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2026年5月4日『DEEP 131 IMPACT』(横浜BUNTAI)で行われた「DEEPバンタム級暫定王座決定戦」で、鹿志村仁之介(Battle-Box)への右インローキックが相手のヒザに当たり、1R 0分16秒、負傷TKO負けした平松翔(THE BLACKBELT JAPAN)が6日、「脛2本折れてました」と骨折を報告した。
DEEPバンタム級正規王者の福田龍彌(MIBURO)が4月12日の『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』でアジスベク・テミロフと対戦するなど防衛戦を行えないため、「バンタム級暫定王座決定戦」として、瀧澤謙太をKOするなど3連勝中の平松翔(THE BLACK BELT JAPAN)と、3月7日の『RIZIN.52』で所英男を極めた鹿志村仁之介(Battle-Box)が暫定王座をかけて対戦。
鹿志村は、22年11月にDEEPに初参戦し、雅駿介に一本勝ち後、2連敗を喫するも、そこから3試合連続1R一本勝ちをマーク。25年6月にRIZIN初参戦で後藤丈治に判定負け。9月のDEEP日中対抗戦で1R一本勝ちで再起を飾ると、11月に安井飛馬に判定勝ち。26年3月7日のRIZIN.52で所英男を1R アナコンダチョークで極めた。
かつて元谷友貴から左でダウンを奪うなど、あと一歩まで追い込んだ打撃の平松と、極めの寝技師・鹿志村による「暫定」のベルトを賭けた戦いとして注目されていた。
試合は1R、サウスポー構えの鹿志村にオーソドックスの平松は右インロー。しかしヒザを絞ってチェックした鹿志村のヒザ頭に右スネが当たり、平松は右足を押さえてダウン。続行不可能でストップ。鹿志村が16秒、TKO勝ちで暫定のベルトを巻いた。
足首がブラブラに曲がっていた平松は、担架に乗せられて頭を抱えてケージを降りると、そのまま病院に救急搬送された。
4日に平松は「開始15秒自滅で足が折れました。これも全て自分の実力です。入院、手術になりますが最速で復帰してベルト取りに戻ります。1ミリも気持ちは折れていません。死ぬほど悔しいです。本当に応援ありがとうございました。タイトルマッチこんな形で申し訳ない」と投稿。足を骨折しながらも、気持ちは折れていないと復活を誓っていた。
脛2本折れてました。
搬送先で固定し直すために折れてる足のぶらんぶらんの足首側を引っ張ったり左右に動かしたりして固定してくれたんですが失神する思いました。
痛過ぎてトイレ行く勇気なくてうんち3日出ません。多分脳がビビってます。
皆さんのメッセージ全部読んでます。
感謝です。#DEEP131 https://t.co/OYHiGqwTND pic.twitter.com/FXwGSKZnOu— 平松 翔 Sho Hiramatsu (@hirasho1031) May 6, 2026
そして6日、レントゲン写真とともに、その骨折が内側の太い脛骨(けいこつ)と、外側の細い腓骨(ひこつ)の両方が折れていたことを明かし、「脛2本折れてました。搬送先で固定し直すために折れてる足のぶらんぶらんの足首側を引っ張ったり左右に動かしたりして固定してくれたんですが失神する思いました。痛過ぎてトイレ行く勇気なくてうんち3日出ません。多分脳がビビってます。皆さんのメッセージ全部読んでます。感謝です」と、「失神する思い」の治療の末、トイレ移動も困難であると記した。
試合後、勝者の鹿志村は、ケージの上で「言ったらちょっとしたアクシデント(のようだが)、ちゃんとカットしてたのでこれも技術のうちです」と語り、バックステージでの勝者会見でも「過去にカーフキックを食らって負けた試合があって、そこからずっとカーフキックの対策を中心に熱を入れてやってきました。平松選手のカーフが強力だったからこそ、僕のカットが光った試合になったと思います」と、平松のカーフキックの強さを警戒して練習していたと語った。

【写真】平松翔のXより
大阪出身の平松は少年院から更生し、高卒認定を取得、沖縄で格闘技に出会い、上京してパラエストラ松戸(現THE BLACKBELT JAPAN)に入門。現在はさまざまな資格を取得し、設備会社の営業マンとして働きながら格闘技に取り組み、沖縄合宿も経て、今回の王座戦に臨んでいた。24年5月に元谷友貴に逆転負け後、RIZINでも勝利、3連勝で迎えた暫定王座戦での16秒の苦い敗北から、立ち上がるか。








