SNSで話題となったカファロ(C)RIZIN FF
2026年5月10日(日)GLION ARENA KOBEにて『RIZIN.53』が開催された。
第5試合のRIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)を3R2分23秒 ブルドッグチョークで破ったライアン・カファロ(米国/Nick Catone MMA)が試合後インタビューに答えた。

韓国人の母と米国人の父のミックスであるライアン・キム・カファロは、ニュージャージーでニック・カトーネ、ヒカルド・アルメイダ、マーク・ヘンリーらに師事し、エディ・アルバレスのセコンドにつくなどコーチとしてもMMAを追求。憧れの選手に地元のスーパースター、フランキー・エドガーを挙げる。
25年5月に無敗の王者アンソニー・ディレム相手に98%の敗北予想を覆し、グラップリングで上回り4Rマジョリティ判定勝利で、35歳にして王座獲得すると、12月のCFFCではジャスティン・パットンとの再戦で1R TKO勝利で、初防衛。年齢的にUFC参戦の道が険しいなか、RIZINからのオファーに涙し、王者としてRIZINに乗り込んでいた。また、4月29日のロッタン戦で引退した武尊の「スーパーファン」を自認しており、同試合を現地で自費観戦。武尊率いるteamVASILEUSのタンクトップも愛用しているほど。
練習したこともない技だった
「夢みたいです」
――フィニッシュの技の名前が分からないんですが、あれはどういった技なのか教えてもらえますか?
「全く自分でも分かりません。ジムで練習したこともなければ、今までそれで極めたこともないので。本当にその瞬間に咄嗟に出た技で非常にクレイジーな技だと思うんですけれども、ネットで見たらドラゴンスリーパーだっていう声があったので、プロレスの技だったとは思います」
――凄い技だったと思います。アメイジングな技でした。
「そう言っていただいてどうもありがとうございます。SNSで自分が凄く煽って期待感を上げた、その答え合わせがしっかりと期待に応えることが出来ていれば嬉しいです」

――日本のファンが勝った瞬間に「カファロ勝った」っていうようなポストをいっぱいしていました。
「日本にたくさんのサポーター、たくさんのファンがいることを非常に嬉しく思いますし、試合前にもたくさんサポートしていただいたんですけれども、こうやって実際に試合をして、自分がやるよ、楽しい試合を見せるよっていう風に言ってたことに対してしっかりと結果を出せたことが凄く嬉しいです」
――松嶋選手と実際に対戦して、どんなファイターだったか教えてください。
「自分が想定した全ての技術を持っている選手でした。本当にスキルだったり、耐久力だったり、ディフェンスだったり、本当に危険な相手でした。そして、自分としては日本人の三日月蹴りを使う相手と戦うのは初めてだったので、そういった意味でもそこに対してすごく懸念はあったんですけれども、言ってしまえば思った通りの選手でした」
――今後の目標や展望を教えてください。
「ここが私のホームです。本当にもう2度とアメリカでは戦いたくないと思っていて、日本で戦い続けて日本でキャリアを終えたいと思います。その代わり本気でRIZINフェザー級のタイトルを獲りに行きたいと思っていますし、たくさん支えてくれるファンと共に日本でやっていきたいと思っています」
――試合後のマイクで平本選手の名前を叫んでいたように聞こえたんですけれども、その点についてもう一度お伺いできますか?
「最初に平本ちゃ~んと言って、ライアン・キム・カファロ vs.平本、素晴らしいという風に言ったつもりなんですけれども、伝わっていたかは分からないです。平本選手の名前を出すことが出来て凄く嬉しいと思います。彼のことは嫌いです」

――昨日SNSで「蓮は完全にクズ野郎」と投稿されてましたけど、それは計量で皇治選手をキックしたシーンを見てそう思ったんでしょうか?
「その通りですね。彼のその行いによってセミファイナルの試合がもしかしたらなくなってしまうという危険性を犯すような声だったと思いますし、後ろから蹴るのは非常に卑怯な、小心者がやることだと思っています。どうせ蹴るならば正面から蹴って、少なくとも相手に分かるようにやるのが筋じゃないかなと思いますし、非常に幼稚で下品な行いだった思います。
自分としては須藤元気選手だったり佐藤ルミナ選手を見て育って、マーシャルアーツ=武道っていう部分の素晴らしさを教えてもらって自分も格闘家になっているわけなので、このような若い世代のツッパった振る舞いはどうにも好きになれません」
――平本選手は9月に復帰されますけども、その対戦相手として立候補するということでよろしいですか?
「松嶋こよみ選手のような非常にレベルの高くて危険な相手に勝利した後に、とってもイージーファイトをマッチアップしてくれるのであれば喜んで受けたいと思います。すごい難球を投げてくれるのであれば、喜んで打ち返したいと思います」
――試合前からずっとSNSで盛り上げたりとか、日本のいろいろな場所に行ってるところを発信したりされてましたけど、来日されたのはいつになるんですか?
「大会2週間前に入りたいとスケジュールしていたので、おそらく地元を4月28日に出て月曜日か火曜日に日本に着いたと思います」

――先ほど「日本でキャリアを終えたい」とまでおっしゃってましたけど、どんなところが日本の魅力だと感じてますか?
「平本選手にSNSで発言する前までは、日本のファンとは本当に素晴らしいやり取りだったり、凄くポジティブな反応しかなかったので、そういった選手に対してのリスペクトをしてくれる部分が素晴らしいって思います。アメリカのSNSでは、自分はもう年老いた負け犬だとか、キャリア終盤で全く強くないとか、自分の妻にまで発言をされたり、本当にSNSで住所を見つけて殴り込みに行ってやろうかと思うぐらい不快な思いをしてきたので。
我々選手たちは自分の命だったり健康を顧みずにこういった戦いをしている中で、初めてようやく自分たちのやっていることを評価してくれる人たちがいる国という意味で、日本にいて凄く新鮮な空気で居心地よくてここにいたいなと思いました」
――減量もあって日本食を楽しんだりとかなかなかできなかったのかなとは思うんですけども、試合が終わってこれが食べたいとかここに行ってみたいなどがあれば教えてください。
「お好み焼き!」
――試合後のマイクで「日本が大好きです、日本を愛してます、誰かみたいではなく」と、偽物みたいではなくみたいなことを英語で言ってたんですけれども、その誰かとは誰でしょうか。
「それはですね、どっかの団体のどっかのボスの方ですね。先日の大会のメインが終わった後に、主役が引退するにも関わらず、自分は凄く日本を愛していますと嘘っぽいことをずっと言っている人間がいたんですけれども、彼とは違って私は本当に日本を愛しています。私にとっては彼の発言する日本を愛してるっていうのが非常に軽く嘘っぽく聞こえて、私を助けてくださいと聞こえたんですけれども、そういう人とは違って本当に日本を愛してますという意味で言いました」




