写真は『UFC322』での試合後記者会見でのダナ・ホワイト代表。(C)GONG KAKUTOGI
2026年1月24日(日本時間25日)米国ラスベガスのT-モバイルアリーナにて『UFC 324: Gaethje vs. Pimblett』(U-NEXT配信/UFC Fight Pass)が開催。全試合後、ダナ・ホワイトCEOが、記者会見に応じた。
メインイベントでは「UFC世界ライト級暫定タイトルマッチ」として、正規王者のイリア・トプリアが試合を行えない中、元UFC世界ライト級暫定王者で元BMF王者のジャスティン・ゲイジー(米国)と、UFC7勝無敗のパディ・ピンブレット(英国)が激突。試合は5Rにわたる激闘の末、ダウンを奪ったゲイジーが判定勝ちで2度目の暫定王者に。ダナ代表は、今後、ゲイジーがトプリアとの王座統一戦に向かうことを明言した。
また、大会直前に「中止」となった第3試合のライト級・マイケル・ジョンソン(米国)vs.アレクサンダー・ヘルナンデス(米国)について「不正があったのではないか」との質問に、ダナ代表は「その通りだ。また起きたんだよ。ゲーミング・インテグリティ・サービス(賭博監視機関)から連絡があって、私は『こんなクソみたいなことは二度とごめんだ』(※(2025年11月にアイザック・ダルガリアンが不正試合の疑いでUFCをリリース)と言って、試合を中止にした。FBIはすでにこれらすべてに深く関わっている」とFBIの捜査が進行していることを明かしている。
なお、今回の『UFC324』から「ファイト・オブ・ザ・ナイト」と「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」ボーナスがこれまでの倍の10万ドル(約1,500万円)に、また新たなフィニッシュボーナスとして、KO/TKOまたは一本で勝利したファイターが、10万ドルのパフォーマンスボーナスに選ばれていない場合、2万5千ドル(約390万円)が一律支給されることについて、「これまで実は出場した選手全員がそれぞれ戦い方に応じて5,000ドルから25,000ドルの範囲で小切手を受け取っていた。それらを廃止し、これからは『フィニッシュをすれば一律25,000ドルのボーナスを出す』ことにした」と説明している。
ダナ代表との一問一答は以下の通り。
ピンブレットにあれほどの顎があるとは知らなかった
──ダナ、Paramount+(パラマウント・プラス)との開幕戦の週末が幕を閉じました。結末が劇的だったのは言うまでもありませんが、ローンチ全体をどう評価しますか? 期待に対してどうだったか、あるいはその価値を測るための数値などはすでにありますか?
「ああ、こう言っておこう。数字については、火曜か水曜には出るだろうと、ちょうどアリ(エマニュエル)と話したところだ。ただ、今回の件はパラマウントにとって、信じられないほど期待を上回るものだった。我々は大成功だったと確信しているが、正確な数字はまだだ。彼らは『期待値を2倍ほど上回った』と言っているよ」
──期待の2倍ですか。では、パートナーとしての彼らや、プレゼンテーション、放送の仕方などについての感想はいかがですか?
「言葉では説明できないほどだ。最初の試合に至るまで、彼らがどれほど熱心で素晴らしかったか。今後7年間、これが最高の関係になると確信しているよ」
──そしてメインイベントも期待通り、激闘で締めくくられました。5ラウンドの死闘を繰り広げたジャスティン・ゲイジーとパディ・ピンブレットについての感想をお願いします。
「ああ、なんて奴らだ。パディ・ピンブレットは昨日の計量で『明日このクソ野郎をノックアウトしてやる』と言っていた。私は“それは興味深いな”と思っていたんだが。彼はそのゲームプランを一度も捨てなかった。何度かダウンを奪われてもだ。私はずっと彼を待ち構えていたんだ。“いつかタックルに行ってサブミッションを狙わなきゃいけなくなるぞ”と思いながらね。だが彼は……パディ・ピンブレットにあれほどの顎(打たれ強さ)があるとは、今夜まで知らなかったよ。正真正銘のドッグファイトであり戦争だった。両者に最大の敬意を」
──まだジャスティンを見ていないので身体的な状態は分かりませんが、次は(正規王者との)統一戦でなければならないのでしょうか? もし彼が怪我で長期離脱が必要な場合の案はありますか?
「どうやら彼は100%(大丈夫)らしい。パディはそのまま病院に送ったし、ゲイジーも送るつもりだったんだが、ゲイジーは『信じてくれ、俺は何度も戦争を経験してきた。俺は平気だ』と言っていてね。我々が知る限り、今のところ彼は健康だ」
──ボーナスの話をされましたが、金額を増やすと言及されていました。今夜導入された「フィニッシュ・ボーナス」についてですが、これは長年可能性として議論されてきたことです。何が決め手となって「すべてのフィニッシュにボーナスを出す」と決めるに至ったのですか?
「この会社を始めて以来ずっと起きてきたことは、毎晩私が君たちに『この選手たちがボーナスを獲得した』と発表することだった。だが、実は……出場したカードの全員が小切手を受け取っていたんだ。それぞれ異なる……戦い方に応じて5,000ドルから25,000ドルの範囲で、毎イベント小切手を(選手は)受け取っていた。それらをすべて廃止し、これからは『フィニッシュをすれば一律25,000ドルのボーナスを出す』ことにした」
──特にファイターたちがボーナスが上がったことに非常にポジティブな反応を示しています。これはパラマウントの契約と関係があるのですか? また、近いうちにさらなる変更を期待できますか?
「100%、パラマウントのおかげだ」
──コメインについても伺いたいのですが、ショーン・オマリーが大きな勝利を挙げました。彼のパフォーマンス、そして次戦でタイトル挑戦を望むという彼の言葉をどう思いますか?
「今夜、試合を組むことはしない。だが、君はそれを潜在的な選択肢として見ているのか、それともノーか? 我々が集中していたのは、この週末のボクシングのローンチと今夜のことだけだ。そして月曜日からはホワイトハウス大会のことだけに集中する。3月、4月まではすでにカードが組んであるんだ。だからまだ(オマリーの件は)分からない」





