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【修斗】宇野薫が2年1カ月ぶりMMA復帰戦で毛利昭彦に判定勝ちで6年ぶり修斗で勝利。「関西選抜vs闘裸男中国九州選抜」で磯城嶋一真が宇藤彰貴に3R TKO勝ち、若宮龍斗、諸石一砂が左の蹴りで連続KO

2025/12/07 17:12
【修斗】宇野薫が2年1カ月ぶりMMA復帰戦で毛利昭彦に判定勝ちで6年ぶり修斗で勝利。「関西選抜vs闘裸男中国九州選抜」で磯城嶋一真が宇藤彰貴に3R TKO勝ち、若宮龍斗、諸石一砂が左の蹴りで連続KO

(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI/TORAO

 2025年12月7日(日)山口県山口市のKDDI維新ホールにて、プロフェッショナル修斗公式戦『TORAO37』(ツイキャスPPV配信)が開催された。宇野薫(UNO DOJO)が2年1カ月ぶりにMMA復帰。地元の毛利昭彦(毛利道場)と50歳対決に臨んだ。

プロフェッショナル修斗 公式戦 山口大会「TORAO37」速報

2025年12月7日(日)山口県山口市/KDDI維新ホール
開場14:30 開始15:00 ツイキャス配信
TORAO NATION STATE主催

ぶんなげグループ提供試合
▼-68.0kg契約 5分3R ※選手名から前戦
〇宇野 薫(UNO DOJO)67.9kg
[判定3-0] ※30-27×3
×毛利昭彦(毛利道場)67.8kg

 宇野は、1996年10月、21歳でプロデビューし30年目。今回で61戦目となる。2021年11月に行われた『VTJ2021』での原口央戦で判定負けし、試合後の練習中に負傷。約2年のブランクを経て、23年11月に48歳で試合復帰。

オーディン相手に2R TKO負けでMMA3連敗を喫したが、24年7月のTORAOのグラップリングマッチで一本勝ち。11月のTORAOでも田中半蔵とグラップリングでドローとなるなど、グラップリングで試合復帰を果たしていた。今回も約2年の期間を置いて、MMAに復帰する。

 対する毛利はここ3年間、年1回のペースで試合に臨み、2022年12月のTORAOで宮崎清孝を2R 肩固めで一本勝ち後、23年12月に児山佳宏に判定負け、2024年11月のDEEPでは同じく50歳の近藤有己に判定負けながら、フィニッシュさせない強さも見せている。

 早寿の2人だがグラップリングでも幅を広げ、MMAで現役を続けており、どちらが先に白星をつかむか。

 

 1R、
サウスポー構えから先に左右で詰める宇野。組むが右で差して体を入れ替える毛利。突き放す宇野は右ロー。レベルチェンジを見せながら組みも、ここも体を入れ替える毛利。毛利の押し込みにリストコントロールして右で細かいパンチ。

 足払いから崩して首相撲さらに、左で差してテイクダウン! 毛利がヒザを着いたところにバックからリアネイキドチョーク狙いも無理に獲りに行かず、サイドバックからパウンド。そしてバックに回るが足がかからず、前に落とす毛利。

 着地した宇野にシングルレッグからダブルレッグの毛利だが、切った宇野がバックに。両足はかけさせない毛利にサイドバックから腿を制して宇野がパウンド。

 2R、先に詰める宇野にワンツーの右を当てる毛利。しかし宇野はその打ち気にダブルレッグから崩し。背中を金網につけて立つ毛利は離れる。左を打つ毛利。ガードする宇野はシングルレッグ。片ひざ立ちからがぶりの毛利がバックに!

 正対した宇野はアームロックで回すが、毛利は三角絞めに。ヒザを立てた宇野に腕十字に切り替えた毛利。ここは宇野も立ち上がり座る毛利にパンチ、立ち上がりに右足をかけてバックに。対角の手首を掴んでコントロール。さらに回して両手を着かせると右足をかけに。

 背中を見せずケージを背に座る毛利だが、立たせない宇野は手首を持って腹にヒザ。さらにシングルレッグ。そこにヒジを突く毛利が立ち上がり、近距離で左を突く。力を使う展開。

 3R、グローブを合わせた両者、前に出て右を突く宇野に、三日月蹴りの毛利。組みに体を入れ替え合う両者はヒザ、離れる。

 ワンツーの右は宇野! しかしそのダブルレッグにがぶり狙い毛利。頭抜き先に立つ宇野は金網際で片ヒザ立ちの毛利のアゴ下に頭をつけて横に寝かせてバックに!

 正対狙う毛利に宇野はボディトライアングル。背後からパウンドし、右腕で絞めに! アゴ上から絞めるが組ませない毛利。横にずれて背後からパンチの宇野。残り45秒。ハンドファイトから残り20秒で腕十字を狙うが、ここで正対した毛利が中腰でパウンド。宇野は蹴り上げてホーン。毛利を摩嶋一整が笑顔で迎える。

 判定3-0(30-27×3)で宇野が勝利。2年1カ月ぶり復活。そして6年ぶりの修斗での勝利を掴んだ。勝利した宇野は「今日は会場、そして配信の応援ありがとうございます。毛利選手やはり強かったです。すごく気持ちの強さ、最後まで諦めない気持ちがすごく強くて。本当いい試合というか、気持ちで負けないようにというのを常に感じていました。また、これが今の僕の修斗、打投極。50歳の打投極、修斗です。もう少し……、もう少し続けてみたいと思いますんで、応援していただけたら嬉しいです。今日、ありがとうございました」とマイクで語った。

 また、判定で及ばず敗れた毛利は、「25年前から憧れていた宇野さんにちょっと今一歩届かなかったのは、まあ自分の弱さと思います。でも今日、宇野さんのおかげ、家族のおかげ、仲間のおかげ、道場のおかげで僕は一歩強くなりました。本当ありがとうございます。今日、僕がね、こうやって試合しなかったら、50歳になってもリングに上がったのは、こうやってみんなで集まって一緒に悲しんだり笑ったりできることを大事にしてやってます。まだ僕、弱いんで……、うん、どうしようか……ちょっとまだ整理つかないんですけど、帰って道場の仲間や今日来てくれた仲間とまたいろいろ話したいこともいっぱいあるし、話して今後を決めていきたいと思います。でも、また明日からみんなで一緒に強くなるんで、みんなよろしくお願いします、頑張ります」と地元のファンに語った。

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【関西選抜vs.闘裸男・中国九州選抜 対抗戦】

株式会社大熊警備隊提供試合
▼大将戦 フェザー級(-65.8kg)5分3R

×宇藤彰貴(ゴンズジム)65.6kg
[3R TKO]

〇磯城嶋一真(MMA Rangers Gym)65.7kg

 1R、オーソの磯城嶋にサウスポー構えから左フックで飛び込む宇藤は組んでバッククリンチでリフトし、テイクダウン。すぐに立つ磯城嶋になおも組んで押し込み左ヒザを横から回す。磯城嶋のヒザがローブローになり中断。再開。

 磯城嶋のワンツーの右にいったん後退した宇藤だが、すぐに左右で詰めて組みも磯城嶋のヒザで再びローブローに。「注意」で再開。

 またも右を伸ばす磯城嶋の組みヒザに左を返す宇藤。近い距離で右を当てるもスリップで下に。磯城嶋の飛び込みに腕十字を狙うが、すぐに対処する磯城嶋はサイドを奪いボディヒザでホーン。

 2R、左で差す磯城嶋にクリンチヒザの宇藤。右前蹴り、左ボディと上下に散らして右ストレートをヒットさせる磯城嶋。下になる宇藤は三角狙いから腕十字を伸ばしかけるが、腕のクラッチが外れた瞬間に立つ両者。宇藤はバッククリンチも正対した磯城嶋は支えつり込み足で宇藤をこかすが、すぐに立つ宇藤。両者ともに疲弊。

 3R、ボディ打ちから組みに行く磯城嶋。シングルレッグ、切る宇藤だがガードが上がらない。組んでサイドバックの磯城嶋のパウンドに宇藤は動けず。ついにレフェリーが間に入った。磯城嶋は2連続2KO。

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