キックボクシング
レポート

【ホーストカップ】レンタがHIROにリベンジ、國本真義が引退試合で防衛に成功、青木洋輔も引退試合で王座獲得

2025/12/28 23:12

▼ダブルメインイベント(第11試合)HOOSTCUP日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R延長1R
〇國本真義(MEIBUKAI/元WMCインターコンチネンタルバンタム級王者・元S-BATTELバンタム級王者/王者)
延長R 判定 ※10-9×3
×保井広輝(DEEP☆KICK推薦/Lot Gym/DEEP☆KICK 55kg王者/挑戦者)
※國本が防衛に成功。本戦の判定は48-48×2、48-47。


 國本はこれが防衛戦にして引退試合。長きにわたり、S-BATTEL、HOOST CUP、アクセル、KNOCK OUT、REBELSなどで活躍してきたこれが60戦目の大ベテラン。

 挑戦者の保井は今年5月のDEEP☆KICK55Kg王座決定戦で王座を獲得した。

 1R、國本が左インローで先制し、右ローにつなげる。保井はジャブ。國本のローにジャブを合わせていく保井。左ボディを打つ保井に左フックを狙う國本。パンチからローを徹底して蹴る國本に保井は前蹴り。静かな立ち上がりとなった。

 2Rも國本のローにジャブを合わせていく保井。ワンツーで切り込む保井は右カーフも蹴る。ローの蹴り合いから右ストレートを狙うのは國本、保井もワンツーで切り込む。國本の右フックをかわした保井がワンツー。保井がジャブを当て続ける。

 3Rもジャブを突く保井に國本は右ロー。保井の左フックをブロックした國本が右フックを返そうとしたところへ、保井が左フックのカウンターでダウンを奪う。保井はジャブ、左ボディ。國本はワンツーで前へ出るが、ジャブで突き放される。さらに右ローで攻める國本に保井はテンカオで応戦。ロープを背負った保井に國本は右ストレートと左ボディ。保井はジャブと右カーフ。

 4R、前に出る國本がジャブ&右ロー。どんどん右ローを蹴る國本に保井は前へ出てのワンツー。パンチで前に出る國本へ右ストレート、ジャブを当てる保井。ワンツーから右ローで攻めていく國本だが保井のジャブも決まる。國本が顔面前蹴り、右ボディストレート、右ローと攻勢に出るも、保井は前蹴り。

 5R、ローの蹴り合いからワンツー・右ローで前へ出るのは國本。さらに顔面前蹴り。國本の右ローに保井はジャブで応戦も、國本の手数が上回る。右ローへつなぐコンビネーションを何度も繰り出す國本。最後にパンチをまとめて打った。

 本戦の判定はジャッジ1名が國本を支持したがドロー。延長戦へ。保井のワンツーに國本が右ローを返していく展開。保井のワンツーに國本がワンツーを返してヒットを奪う。國本は左目上から流血するが、右ローを蹴り続ける。保井は右ヒザを顔面へ突き上げるが届かない。前へ出る國本は右ローを蹴り続け、保井がパンチで迎え撃つ。

 判定は3-0で國本が執念の勝利。自らの引退試合を勝利で飾った。リング上ではそのまま引退セレモニーが行われ、「今日は今まで本当にプロ15年、空手から言えば30年くらい長い間応援ありがとうございました」とたくさんの関係者と両親にお礼を述べ、「誰一人欠けていても今日僕はここにいなかったと思います。僕は何も持ってなかったんですけれど、たくさんの優しい人たちに支えられて感謝しています。これからは違う形で格闘技に貢献していきたいと思います」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年11月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント