SBの笠原とKNOCK OUTの軍司が激突
2026年5月28日(木)東京・後楽園ホール『キックボクシングフェス.2 GOAT』の対戦カード発表記者会見が、4月13日(月)都内にて行われた。
KNOCK OUT-BLACKルール60kg契約3分3R延長1Rで、SB日本スーパーフェザー級王者・笠原友希(シーザージム)と第5代K-1 WORLD GPフェザー級王者・軍司泰斗(TEAM SUERTE)の日本人対決が決定。

笠原兄弟の次男・友希はSB日本スーパーフェザー級王者として国内60kgのトップ戦線で活躍し、2025年は「RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメント」に出場。3月の1回戦でパヌワット・TGTを2RKOで下すと、6月の準決勝でRISEライト級王者・中村寛と対戦。延長Rで敗れる結果に終わったが、大激闘を展開して中村をあと一歩のところまで追い込んだ。
11月大会では『ONE Friday Fights』でも実績を残すマンモスに判定勝利し、再起戦を勝利で飾ると2026年2月にはタリソン“Crazy Cyclone”フェレイラを2RでKOした。戦績は34勝(17KO)5敗。

軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝、2017年9月に第2代Krushバンタム級王座を獲得、2021年12月に第5代K-1 WORLD GPフェザー級王座に就いた。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」で優勝。2025年10月にはISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座を獲得している。
KNOCK OUTには2025年6月から参戦し、ヒジ打ちあり、つかみ制限無しのREDルールに挑み、元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ペットルンルアンを得意の左ボディでKOしたが、8月にゲーオガンワーンに初回KO負け。11月にはセーンサックグンからダウンを奪って勝利も、12月のゲーオガンワーンとの再戦ではリベンジ失敗。戦績は28勝(7KO)8敗1分。

笠原は「GOATという大きい舞台、 第2回で試合を組んでいただいて本当に感謝してますし、後日地上波も放送されるということで、そこに僕が選ばれたからにはしっかりと役割を果たして、本物のキックボクシングを見せたいと思っているので、皆さんよろしくお願いします」と意気込み。

軍司は「僕自身、キックルールは本当に久々で 1年半ぶりぐらいだと思うので、キックルールに戻ってきたのは格闘技を盛り上げるためだと思っているし、今まで実現できなかったカード、日本人対決のために僕はキックルールでやるって決めました。KNOCK OUT-REDももちろん並行してやろうと思っているので、格闘技を盛り上げるために僕はキックルールでもどっちでもやるんだぞというのを今回見せたいなと思っています」と、ヒジ無しルールでやる理由を説明した。
GOATの印象と地上波で放送されることについて聞かれると、笠原は「僕自身もテレビで見たりとか、メディアで格闘家の選手を見ててすげぇなって思いますし、僕自身そうなりたかったので、この大会が始まって地上波で皆さんにキックボクシングを見せられるっていうのは本当にいい機会だと思ってます。そこで何を見せられるかにかかっていると思うので、全力で挑みたいと思います」と、地上波でアピールしたいとする。

軍司は「チームメイトの龍聖が第1回大会に出たのを間近で見てたので、会場の雰囲気とかも見ていて。一番はKOボーナスもデカいなというのはあったので、今回も出るんだったら狙いに行こうかなと思っています」と、KOボーナスも魅力的だとした。
今回発表された3試合には、KOボーナスとして100万円が贈られることが告げられた。
互いの印象について笠原選手は、「K-1にいた時から軍司選手のことは見ていましたし、めちゃめちゃ実績がある選手と戦えるのはすごい楽しみですね。アグレッシブでパンチのあるいい選手だと思ってますけれど、僕もKOを狙いに行って100万取りたいと思うので、皆さん楽しみにしてもらえたらと思います」と、自分もKOを狙うとする。

軍司は「体格差は結構あるのかなっていうのは見てて思っていて。僕はサウスポーがこれで4戦連続なので、サウスポー自体はもう慣れてるとは思う。当日しっかり対策して出来ればいいなと思っています」と、これまでのサウスポーとの対戦の経験を活かしたいとした。
団体の垣根を超えた日本人対決になったことに、笠原は「日本人対決の方が皆さん分かりやすいと思います。なかなか団体同士で出来なかったりとかいろいろあるので、その中で組んでもらえて、相手もK-1の世界を獲ってたりとか他団体の世界タイトルも獲っているので、そういう選手と交わるのは本当に楽しみ。異色のカードなので皆さんもすごい楽しめると思うので、当日は楽しみにしててください」と、自分も楽しみだとする。
軍司も「格闘技を盛り上げるために僕はキックルールで1年半ぶりに戻ってきたと思ってるので、その相手が笠原選手で。もちろん強いですし、実績もあるので、申し分ないっていうか。日本人対決の方が盛り上がると思うし、日本人対決だからこそいろいろ見せられる部分はあると思うので、そこに期待してもらえればいいなと思います」と、相手にとって不足なしとした。

互いに以前から意識していたか、と聞かれると軍司は「僕は全く戦うとは思っていなかったので。むしろ(笠原は)龍聖とも仲がいいと思うので、僕も練習をお願いしようかなって思っていたところでした。練習をお願いしなくてよかったなっていう感じですね(笑)」と、対戦するイメージはなかったという。
笠原も「僕も全然思っていなかったですし、前回、軍司選手がサウスポーの選手と試合をやる前に出稽古に行った先でちょうど軍司選手もいて。そこで龍聖と練習したんですけれど、サウスポーの練習相手を探してるみたいなことも言ってたので、なんかやることあるかなと思ってた中、こうやって試合組まれたことはすごい意外ですね」と口を揃えた。
GOATの第1回大会では、那須川龍心がメインイベントで大きなインパクトを残した。それ以上のものを見せられる自信はあるか、と問われた笠原は「もちろん超えてやろうと思ってます。僕が次の立ち技を引っ張ると思っているので、前回以上の盛り上がりを見せて、また参戦もしますし、どんどんキックボクシング界を引っ張ってやろうかなと思っています」と、自分がけん引する立場になりたいと意気込む。
軍司は「前回はvs.外国人選手だったと思うので、今回は日本人対決がメインになると思う。日本人対決ならではの戦いが出来て、KOを狙えばどっちかが倒れるとは思うので、そういう試合を見せたいなって思います」と、互いにKOを狙い合う試合で前回を超えたいとした。
シュートボクサーである笠原だが「団体とかルールは違いますけれど、シュートボクシングもキックボクシングも似たようなもんだと思っていますし、(SBは)いろいろな団体に出られるので、どのルールでも僕は戦える。もちろんシュートボクシング界も引っ張り続けていきたいと思っています」と、どんなルールでも強いところを見せたいという。
「前のRISEさんのトーナメントで負けちゃったんですけれど、そこでRISEの選手はみんなアツいなと思って。まだまだ僕たちもいろんなものを背負って、どんどん引っ張っていかないとこの先進めないなと思ってるので、本当にいろいろなものを背負って地上波にぶつけたいと思っています」と笠原。
KNOCK OUT-BLACKルール(ワンキャッチワンアタックありのキックボクシング)になったことについて、笠原は「僕自身はヒジありでもどっちでもいけますね。このオファーが来たのがこのルールだっただけで。僕は本当にルールとか対戦相手を選んだことがないので。ただ上の人から言われて行きますって、ただそれだけです」と話した。
(※キックボクシングフェスということで、基本的にヒジ・つかみ無制限の試合は行わないということで、このルールでのオファーということで決まったと説明された)
軍司には、REDルールに取り組んだことで、逆にBLACKルールにいい影響がある部分は、との質問が飛び、「KNOCK OUTのREDでやっていて、首相撲とかがあっていろいろ苦戦していて同じ相手に2回も負けてしまっているんですけれど、今回はワンキャッチワンアタックありなので。そこが絶対次に活かせると思う。キックルールでやるんだったら勝つのが僕は当たり前だと思ってるので、しっかり今まで学んだ技術を出しながら勝てればいいなと思っています」と、両方で培った技術を使って勝つと答えた。



