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レポート

【Krush】KO勝ちで初防衛に成功したアビラルが「キックから離れて違う競技をやろうと思っています」MMA挑戦か

2026/03/28 23:03
【Krush】KO勝ちで初防衛に成功したアビラルが「キックから離れて違う競技をやろうと思っています」MMA挑戦か

右ストレートを打って行くアビラル(C)K-1

Krush.188
2026年3月28日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第9試合)Krushスーパー・ウェルター級(-70.0kg)タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/王者)
KO 3R 1分52秒 ※右ストレート
×璃久(シカGYM/挑戦者)
※アビラルが初防衛に成功。


 アビラルは、K-1に参戦経験があるデーブ・クマール・ギミーレを父に持ち、2016年にネパールから来日。志村道場でキックボクシングを始め、2020年1月にHEATミドル級王座を獲得。同年12月にK-1初参戦で木村“フィリップ”ミノルからダウンを奪うも、出血によるTKO負け。その後もK-1へ定期参戦。

 2024年10月にISKAインターコンチネンタル・スーパーウェルター級王者、2025年5月にはKrushで小田尋久を破りKrushスーパー・ウェルター級王者となった。9月の「K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント」開幕戦ではアイメリック・ラジジに判定で敗れ、初戦敗退。11月にはジョナサン・アイウルに判定負けで連敗中。戦績は19勝(18KO)8敗。


 璃久はシュートボクシングで実績を作り、2023年7月のKrushで森田奈男樹からKO勝ち。12月はK-1でアビラル・ヒマラヤン・チーターから判定勝利。2024年3月に『K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント』開幕戦でデング・シルバと対戦もTKO負け。2025年2月にモハメド・ブタザから殊勲の勝利も7月にゾーラ・アカピャンにKO負け。11月にアラッサン・カマラとの対戦が決まっていたが、カマラの本戦繰り上げ出場で直前に試合がなくなった。戦績は12勝(5KO) 5敗1分。


 前述の通り、2023年12月には璃久がアビラルから判定勝ちを収めている。アビラルにとっては初防衛戦であると同時にリベンジマッチとなり、璃久は11月の試合中止の鬱憤を晴らしたいところ。2026年も-70kg世界最強決定トーナメントが開催されることが発表されており、勝者は出場へ大きく前進するタイトルマッチとなる。


 1R、まずは璃久が右ミドルハイ、アビラルはジャブ。璃久がいきなり飛び込んでの左右フック、右ロー。アビラルは右カーフを蹴り返す。璃久の右ローにアビラルは左フックからの右ストレート。璃久は左ローで奥足も蹴ると、ヒザ蹴りも繰り出す。右ローを狙い撃ちにする璃久に、アビラルは左フックを狙っていく。

 徹底して右ローを蹴る璃久にアビラルは左フックから右フック。飛び込んでの左ボディはアビラル。左フックが璃久を捉える。


 2R、璃久は軽くステップを踏みながら左服からの右ストレートで打ち合いに行く。アビラルもワンツー、左フック。左アッパーから右ストレートを打ったアビラルに璃久が右フックを返す。右ボディから右フックを返した璃久にアビラルは左フック。


 前に出るアビラルに璃久が右ミドルハイから右ストレートを打つが、アビラルが前へ出て右ストレートからの右フックでダウンを奪う。右ストレートを打ち込んでいくアビラルに、ワンツーの連打で応戦する璃久。ロープを背にする璃久だが、バックハンドブローを繰り出す。


 3R、右ストレートを強打していくアビラルに璃久も打ち合いに応じる。アビラルの左フックがヒットし、クリンチする璃久。大きな右をヒットさせた璃久は左フックで前へ出ていくが、アビラルは右カーフを蹴っての右ストレート。

 打ち合いに行く璃久だが、左フックにアビラルが右ストレート。後ろを向いてフラフラと歩く璃久が向き直ったところでアビラルが右ストレートを浴びせ、璃久がダウンするとレフェリーが試合をストップ。アビラルがKOで初防衛に成功した。


 アビラルは「2連敗していてやっと勝てました。Krushでベルト獲って、そこから世界トーナメントで負けちゃって。今までで一番苦しかった1年だったです。でもその悔しさをちゃんとものにして忘れず、毎日、家族と仲間とみんなと離れてタイでずっと過ごしてたくさん練習やってきて、それで今日この結果になってやっと勝てました。正直、2023年10月の今日やった相手と、皆さんもう1回試合見て欲しいけれどその時も自分が勝ってました。相手にダウン取られてたけれど、自分もダウン取って。でもレフェリーがダウンを見なかったのはレフェリーが悪いです。それちゃんと見て欲しいです。僕が勝ってました。今日も自分が勝ちました。もう2度と俺の名前を口に出すな」とマイクで話す。


 続けて「自分、まだ分からないですけれど、これから決めることなのでキックから一度離れようと思います。まだ誰にも言ってないです。お父さんにも言ってないです。今日、この場で言わせてもらいます。やるかもしれないし、でもキックから離れて違う競技をやろうと思っています。これからそれも練習して、キックから離れてもちろん時間かかると思うけれど、これから毎日練習して頑張って、また違う競技に挑戦したいので皆さん楽しみにしていてください」と、別競技に挑戦することを表明した。

 宮田充Krushプロデューサーは「違う競技と言ってプロ野球に挑戦するわけはないので、MMAなのかなと思うんですけれど。まだ若いし、そういう風に夢があるんだったら全然追ってもいいと思うし、終わって落ち着いたタイミングで志村道場さんと話してみようと思います。それはそれでいいんじゃないですか」との見解を示した。

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