占契約選手でもある。今回はONE初参戦。
ジエゴ・ヘイスは、ONEフライ級(-61.2kg)サブミッショングラップリング世界王者。2022年にADCC南米予選を制し、本戦66kg級で初優勝。2024年大会も連覇。IBJJF世界選手権では2022年と2023年に銅メダル、ブラジル選手権では金メダルを獲得。パン選手権やヨーロピアンでも表彰台に上がっている。
2024年にWNOフェザー級王者に、ONEと契約し、2025年3月に135.5ポンド契約で石黒翔也をキムラロックに、25年12月にONEフライ級サブミッショングラップリング世界王座決定戦で米倉大貴に判定勝ち、ベルトを巻いた。
童顔ながら爆発的なスピードと極めの精度で“ベイビーシャーク”と呼ばれる強豪ジエゴ・ヘイスと対戦する。
1R10分、組み手争いからいきなりダブルレッグで崩したヘイスがスピーディーにバック、ボディトライアングル。上半身をずらす高橋に、ツイスターフックも狙うヘイス。正対したトップになり高橋。クローズドガードのヘイスに、高橋は足も狙う。ヒップスローを仕掛けるヘイス。足を解いてすぐにツーオンから立ち上がりテイクダウン、バックに。ここも高橋は右に上半身をずらして正対して上に。
コーナー際でデラヒーバフックから立ってすぐにバックへ。残り5分。シートベルトのヘイスに胸を合わせる高橋、正対際に三角絞めを狙うヘイス。かわす高橋にバック、トラックポジションのヘイスから高橋も抜けて立ち上がり。
スタンド。組み手争い。残り3分。跳びつき十字を狙うが、切るヘイスは下に落ちた高橋のバックに。ボディトライアングルからオタツロック、フェイスロック、リアネイキドチョークを狙う。
残り1分30秒。バックはヘイス。粘り強いディフェンスで再び腰をずらす高橋は正対狙うが、ヘイスはマウント、バックから腕十字! 腕をクラッチして防ぐ高橋、クラッチを切るが、高橋がヒジを抜いてトップになりゴング。ヘイスが判定勝ちで対日本人3タテに。
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▼第6試合 ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ 3分3R〇アスラムジョン・オルチコフ(ウズベキスタン/Sport club Shakhriyor/TC Muaythai)KO 2R 2分06秒 ※左フック×ジョーダン・エストゥピニャン(コロンビア)
オルチコフは2023年7月から『ONE Friday Fights』に参戦し、タイ人選手を相手に8連勝(4KO)で本戦契約を獲得。2025年10月に本戦デビューを迎え、ゴントーラニーに判定勝ち。23戦無敗(12KO)のレコードを誇る。
エストゥピニャンは2025年1月の『ONE 170』に初参戦し、フレディー・ハガティーから右ストレート、右フックで2度のダウンを奪って勝利した。3月の2戦目もアリ・サルドエフに判定勝ち。9月に陽勇と初のキックボクシングルールで対戦したがTKO負け。プロ10戦目で初黒星を喫した。優れた身体能力からトリッキーに繰り出す攻撃が持ち味。ジョハン・エストゥピニャンとは双子の兄弟。
1R、まずはエストゥピニャンが前へ出て、サウスポーに構えるオルチコフはセオリーとは逆に左へ回り込むと、今度はオーソドックスで右へ回り込む。スイッチを多用するオルチコフは左右のカーフ。エストゥピニャンが蹴ってくると左右フックで前進。オルチコフの右カーフにはエストゥピニャンが右ストレートを合わせに行く。
エストゥピニャンが飛び二段蹴りを放つと、オルチコフも負けじとカカト落としから右ハイ。前に出るオルチコフはコンビネーションを繰り出すが全てブロックされ、最後に右カーフを当てる。エストゥピニャンはオルチコフの蹴り足をキャッチしての右ストレート。右カーフから前に出るオルチコフ。互いの持ち味が出た。
2R、エストゥピニャンのワンツーにオルチコフもすぐにワンツーを返し、サウスポーからカカト落としやハイキックを放つ。前蹴りをかわしたオルチコフの右フックがヒットしてエストゥピニャンは倒れ、これはダウンとならなかったが明らかに効いており、オルチコフが一気にパンチをまとめる。エストゥピニャンは組み付くが、オルチコフは0距離での左フックでダウンを奪う。
ラッシュをかけるオルチコフが左フックの3連打でダウンを追加。エストゥピニャンはガードを固め、右ストレート、左フックでカウンターを狙う。オルチコフは左の攻撃を多用し、最後も左フックの4連打で3度目のダウンを奪った。そしてコーナーに登ると、武尊ばりのムーンサルト。
勝利者インタビューでは「もう相手がいないです。リングで遊んでフィニッシュするだけでした」と余裕のコメント。リングサイドで見ていたアサドゥーラ・イマンガザリエフ(ロシア)と戦いたいかと聞かれると「次はベルトが欲しいです。(みんなが見たいなら誰とでも戦う。でもリスペクトはしている」と、イマンガザリエフとの試合を受けるとした。
U-NEXTの解説を務めていた吉成名高は「ここに士門が加わってくると思います」と、タイトル挑戦者はオルチコフ、イマンガザリエフ、そして士門で争われるようになるいだろうと語った。
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▼第5試合 ONEストロー級(-56.7kg)MMA 5分3R×猿田洋祐(和術慧舟会/元ONEストロー級MMA世界王者)21勝14敗3分[2R 0分39秒 TKO] ※猿田が左ヒジ負傷〇ファビオ・ヘンリケ(ブラジル/DS Team/Team Gigante)15勝2敗 猿田は、元ONE同級王者。2019年1月にジョシュア・パシオに判定勝ちで王座奪取も3カ月後の再戦で敗れ王座陥落。その後、北方大地、内藤のび太との日本人対決に勝利するも、パシオとのラバーマッチでTKO負け。2022年4月にグスタボ・バラートに、2024年2月にマンスール・マラチエフに判定負け。24年8月に山北渓人にスプリット判定で敗れ、4連敗を喫した。1年9カ月ぶり復帰戦となる。38歳。
ブラジルのエンリケは、14勝2敗でONE2戦目。ストロー級を越えたアグレッシブな打撃&テイクダウン&サブミッションで14勝中4つのKO・TKOと7つの一本勝ちを誇る。
リアネイキドチョーク、ギロチンチョークを得意とし9連勝をマークも、GLADIATORでオトコンバヤルをTKOに下している強豪イ・スンチョルに26年3月のONEで判定負けを喫した。34歳。
1R、ともにオーソドックス構え。猿田から先に近づき左インローもローブローに。ヘンリケは右を狙っていた。左から右で飛び込む猿田。圧力かけてダブルレッグでテイクダウン。そこにギロチンチョークのヘンリケに対角に左足は出している猿田。立とうとするヘンリケにがぶりヒザ。
スタンド。猿田のダブルレッグを切るヘンリケ。右カーフはかわすと、ヘンリケのパンチに右跳びヒザ。左ジャブのヘンリケにダブルレッグをドライブしてテイクダウンの猿田。すぐに立つが、ヘンリケの蹴りに合わせて猿田がみたびダブルレッグテイクダウン。背中を着かせてハーフに。
左で腰を抱き、右パウンド。拍子木に押さえ込みを外してグラウンドヒザを突く。
2R、先に中央に出る薩田。右を突いて右前蹴りのヘンリケは猿田の組みを切って左アッパーで前に。そこに猿田はニータップで組んでテイクダウンも、ヘンリケが右腕で猿田の左腕を上から押さえて倒れる。
倒し際にマットに左手を着いた猿田だが、結果的にストレートアームバーの形でヒジが曲がり負傷か。動けず。上にいながら左腕を押さえてレフェリーにアピールした猿田。体を入れ替えたヘンリケがパウンドもレフェリーが間に入った。大沢ケンジ代表によれば、猿田は左ヒジ脱臼癖がついており、今回もテイクダウンで脱臼。試合続行不可能だったとのこと。
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▼第4試合 ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ 3分3R×フェリペ・ロボ(ブラジル/Revolution Muay Thai Phuket)[判定0-3]〇ノンタチャイ・ジットムアンノン(タイ/Jitmuangnon Gym)※ノンタチャイが約800グラム前日計量でオーバー。ロボに補償金を支払うことで試合合意に。
ロボは2020年9月からONEに参戦すると、2022年3月には挑戦者の欠場を受けて急遽当時の王者であるノンオーの挑戦者に抜擢されたがKO負け。2024年2月にONEバンタム級ムエタイ世界王者ジョナサン・ハガティーに挑戦し、多彩なボクシング技術でハガティーを苦しめ、右アッパーで先制のダウンを奪うも3Rに逆転TKO負けを喫した。2024年8月にナビル・アナンにも判定で敗れたが、2025年2月にセーマペッチとの再戦でTKO勝ち。9月にクラップダムに判定負けしてONE戦績を4勝4敗とした。
ノンタチャイは『Road to ONE: Thailand シーズン2』で優勝し、2024年7月から『ONE Friday Fights』に出場。ドミトリー・コフトゥンらに3連勝を飾ったが、4戦目でアブドゥラ・ダヤカエフにKO負け。その後は再び2連勝している。
ロボは2020年9月からONEに参戦すると、2022年3月には挑戦者の欠場を受けて急遽当時の王者であるノンオーの挑戦者に抜擢されたがKO負け。2024年2月にONEバンタム級ムエタイ世界王者ジョナサン・ハガティーに挑戦し、多彩なボクシング技術でハガティーを苦しめ、右アッパーで先制のダウンを奪うも3Rに逆転TKO負けを喫した。2024年8月にナビル・アナンにも判定で敗れたが、2025年2月にセーマペッチとの再戦でTKO勝ち。9月にクラップダムに判定負けしてONE戦績を4勝4敗とした。
ノンタチャイは『Road to ONE: Thailand シーズン2』で優勝し、2024年7月から『ONE Friday Fights』に出場。ドミトリー・コフトゥンらに3連勝を飾ったが、4戦目でアブドゥラ・ダヤカエフにKO負け。その後は再び2連勝している。
1R、ロボの右カーフにノンタチャイも右カーフを返す。ロボは左ローも蹴り、ノンタチャイは右インロー。両者とも右カーフを狙い撃ちして蹴り合う。ロボが左のパンチを繰り出してくると、ノンタチャイは左ミドル。ジャブの打ち合い。
前に出るのはノンタチャイで、右ボディストレートを打つとロボは首相撲に。ノンタチャイが突き放して右フック。そして右カーフの蹴り合い。両者ともにカーフで削り合う展開だった。
2Rも右カーフの蹴り合い、ノンタチャイの右フックをスウェーでかわしたロボが左ボディを打つ。すかさず組み付いてヒザを見舞うノンタチャイ。ロボは左右のボディに右ヒザ、これが効いたかノンタチャイは右ストレートから首相撲でヒザ。どんどん前へ出るノンタチャイがパンチから首相撲のヒザに持ち込む展開が続く。
ノンタチャイが右カーフから左右フック、そして組んでのヒザでロボを削るノンタチャイ。ロボは右でボディを打とうと前へ出たが、すぐにノンタチャイが打ち返して組んでのヒザ。ロボはジャブでもボディを打つが、ノンタチャイは右ストレートで前へ出る。それを左フックで迎え撃つロボ。
3Rも前に出るノンタチャイにロボはジャブ、左右フックで迎え撃つ。ノンタチャイは首相撲に持ち込んでのヒザ蹴り。離れるとノンタチャイは右カーフと右ストレート、ロボは左フックと左ヒジを狙う。ノンタチャイは右目上からの流血が見られ、ロボは左フックを狙い撃ち。
右目を気にするノンタチャイに、ロボはチャンスと見たかパンチをまとめて行く。ロボは左右のボディ、左右フック。ノンタチャイは右目を守りながら反撃しようとするが、ロボはジャブで左目を狙い、左右ボディを叩き込む。組み付き、下がって逃げるノンタチャイ。完全にロボのラウンドとなった。
がっくりとうなだれていたノンタチャイは、判定3-0で勝利が告げられるとビックリ顔。信じられないといった表情で勝利を喜んだ。
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アディワンがONEバンタム級でサプトラを秒殺「次はフライ級で」
▼第3試合 ONEバンタム級(-65.8kg)MMA 5分3R×エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア/Evolve MMA)[1R 0分34秒 TKO] ※左右フック〇リト・アディワン(フィリピン/Soma Fight Club)
サプトラは、MMA7勝5敗。インドネシアの国内レスリングチャンピオンに何度も輝いたエコ・ロニ・サプトラは、ボルネオ島東岸にある港町サマリンダで、極貧の中育った。市場の魚売りだった父は、ボクシングのコーチでもあったので、サプトラは若干5歳で、ボクシングを始めた。
両親の勧めで、レスリングに転向。国内選手権を次々制し、東南アジア競技大会でも銀メダル、銅メダルに輝いた。2018年には、シンガポール「Evolve MMA」に加入。アマチュアGAMMAを経て、2019年4月にONEでプロデビュー。1敗後、7連勝をマークも現在4連敗中。ダニー・キンガッド、フー・ヨン、サンジャル・ザキロフ、ギルバート・ナカタニに敗れている。
リト・アディワンは、若くしてボクシングを始めると、柔術、ムエタイ、ウーシュー散打など、さまざまな競技に挑戦し、地域大会で実績を重ねた後、ウーシューでフィリピン国内選手権を2度制覇。2012年にプロMMAデビュー。初期キャリアでは8戦中6勝をフィニッシュで飾り、その実力を評価されてリッチ・フランクリンが率いた「ONEウォリアーシリーズ」に参戦。同シリーズで3連勝を収め、2019年にONE Championship本戦契約を勝ち取る。
エイドリアン・マティス、ジェレミー・ミアド、ダニエル・ウィリアムスを相手に3連勝も、25年2月に山北渓人に判定負け。25年11月の前戦でマウロ・マストロマリーニを1R TKOに下し、再起を飾った。
1R、ともにオーソドックス構え。右前蹴りのアディワン。右を当てて一気に左右フックでサプトラをロープに詰めて、フックからボディ打ち。サプトラの右の打ち返しをかわすと、左右フック。最後は右を打ち抜き、サプトラがロープにもたれかかり崩れてレフェリーが間に入った。
ONEバンタム級で緩い身体だったサプトラに34秒TKO勝ちのアディワンは、「新しい子供が生まれたんだ、最高です。これからはONEフライ級で戦います」とコメント。フーヨンをコールアウトした。
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▼第2試合 ONEフェザー級(-70.3kg)キックボクシング 3分3R〇ルオ・チャオ(中国/Shengli Fight Club)[判定2-1]×デニス・ソウザ・ジュニア(ブラジル)
チャオは武林風やクンルンファイトで活躍。2025年にはISKA K-1インターコンチネンタル王者になっている。中国で開催されている『ONE Hero Series』で4連勝を飾り、今回が待望の本戦デビュー。戦績は42勝(19KO)11敗1分け。
ソウザは南米のWGPで15連勝中。その中にはKNOCK OUTに来日したマルコス・リオス、K-1に来日したトーマス・アギーレに勝利した試合も含まれる。そのアギーレ戦ではWGPスーパーライト級王座を奪取した。戦績は16勝(6KO)1敗。ONE初出場。
1R、まずは右ローの蹴り合い。スピードのある右ローと左ミドルの応酬。前に出るチャオは右ストレート、左ボディ。どんどん圧をかけてジャブから右ストレート、ボディジャブ、右カーフ、ヒザとスピードのある攻撃を出す。ソウザは下がる展開も右カーフを狙い撃ち。
チャオが左ボディを打てばソウザも左ボディ、右カーフを蹴れば右カーフを返す。追われる展開が続くソウザに、左右ボディからの左フック、右カーフとスピードのある技を多数出すチャオにソウザはバックスピンキック、飛びヒザ蹴りで対抗した。チャオが手数で優ったが、ソウザの被弾は多くはなかった。
2Rも前に出るチャオの左ボディに左フックを合わせたソウザ。ジャブから右カーフのコンビネーションを何度も繰り返すチャオに、ソウザも右カーフを返す。ソウザが後ろ廻し蹴り。チャオは左ミドルからの右カーフ、ワンツー、左アッパーとやはり手数が多い。
ソウザが左右ボディと右カーフ。チャオは変わらず圧力をかけて手数を多く出していくが、ソウザも強い攻撃を返す。ソウザの右カーフにバランスを崩すチャオだが、前へ出てパンチのコンビネーションも、ソウザがワンツーをヒットさせてラウンドを終えた。チャオは疲れが見える。
3R、パンチのコンビネーションを回転させるチャオに、ソウザは右カーフを狙い撃ち。チャオも負けじと右カーフを返す。チャオは左の三日月と左ヒザ。このラウンドも手数をどんどん出していくチャオに、ソウザは右カーフを確実に当てていく。チャオも負けじと右カーフを連打。
チャオのパンチコンビネーションにソウザはバックキックを命中させる。前に出るソウザが右カーフ、右インロー。チャオがヒザを繰り出すとソウザも飛びヒザ蹴りを発射する。チャオは左ミドルを多用し始めるが、ソウザが前に出てきて右ローで軸足を蹴る。かなりの疲労とカーフのダメージが見えるチャオだったが、ラウンド終了間際に右フックでソウザに尻もちをつかせた。
判定はスプリットとなり、チャオが勝利をつかんだ。
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▼第1試合 ONEアトム級(-52.3kg)ムエタイ 3分3R×ヨハンナ・パーソン(スウェーデン/Gefle Fight Center/Sitjaopho Muaythai)[判定0-3]〇マルティナ・ドミンチャク(ポーランド/Legion Glogow)
パーソンは23歳で本格的にムエタイを始め、2年でスウェーデンのムエタイ代表チームに加わり、2021年12月にはバンコクで開催されたムエタイ世界選手権に国の代表として出場。プロ転向後はWMCノルディック王座、WMCヨーロピアン王座、そしてISKA世界ストロー級ムエタイ王座も獲得。2025年4月には、スコットランドでWBCムエタイ世界スーパーフライ級王座を奪取した。2025年7月、ONE初参戦にしてONE女子アトム級ムエタイ世界王者のアリシア・ヘレン・ロドリゲスに挑戦したが、3RでKO負けを喫している。
ドミンチャクは2024年2月の『ONE Fight Night』からONEに参戦すると、2戦目でエカテリーナ・ヴァンダリーヴァに敗れるもワンダーガール、ユー・ヨウ・プイ、シンシア・フローレスに勝利。2025年12月、ペッディージャーに挑んだが1RでTKO負けを喫した。
1R、圧力をかけて行こうとするのはドミンチャク。ワンツーで切り込むと顔面前蹴りを2度ヒットさせる。首相撲になるとドミンチャクがヒジ、パーソンがヒザ。ワンツーを右オーバーハンドを交えながら打って行き、パーソンをロープに詰めるドミンチャク。さらに首相撲からヒザを連打する。
パーソンは前蹴りを放つがドミンチャクはすぐにパンチを打ちながら前へ詰めてくる。またもドミンチャクが顔面前蹴りをヒット。パーソンのジャブにはバックハンドブローを合わせる。ワンツーから左ローのコンビネーションから右オーバーハンドをヒットさせるドミンチャク。かなりアグレッシブに攻めたドミンチャクのラウンドか。
2Rはパーソンが前へ出る。ドミンチャクのワンツーにパーソンが前蹴り。首相撲に持ち込んだパーソンはヒザを連打するが、ドミンチャクが押し込んでヒザを返す。ドミンチャクのジャブから左インロー、左フック、右フックもヒットするが、パーソンは前に出て首相撲に持ち込む。、
右オーバーハンドから組み付くドミンチャクにパーソンは右ヒジ。パーソンの前蹴りにはドミンチャクが顔面前蹴りを返す。ドミンチャクの右オーバーハンド、さらに左フック、右ストレートとドミンチャクがパンチを当てていく。パーソンの首相撲にも逆に押し込んでいった。このラウンドもドミンチャクの攻めが目立った。
3R、パーソンが前へ出ていき右ロー、右ストレート、右ヒジ。すぐにドミンチャクが左ヒジを返す。ドミンチャクの前蹴りにもパーソンは下がらず、ヒジとワンツーを狙っていく。首相撲に持ち込むパーソンだが、ドミンチャクのパワーで逆に押し込まれる。
パーソンが右ミドル、ヒジは相打ち。ドミンチャクが右ローを蹴るとパーソンも右ロー、ドミンチャクの右ハイを受けるとすぐに右ヒジで飛び込む。首相撲に持ち込むパーソンだが、ドミンチャクに顔を押されて動きを封じられる。ドミンチャクの顔面前蹴りからのワンツーに、パーソンは首相撲からヒザに持ち込むがラウンド終了。
3Rを通してアグレッシブに攻め込んだドミンチャクが判定3-0で勝利。笑顔を輝かせた。