杉山しずか「常に獲得していかないと満足できない」、和田綾音「腹を決めて進んでいく」
▼クイーン オブ パンクラス チャンピオンシップ フライ級 5分5R
杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)1位/第4代QUEEN OF PANCRASIST 23勝8敗1分 56.55kg
和田綾音(ALIVE)2位 2勝 56.75kg→56.65kg
2025年3月渡邉史佳相手に初防衛戦に臨んだ杉山しずかは1R 右フックによるKO負け。しかし、開始早々渡邉のパンチによりダウンを喫する苦しい展開となるも、勝負を捨てることなく覚悟を決めて前に出る姿は多くのファンの記憶に刻まれた。
今回、渡邉の王座返上により、再び杉山に女王の座を掴むチャンスが巡ってきた。
対する和田は、2024年7月大会で、実績・キャリアで大きく上回るライカに勝利し、鮮烈なデビューを飾った新鋭。25年6月大会では、オノダマンとの激闘に勝利し2連勝でチャンピオンシップに駆け上がってきた。
第4代女王戴冠時に「若手の壁になる」と宣言した32戦のキャリアを持つ杉山が返り咲くのか。それとも2戦負けなしと恐れを知らない和田が3戦目でその壁を打ち破り、新女王の座を掴むのか。
杉山しずか「今の私が一番欲しい、獲るべき物はベルト」
杉山「今回はこのような試合を組んでいただき、本当に嬉しく思っています。心の準備はしっかりできているので、バチバチの試合をお見せして会場を盛り上げ、そして格闘技界に私ができることすべて、この試合で見せたいと思っています」
──和田選手の印象と試合の展望を。
「PANCRASEはランキングがあるので、和田選手が上がってくるのはずっと見ていたんですけど、“オールラウンダー”と言われてるけど寝技が好きな選手かなと思います。腰の強さはそんなにないかなって印象ですが、映像見たところ、下からの攻めがすごく強いのでそこを気をつけなきゃなって思ってます。フィニッシュは自分が一本勝ち、もしくはパウンドアウトするつもりです」
──渡邉史佳選手の王座返上による決定戦だったが?
「ベルトを取り返すためにはどうしたらいいだろう? っていう風にはずっと考えてたので、その段階がちょっと変わったっていう印象です」
──RIZIN中継の解説やベストボディジャパンなど、マルチに活躍しているが、いまMMAでチャンピオンになることは人生においてどんな意味があるか?
「(コンテストで)優勝したとか、いいコメントをしたとか褒められたことって、結構忘れるんですよね。終わったことは去っていくので、あまり自分が活躍しているっていう意識は無くて、むしろできなかったことの(後悔の)方が残っていくというか。言ってもらったことよりも、何かされたことの方が人生残っていくんで、いいことも悪いことも。だから常に獲得していかないと満足できない人生だと思います。
現在必要なものというか、現在私が獲るべきものはこれで、シーズンによっては格闘技の試合がなければ、自分のアビリティ、使えるものを活かしますけど、今の私が一番欲しい、獲るべき物として(ベルトを)考えています]
──キャリアに差がある選手を迎える立場になります。正直やり辛さも?
「全然やり辛さはないです。お互い持ってるものを違うのかもしれないですけど、別にそこに有利不利がある世界じゃないから、あまり気にしてないです。ただすごく真面目な選手という風に聞いてるんで、正しい打ち込みで正しい寝技をしてくると思うので、私のようなこう勢いでっていう選手にとっては気をつけなきゃいけない選手なのかなって思います」
和田綾音「『強い人と戦いたい』から格闘技をやっている」
和田「今回、3戦目でチャンスをいただけたということで、杉山選手と会場の皆さんが楽しんでいただけるような試合をしていきたいなと考えています。今まで一本を狙っていてなかなか極まらず悔しかったので、今回は一本を狙っていきます」
──杉山選手の印象と試合の展望を。
「杉山選手は、長い経験のある選手でオールラウンドな選手だと思います。どうせ試合するんだったら強い選手と試合したいっていう気持ちが強かったんで、今回、杉山選手と試合できるということで、嬉しく思っています。何でもできる選手だと思うんですけど、私の強みである、寝技大好きなんで、そこで一本狙っていって、会場が盛り上がるような試合がしたいなと思っています」
──相手の杉山選手は女子格闘技界のアイコン的存在。そういった相手と王座戦を戦う意識は?
「MMAの存在を知った当初から見ていた選手なので、正直、杉山選手と試合できるチャンスをもらえたっていうのは今でもちょっと信じられない気持ちが大きいです。格闘技は最初、体力作りから入ったのですが、今続けている理由が『強い人と戦いたい』っていう理由で続けてるので、この3戦目で杉山選手と戦えるチャンスをもらえたのはすごく光栄ですし、強い選手ですけれども、ラッキーチャンスなんで、もう何が何でも食らいついていきたいなと思ってます」
──周囲からは「早い挑戦じゃないか」という声もあると思います。それを突き破るものは?
「女子は層が薄く、私のプロデビュー戦もライカ選手でした。強い相手と当たっていくしかない場所だったので、1戦目と同じく腹を決めて進んでいくしかないと思っています」
──出稽古も含めて、愛知での練習環境は?
「ALIVEに女子(MMA)選手はいませんが、柔術が得意な選手はいます。あと、春日井(“寒天”たけし)さんのところに女子選手がいますので、このチャンピオンシップに向けて様々な環境が整ってきたので、もう獲りに行くしかないかなっていうところです」(※日沖発のstArt JAPANでも練習)










