▼第13試合 無差別級ワンマッチ キックルール
〇りゅう君
延長戦 判定5-0
×赤パンニキ

りゅう君こと勝本竜矢は2016年第27回全日本新空手道選手権大会 K-2GRAND PRIX 2016軽中量級&中量級優勝の実績を持ち、同日2階級制覇は新空手史上初。2016年7月に64kgでRISEでプロデビューしたが、63kg契約の試合で体重オーバー。

そのため無期限出場停止処分となり、「腐ってしまって」それから4年の月日を経て増量。2020年9月のKNOCK OUTで復帰戦を行ったが吉野友規に敗れた。その後は新日本キックボクシング協会などで試合を行っていた。

今回はBDで5勝無敗を誇る赤パンと対戦する。なんと、レフェリーはりゅうの父・勝本氏が務める。

左フックからの右アッパー、左右フックで先制する赤パン。りゅうがヒザ蹴りの連打で圧倒するが、赤パンもパンチで応戦。

りゅうが左ハイから左右フック、赤パンも左右フックで前に出るが、首相撲からのヒザ蹴り連打に捕まる。りゅうの右ハイにも赤パンは下がらず左右フックで前に出る。

判定はオーディエンスのみがりゅうを支持したがドロー。延長戦へ。

りゅうは右ハイから左右フック、赤パンの左右フックに右ローで対抗する。りゅうは前蹴りと左右ミドル、右ロー。赤パンはワンツーで前へ出る。

りゅうは首相撲からヒザ蹴り、さらにコカす。左右ミドルのりゅうに赤パンは左右フック。最後の場面で赤パンがワンツーで前へ出た。

判定5-0でりゅうが勝利。赤パンはBD初黒星となり、悔しさのあまりりゅうに襲い掛かる。セキュリティが止めに入り、ケージ内は大混乱に。さらに村田がマイクを持ち「判定おかしいだろ。赤パン勝ってただろ。レフェリーがりゅう君のお父さんなんだけど、1回ローブロー喰らってるんだけど。ふざけるなよ。ローブローなんでとらないんだよ」と怒りのマイク。

大混乱が続く中、りゅう君は「おいおい、全員下がれバーカ! 俺のステージだからすげえ疲れた」とマイクで話すが、赤パンは「判定どうなってんだよ。お前、試合終わった時に手を膝を着いてただろ。お前の負けだ」と反撃。

りゅう君は「このバカパンが。お前の負け、俺の勝ち。それだけなんだよ。格闘技とマイクって勝った奴しか発言権がないんだよ。負けたヤツはさっさとすっこんでろ。バーカ! あと、勝ち逃げするわけじゃないけれど俺はこの試合で引退するの。もう無理、疲れた、ありがとう」と、レフェリーとは思えない口の悪さでマイクアピールした。


