▼第3試合 -61.5kg契約 3分3R延長1R
×竹内皇貴(チームドラゴン/スーパーフェザー級8位)
判定0-3 ※28-30、29-29、28-29
〇キム・ウスン(仁川ムビジム/2018年MKF YOUTH TOURNAMENT優勝)
竹内はまるで足元に根が生えたかのようにその場に立ち止まっての打ち合いを繰り広げ、決して下がらない“不退王”。当初は10月末に中国遠征を予定していたが、大会が中止になり今大会へ参戦することとなった。
対するウスンはイ・ソンヒョン、チャンヒョン・リーを育てた仁川ムビジム・キム会長の息子。13戦全勝の戦績で7月のRIS×MKFの対抗戦ではWPMF王者の長谷川健をKOしている。韓国より実力者が日本初襲来を果たした。
1R、ガッチリとガードを固める竹内にウスンがワンツー、左ボディのコンビネーションパンチで一気に襲い掛かり、そのスピードにどよめきが起こる。ウスンはその後も左インローを蹴りつつ、パンチのコンビネーションを回転。竹内はそれに左ミドルやローを合わせに行く。
2R、ウスンはガードをガッチリと固める竹内に何度もワンツーの強烈な右ストレートを叩きつけるが竹内のガードは崩れない。竹内はガードしながらロー、ミドル、ヒザを蹴る。
3Rも左右に構えを変えながらワンツーでストレートを強打するウスン。竹内はガードを固めてミドル、ロー、ヒザ蹴りで応戦。竹内はクリーンヒットを許さず、手数は少ないながらも攻撃を当てていったが、その手数とアグレッシブに大きな差がありウスンが日本デビュー戦を勝利で飾った。
▼第2試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
×森香津眞(チームドラゴン/同級3位、2018年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝)
判定0-3 ※27-29、27-29、27-30
〇伊藤澄哉(戦ジム)
強烈な左ボディを始めとする強打で2018年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝、4戦4勝4KOをマークしていた森が、7月の山口侑馬戦で喫した初敗北以来の再起戦に臨む。
その対戦相手は、5月の『巌流島』に“無敗の喧嘩師”として参戦した伊藤。地下格闘技『益荒男』と『飛車角』の王者で17勝(15KO)無敗。元々はジュニアキックボクシングで名をはせた選手であり、2010年12月にはM-1ジュニア大会で小笠原瑛作を破ってM-1 50kg王者となっている。巌流島でベテランのムエタイ戦士クンタップに押し出しで敗れたが、今回は立ち技でのプロデビュー戦に臨む。
1R、伊藤は前蹴りで森を転倒させ、頻繁に構えをスイッチする。森はミドルとローを散らして蹴り、伊藤が蹴ってくると必ず左右のパンチを合わせる。
2Rもミドルとローを蹴っていく森だが、伊藤がパンチに合わせたカウンターのヒザを何度も突き刺す。さらに強烈な右も叩きつける。森はジャブを当てにいくが、蹴りの空振りも目立つ。
3R、伊藤はさらに圧力を強めて前へ出る。森はカウンター待ちとなるが、右ローの出し際に右のパンチを合わされてダウンを奪われる。森は思い切って打ち合いに行くが、伊藤がかわして逆にパンチを入れ、判定3-0で勝利。デビュー戦にしてランカーを破った。
▼第1試合 -64kg契約 3分3R
〇KENTA(HAYATO GYM/JAPAN CUP 2016 -65㎏級優勝)
TKO 2R 2分57秒 ※レフェリーストップ
×廣野孝文(KING LEO)
1Rはローの蹴り合い。KENTAが左ミドルを使い始めるとリズムをつかむが、廣野は荒々しい左右フックで前へ出てくる。
2Rもどんどん前へ出てくる廣野だが、KENTAは下がりながらも左右ミドルをしっかりと当て、ミドルからのパンチにつなげる。このミドルからの右ストレートでダウンを奪うと廣野はフラフラになりながらも立ち上がる。しかし、KENTAの右をもらって大きくフラついたところでレフェリーストップ。KENTAがTKO勝ちを収めた。