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【ボクシング】井上尚弥が判定勝ちで世界戦史上最多27連勝、中谷潤人がスーパーバンタム級第一戦で辛勝、堤麗斗がTKO勝ち、今永虎雅がダウン奪われプロ初黒星

2025/12/27 19:12

▼ライト級 3分10R
×今永虎雅(大橋ジム/前日本ライト級王者)
判定1-2 ※96-93、94-95×2
〇エリドソン・ガルシア(ドミニカ共和国)


 9勝(5KO)無敗の今永が、WBO世界スーパーフェザー級10位のガルシアと対戦。

 1R、サウスポー同士。ガルシアのジャブに左のクロスを被せる今永。

 2R、ワンツーで飛び込むガルシアにジャブを返していく今永。鋭いジャブで前に出る今永、場内からは手拍子が沸き起こる。ガルシアは飛び込んで左右ボディ、今永はジャブを突いて右ボディ。

 3R、今永のジャブに左ストレートを打つガルシア。前に出る今永はジャブと右ボディ、ガルシアの左フックはしっかりブロックする。圧をかけ続ける今永にガルシアは手数が少ない。

 4R、始まってすぐに左フックをもらった今永だが左ボディ。ガルシアが頭を下げて近付いてくるところにアッパーを突き上げる。終盤に今永がジャブを起点に左ストレート、左アッパーからの右フックで攻勢に。

 5R、ジャブでボディを打つガルシアにジャブを突き続ける今永。ガルシアは飛び込んでの左フック。今永の左右ボディにガルシアもすぐに左右ボディを打ち返す。ガルシアの左フックには右フックをリターンする今永。

 6Rもジャブで前に出る今永は左の強打も放つ。ガルシアもジャブの手数を増やし、頭を下げて入って来るが今永はそこへ左フックを合わせる。大きな左フックを打つガルシアだが、ブロックした今永はすぐにジャブ。

 7R、今永ジャブから右ボディ、ガルシアは左ストレート。今永が左ボディから左ストレート、ガードを固めるガルシアに右アッパー。今永は左ボディストレートも突き刺す。ガルシアも前に出て左右フックを繰り出すが、今永はかわしていく。

 8Rが始まってすぐ、左フックを空振りしたがる試合に今永が左ボディを放ったところにガルシアが右フックを打ち込んでダウンを奪う。声を上げながら前に出るガルシアが左右フックとアッパー、今永はクリンチしつつ左ボディもガルシアの左右フックを浴びる。右フックを返す今永にガルシアは左右ボディ、左フックに動きが止まる今永。ガルシアは左右フック、アッパーを打つが今永はかわした。

 9R、ジャブを打つ今永に飛び込んでの左ストレート、右フックを見せるガルシア。ジャブでペースを取り戻した今永は左ストレート、ガルシアはすぐに左ボディを返す。ガルシアの左右フックに今永は左右ボディ。今永のジャブに左ストレートをリターンするガルシア。


 最終10R、ガルシアの右フックをかわして左ボディを打ち込む今永。ガルシアの左ストレートを被弾する今永はボディを打ち返す。最後は攻めた今永だがガルシアも譲らなかった。

 判定は2-1でガルシアが勝利。今永は10戦目でのプロ初黒星となった。

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