キックボクシング
レポート

【MA日本キック】バズーカ巧樹が少年時代から親交のある耀織とダウン応酬の接戦で世界王座を初防衛、松山翔が執念の王座奪還

2026/05/11 19:05
【MA日本キック】バズーカ巧樹が少年時代から親交のある耀織とダウン応酬の接戦で世界王座を初防衛、松山翔が執念の王座奪還

得意のバックハンドブローをヒットさせるバズーカ(C)MA日本キックボクシング連盟

MA日本キックボクシング連盟/菅原道場
「鐵拳-18 児童養護施設チャリティーイベント」
2026年5月10日(日)千葉・君津市民文化ホール

▼第14試合 WMAF世界スーパーライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R ※ヒジあり
〇バズーカ巧樹(菅原道場/BRAID/WMAF世界スーパーライト級王者)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-28
×耀織(Y's glow/MA日本ライト級1位/挑戦者)
※バズーカが初防衛に成功。


 バズーカは2020年8月に丹羽圭介を破りKNOCK OUT-BLACKライト級のベルトを獲得、21年10月には昇也に勝利し、WMAF世界スーパーライト級王座も獲得している。23年9月には良太郎とのKNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦を制し、KNOCK OUT二階級制覇を果たした。前戦となった今年3月のKNOCK OUTでは剣夜とドローに終わっている(当初はバズーカの判定勝ちだったが裁定変更)。


 対する耀織は空手仕込みの多彩な蹴り技と勝気なファイトスタイルを武器に、これまでに与座優貴、鈴木千裕といったトップクラスとの対戦経験あり。2020年12月には丹羽圭介を蹴り技で圧倒。3R終了直前にキックでは珍しい内回し蹴りを炸裂させKO勝ちしている。MA日本ライト級王座には2021年1月に挑戦しているが、昇也に判定負けを喫し戴冠ならず。昨年7月にも同王座を懸けてHAYATOと対戦も惜敗したが、9月にWMAF世界スーパーライト級次期挑戦者決定戦で竹市一樹を1RTKOで下して今回の挑戦権を獲得した。


 バズーカと耀織は以前から交流があり一緒に練習したこともあるが、バズーカは「試合が決まった以上は関係ない」という。


 1Rから顔面前蹴り、ノーモーションのパンチを見せる耀織は打ち合いに持ち込むと右ストレートでいきなりダウンを奪う。ここで終わりかと思われるぐらいフラフラのバズーカに対し、耀織は豪快な足技、パンチで畳みにかかるが、バズーカは冷静にブロックしてバックブローでダウンを奪い返す。


 2R、バズーカは左右ミドルを当て、耀織はトリッキーな動きからカカト落とし、距離を取っては大振りのパンチを見せていきながらも、お互いに慎重な攻防に。


 3R、両者共に一発があるだけにスリリングな攻防となる。バズーカは右ミドル、左ハイ、バックブローを見せ、耀織も回転蹴り、大振りのパンチをまとめてKO狙い。このラウンドもお互いに慎重な攻めとなり、決定打なく終了のゴング。


 僅差の判定で勝利し初防衛に成功したバズーカに対し、マイクを握った耀織は「お前さぁ、俺はもう辞めるって言ったじゃん。華持たせろよ。おめでとう! 僕が竹内さん(=“狂拳”竹内裕二)にボコボコにされていた頃、道場の端っこでサンドバックでずっとワンツーを打っていた少年がこんなに強くなっちゃって…楽しかった! スパーリングみたいな試合を見せてすみませんでした」といい、「会長、もう辞めていいですか?」と確認すると、Y's glow・齊藤匡会長は首を横に振ったため「ダメか~」と耀織は肩を落としながらリングを降りた。


 マイクを渡されたバズーカは「齊藤先生には練習でお世話になっていて、耀織選手のことは一番強いと思っていて、そういう選手に勝つことができて嬉しいです。対戦していただきありがとうございます。練習でも変則的な動きをするので凄くやりづらくて、今日もそういう形になっちゃいました」と猛省。


「今日はメインでやらせていただき菅原会長ありがとうございました。僕はまだ終わってないので、またKNOCK OUTの頂点を目指して気合いを入れていきます。母親へ。いつもありがとうございます」とKNOCK OUTのベルト奪還を目標に掲げ、母の日にちなんで母へメッセージを送った。

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