▼第5試合 -61kg契約 3分3R延長1R
〇前口太尊(TEAM TEPPEN/元J-NETWORKライト級王者)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-27
×氏原文男(フリー/初代WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)
前口は2010年4月にプロデビューし、同年のJ-NETWORK新人王に。2013年8月にはJ-NETWORKライト級王座を獲得した。パンチを武器にトップクラスで活躍し、近年は『KNOCK OUT』を主戦場に。2019年5月付けでPHOENIXからTEAM TEPPENへ円満移籍し、7月にRISE初参戦するも直樹に初回KO負けを喫した。現在5連敗中と厳しい状況にある。
その前口と対戦する氏原は、過去に心・センチャイジムのリングネームで活躍。初代WBCムエタイ日本統一王者に輝き、アヌワット・ゲオサムリットを相手に敗れはしたものの大激闘を展開した。その後プロボクシングの道に進むとA級まで駆け上がったが、キックに心残りがあり今回カムバックを果たす。
1R、前口はパンチだけにならず右ローをしっかりと蹴っていく。右ストレートを顔面とボディに散らし、ジャブを突いて距離をとる。氏原は前足重心が直っていないのか、ローで大きくバランスを崩す。
2R、氏原は右ローを蹴り、接近戦でパンチのコンビネーションを繰り出すが前口の荒々しいパンチにクリンチする場面が多い。前口は後ろ蹴りも繰り出す。
3R、氏原は打ち合いに出るが前口のパンチがヒット。右アッパーのクリーンヒットで前口がさらに前へ出ていくと氏原はクリンチ。前口も組み付きに行き、試合は泥試合の様相を呈す。氏原の右ミドルをキャッチした前口が氏原と同体で倒れると、氏原は後頭部をマットに打ちつけて動けなくなってしまった。
レフェリー陣が長い時間協議し、アクシデントだったとの判断で氏原のダメージの回復を待って試合再開。両者打ち合い、前口は右のパンチを連打。氏原もパンチを出すが前口の勢いが優り、判定3-0で前口がRISE初勝利を飾った。
▼第4試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
×堀尾竜司(TRY HARD GYM/バンタム級3位、第4代Krushスーパー・バンタム級王者)
判定0-3 ※27-30×3
〇門口佳佑(EX ARES/フェザー級9位、那須川天心挑戦者決定トーナメント優勝)
堀尾はスピードを活かした戦い方で飛びヒザ蹴りを得意とし、最近ではRIZINでキックボクシングルールの試合を2試合行っている。RIZIN帰りの今回、階級をバンタム級からフェザー級に上げての第一戦に臨む。
対する門口は那須川天心挑戦者決定トーナメントで優勝し、那須川と拳を交えたこともある。その後のプロデビュー以来、破壊力のあるパンチと蹴りでプロ6戦無敗。ついに大物との対戦を迎えることになった。
1R、堀尾は時折ジャンプのフェイントを入れつつパンチを繰り出す。サウスポーの門口は三日月蹴り、左ローを蹴り、堀尾が細かくパンチをまとめても一発で帳消しにする強打を入れる。
2R、堀尾はコンビネーションやジャンプしてのパンチ&キックなど変則的な動きで動き回るが、門口が強烈な三日月蹴り、ヒザ蹴り、ボディブローと徹底してボディを攻め、堀尾をコーナーへ釘付けにする。
3R、堀尾は至近距離でのパンチとヒザの打ち合いを挑むが、門口の三日月蹴り連打で身体を丸めてしまう。ヒザ蹴りとボディブローで堀尾を追い詰める門口。堀尾も飛び技やヒザ蹴りで必死の応戦。最後まで打ち合いが繰り広げられたが、門口がパワーの違いを見せつけ、堀尾を下した。