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【UFC】ダナ・ホワイト代表、直前の中止試合について「賭博監視機関から連絡があって中止にした。FBIが調査中」=大会後会見全文

2026/01/25 21:01

不正試合騒動に『こんなクソみたいなことは二度とごめんだ』と言って、試合を「中止」にした


(C)Zuffa LLC/UFC

──今日一試合がキャンセルになりました。何が起きたのか詳細があまりありません。賭博に関する不正ではないかという推測もありますが、何が言えますか?

「その通りだ。また起きたんだよ。ゲーミング・インテグリティ・サービス(賭博監視機関)から連絡があって、私は『こんなクソみたいなことは二度とごめんだ』と言って、試合を中止にした」

──中止になった試合について。FBIの調査が行われるのでしょうか?

「ああ、FBIはすでにこれらすべてに深く関わっている。だから、これも次(の調査対象)になるだろう」

──調査が終わるまで、その選手たちは出場停止になるのですか? それとも(関わったとされる)片方の選手だけ?

「それは分からないな」

──パディが最初にUFCに来た時を覚えています。「入場はいいしファンを惹きつけるのも結構だが、戦えなければならない」と仰っていました。以前にも勝利は見てきましたが、今夜彼が見せた耐久力についてはどうですか? たとえ負けたとしても、今後あの階級で最高の一人と見なされると思いますか?

「疑いようがない。今夜、彼は(ブックメーカーの)本命(フェイバリット)だった。それが彼を追い込んだんだと思う。これまでは常にアンダードッグ(格下)で、誰もが彼が負けると思っていたが、今夜は本命だった。ゲームプランが最高だったとは思わないが、明らかに今夜、彼は自分がタフで耐久力があること、そしてゲイジーを相手にあれだけのパンチを食らいながら耐えられることを証明した。『俺は自分の耐久力と顎を信じているから、真っ向から打ち合う』と言うのは一つの考えだ。だが、それが通用しなくなった時、どこかの時点で『今は3R目だ、あと2Rある。テイクダウンしてサブミッションを狙おう』と考えるべきだったかもしれない」

──パディ・ピンブレットについて。彼の顎の話がありましたが、トニー・ファーガソンのようにダメージを受けすぎてキャリアの終焉を迎えるのは見るに堪えません。パディが今夜のように早い段階で大きなダメージを受けるのを見て、懸念はありますか?

「ああ、そうだな。彼は何度もダウンしたし、全員をノックアウトする男から大きな打撃を受けた。だが、ジャスティン・ゲイジーについても同じことが言えるだろう。ホロウェイ戦の後、彼の顎はどうなるのか、とね。選手があまりに罰(ダメージ)を受けるのは見たくないが、今夜のことがパディの寿命に影響したかどうかは分からない。彼は今夜、自分がタフで耐久力があり、パンチに耐えられることを証明した。実際、かなりの数のパンチに耐えたからね」

──ゲイジー対トプリアになりそうですが。

「同感だ。面白くなるだろう。イリアはトラックのような衝撃で殴るし、ゲイジーもそうだ。ゲイジーが適切に準備すれば、楽しいものになる」

──現在はPPVではないので、今夜は少し異なる視聴体験となりました。放送中に多くの広告がありましたね。入場中やコーナーワーク中に広告が入ることもありましたが、これはファンが慣れなければならないことですか? それとも変更していく予定のプロセスですか?

「まだ(放送を)見ていない。そして、これらすべては進行中のプロセスだ。今は(PPV料金ではなく)8.99ドルなんだ(※米国で広告ありの月額料金)。以前のように大金を払っているわけじゃない。彼ら(パラマウント)も稼がなきゃいけないからな」

──それは彼らが決めたことですか? あるいはあなたが映像を見て「セミメインではやはりコーナーの声を聞かせるべきだ」と考えたりしますか? それとも「パラマウントが金を払っているんだから、彼らが決めることだ」という感じですか?

「それは事実(彼らが決める権利がある)だ。何だって? まずそこから始めよう。だが彼らはすでに信じられないほど協力的なので、一緒に解決していくよ」

──あなた個人にとっても、パラマウント・プラスでの新しい契約のスタート、そしてボクシングの開始という大きな夜でした。ホワイトハウス(大会)を控えていますが、この週末があなた個人にとってどれほどの意味を持ったか、教えていただけますか?

「2026年の終わりになれば、私にとって何らかの意味を持つだろう。私はそんな風には考えない。『わあ、今日は自分にとって特別な日だ』なんて思わない。私の考え方は、新しい契約に入り、特にボクシング側でやるべきことが山ほどあるということだ。毎年12月26日頃から10日間ほど休暇を取るんだが、その時に“今年はどんな年だったか、27年はどうするか”と考え始める。だから年末になれば、その時の状況に応じて考えることになるだろう」

アコスタの未来は明るい。シウバは風変わりだが背中に飛び乗ったのはクールだ。レフェリーの負傷は──


(C)Zuffa LLC/UFC

──ワルド・アコスタのパフォーマンスをどう見ましたか? 今週はずっとデリック・ルイスがトランプのお気に入りだという話でしたが。アコスタはスーパースターになり、実質的に毎月でも戦いたいと言っているようですが。

「デリックが戦うとは言っていない。大統領がデリック・ルイスを大好きだと言ったんだ。だから試合結果次第だったが、彼(アコスタ)をあの試合に組んだのは、彼が我々の愛するタイプの男だからだ。常に戦いたがり、直前のオファーを受け、アイポークをされても戻ってきて戦い続ける。彼の未来は明るいと思うよ。今年6回戦いたいと言っているが、最高じゃないか」

──『こんなクソみたいなことは二度とごめんだ』と言って、試合を中止にしたの今週全体についてはどう思いましたか? 風変わりなキャラクターで、記者会見では自分のことを自閉症だと呼び続け、試合後にはアーノルド・アレンの背中に飛び乗りました。

「背中に飛び乗ったのは、実はクールだと思ったよ。非常に身体能力が高い。ああ、他の部分はかなり風変わりだね。君に同意するよ」

──それからナタリア・シウバですが、ローズとの試合に向けて、ローズを倒せばタイトル挑戦権を約束されていると言っていましたが、正確ですか?

「イエスだ」

──それからアテバ・グーティエは、スーパースターになるための要素をすべて揃えているようです。彼は初めて15分間戦い抜き、ネットでは「底が割れた」と言う声もありますが、本人は3Rを経験できて非常に嬉しいと言っています。彼のパフォーマンスをどう見ましたか?

「ああ、いいんじゃないか。何と言ってほしいか分からないが、いいと思うよ」

──最後に一点、この試合とは無関係ですが、コナー・マクレガーが数週間前にライブ配信を行い、契約交渉について聞かれた際、PPVの売上に関わる部分が多かったため、現在はPPVがないので契約は実質的に無効(voided)になったと言っていました。

「誰が言ったんだ?」

──コナーです。その発言を聞いていますか? 彼は契約状況のせいで再交渉に入ると言っていました。

「聞いていないな」

──素晴らしい夜におめでとうございます。ホワイトハウス大会で複数のタイトル戦が行われるという噂がありますが、どうスケジュールを調整するのですか?

「私がそんなことを言ったか?」

──それが噂になっています。

「誰からだ? どこの噂だ? どこで見た?」

──ネット上の多くの人々です。

「ああ、なるほど。そりゃ信憑性が高そうだ(笑)。私はホワイトハウスについて一言も言っていないし、我々はまだ話しもしない。考えることも、何もしない。月曜日まではね」

──わかりました。もう一つ。ファンは、UFCの過去のアーカイブがもっとParamount+に追加されるのか気にしています。ナンバリング大会は多いですが、ファイトナイトをもっと見たいという声があります。計画はありますか?

「ファイトナイトは上がっていないのか?」

──メインイベントは多いですが、過去のアンダーカードなども見たいというファンがいます。

「オーケー、誰が言ったんだ?」

──ネット上の多くのファンです。

「分かった、私が対応しよう」

──多くの人の予想に反して、これは史上最高のイベントの一つになりました。これほどの内容を提供できたことをどれほど誇りに思いますか?

「私はそんな風には決して感じない。どんなことに対してもね。私は他の誰とも違う視点でショーを見ている。常に、来週末を今週末よりも良くするにはどうすればいいか、それだけを考えている。君の質問に答えられたか分からないが」

──トム・アスピナルの目の状態と、シリル・ガーヌとの再戦についてアップデートはありますか?

「おお、勘弁してくれ、アスピナルの目の話はさせないでくれ。どうやら2回目の手術に行くか、あるいは受けたところらしい。手術と言っても注射のことだが。私には分からない。彼からコメントを取ってくれ。私が何か言うとまずいからな」

──アルマン(ツァルキヤン)が今回の暫定王座戦から外されたというファンがいますが、彼と話しましたか?

「彼らは正しいよ。今夜彼と会って『やあ』と言っただけだ。握手して挨拶した」

──ホワイトハウスまでのカードに入っていますか?

「パッと思い出せないが、入っていないと思う。おそらくね」

──まだ一部の地域ではPPVを続けています。カナダやイギリスの人々が「パラマウントに登録しなきゃ。これは何だ?」と言っているのを見ました。高額な料金を支払っているファンにメッセージはありますか?

「メッセージ?」

──米国の状況を羨ましがっていると思うので。

「まあ、アメリカでPPVをやっていた時も、他の地域ではPPVはほとんど存在しなかった。イギリス、オーストラリア、カナダくらいだ。世界の他の地域では、持っているサブスクリプションで無料で見られていた。それがビジネスというものだ」

──ストリーミングの遅延(ディレイ)がライブベッティングに影響するという懸念については?

「考えたこともなかった。素晴らしい質問だ。だが……遅延がひどければライブベッティングはできないだろう。賭けようとした時には終わっているかもしれない。だが遅延は15秒か20秒程度のはずだ。巨大な遅延があるわけじゃない。私が海外の休暇先などで試合を観ている時、マッチメーカーたちとグループチャットをしているが、私の映像は20秒か30秒遅れている程度だ。その質問への正確な答えは持ち合わせていない」

──最後に。ジャスティン・ゲイジーは今夜、史上初の2度の暫定王者となり、UFC史上最多タイのファイト・オブ・ザ・ナイト・ボーナスを獲得して、偉大さをさらに確固たるものにしました。彼は今週初め、「オファーがあったが(UFCから)返答がない」とコメントしていました。彼と話し合って、同じ考えになれましたか?

「オーケー。私は選手の金の話はしない。彼が話したいなら話せばいい。私はしない」

──会場の演出が変わりましたね。カーテンの演出やブルース・バッファーのイントロなど。これらは定着しますか? それとも今夜限りのものですか?

「ああ、あれは今夜のローンチ用だ。イベントの内容に応じて常に違うことをやっているが、今夜のテレビ放送では新しいグラフィックス・パッケージを使い、ショーの雰囲気も違っただろう。コマーシャルについての不満も出ているようだが、まあ、同じようなことだ」

──ドミニク・クルーズが殿堂入りします。チャンピオンとして、そして現在は解説者である彼についての思いを聞かせてください。

「間違いなくレジェンドだ。だから解説チームにいる。彼は多くの偉大なことを成し遂げてきた。大きな試合のプレッシャーやタイトル戦がどんなものかを知っている人間がチームにいるのは素晴らしい。ドムはWECから統合した際、あの階級を築き上げるのを手伝ってくれた一人だ。ありがとう」

──アーリープレリムで大きな話題となった、ジョシュ・ホキットの試合後インタビューは見ましたか? どう思われましたか?

「見ていない。話は聞いたが、見ていないんだ。……あまり好きじゃないな(笑)」

──誰も聞きませんが、レフェリーが試合中にACL(前十字靭帯)を切った件について。

「アキレス腱かACLか? ACLか。あんなの見たことあるか? ブルース・バッファーだけだ。戦っていないのにACLを切ったのを見たのはバッファーだけだったよ」

──今夜のウマル(ヌルマゴメドフ)については?

「ああ、良かったよ。ウマルについて悪く言うことなんてないだろう。他に質問は? レフェリーは試合開始5分くらいでACLをやったんだな。担ぎ出されていたよ。OK、おやすみ、みんな。ありがとう」

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