試合後のコメントでも自信に満ち溢れていたシェイドゥラエフ
2025年12月31日(水)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN師走の超強者祭り』にて、第14試合のRIZINフェザー級(66.0kg)選手権試合5分3Rで挑戦者・朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)を1R2分54秒、TKOで破り王座防衛に成功した王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)が試合後インタビューに答えた。
彼はレスリングや寝技はイマイチ
「今いちばん嬉しい気持ちです。試合自体が簡単でした。重要なのは、怪我なしに早期フィニッシュをしたことです」
――10周年という記念すべき大会で、さいたまスーパーアリーナもスタジアムバージョンという広い会場でした。セレモニーや入場シーンを現場でどう感じましたか?
「会場の雰囲気を言葉で説明できないくらい最高の雰囲気でしたさらにリングに上がったときにファンの皆さんの応援を聞いて、もっとモチベーションがあがりました。『このタイミングで、勝たなければいけない』という印象でした」
「選手として、いい選手で、ストライキングが結構上手ですけど、レスリングや寝技はちょっと、イマイチです。ですから今回私が掴んでグラウンドに落としたときにほとんど彼は動けない、出られない状態でした。スタミナとレスリングは足りないですね。ちょっと、弱いと感じました」
――試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
「2026年もRIZINとともにもっと盛り上げていきたいです。RIZINがどういう対戦相手を選定してくれるか、どういう相手と組んでくれてもそのオファーを喜んで受けて対戦します。対戦相手を一切選ばない。アメリカ人でも、日本人でも世界中どこから来ても、対戦します」
――ライト級王者になったノジモフ選手に対戦について聞いたら、あまり乗り気ではない様子でした。
「ノジモフ選手と私は2、3年前くらいにタイで一緒に練習していました。仲のいい友人ですので、彼との試合はあまり好ましくない、戦いたくない。私は71kgのライト級のベルトをすごく欲しくて2階級王者を狙っていましたけど、ほかの選手が持っていたら必ず奪い取っていたかもしれないです。そうですね、ノジモフとは試合しません」

――未来選手に上からパンチをたくさん打っていましたが、レフェリーに対して、もっと早くストップしてほしいと思いましたか?
「朝倉選手にグラウンドで打撃をしていたときにレフェリーがもっと早く止めるかなと思っていましたが止めなかったから打ち続けました。ですけど、結構怪我をするほどたくさん打撃をしましたが、これは試合なので、しょうがないですね」
――なぜ、試合中そり投げを何回か使っていたのか、その理由を教えていただけますか。
「ちょうどいいタイミングだったので何回も連続しました。投げ技を。理由はより会場を盛り上げるために迫力あるパフォーマンスを見せたかったからです」
――フィニッシュのパウンドですが、何発めくらいで「自分が勝った」という感触がありましたか。
「どのタイミングで勝利を手に入れたとは一切考えなかったですけど、打撃をしているときにこの状態から彼がもしかしたら立つかもしれないということを考えながら打撃をしていましたけど、試合後にひとつわかったのは、連続して投げたときに首をケガしていたようです。それに加えて何回も打撃をしたので、結構ダメージが大きかったと思います」

――わざと頭から落としてダメージを与えようという意図がありましたか?
「そうですね、彼に投げ技をしたときに、みごとにレスリングの技を見せて会場が盛り上がるように素晴らしい内容にしたかったです」
――ダメージを与える意図が?
「ケガをする、ダメージを与えるというような目的はなかったです」
――現在sherdogの世界のフェザー級ランキングでは、シェイドゥラエフ選手はトップ10に入っていませんが、その参考選手、noticeful fighter に入っています。そのために他団体で戦いたい選手はいますか。たとえばPFLのヒズリエフ選手が今10位ですが興味はありますか。
「特にそう言うことは気にしません。誰とでも、どの団体の選手でも戦えるように準備が整っています。どの団体の選手とでも戦えるように。付け加えたいのですが、グローバルランキングで、私のように17戦無敗で全て、1R、2Rでフィニッシュしている選手はいません」





