キックボクシング
レポート

【ジャパンキック】睦雅がペッダムの牙城を崩せず判定負け、瀧澤博人が劣勢からヒジ打ちで逆転TKO勝ち!西原茉生はローマに完勝、細田昇吾がソッサイに初回悶絶KO勝ち

2025/11/23 18:11

▼ダブルメインイベント1(第10試合)株式会社ラクロPresents WMO世界フェザー級王座決定戦 3分5R
〇瀧澤博人(ビクトリージム/WMOインターナショナル フェザー級王者)
TKO 3R 1分25秒
×チャイトーン ウォー・ウラチャー(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級5位)
※瀧澤が新王座に就く。


 瀧澤は2024年7月にペットタイランド(タイ)とのWMO世界フェザー級王座決定戦に挑むも5R判定1-2で惜敗し、王座奪取はならず。前戦は2025年7月、ヌンプーシンに判定勝ち。チャイトーンはテレビマッチのPRYDE TVフェザー級4位、WMO世界フェザー級10位。


 1R、サウスポーのチャイトーンはグローブを合わせるふりをしていきなり左ロー。左ミドルを多用するチャイトーンに瀧澤は右インローを返していく。チャイトーンは左ミドルをフェイントにして踏み込んでの左ストレートを打つ。1Rは両者とも様子見。オープンスコアは10-10×3。


 2R、左ミドルを1Rよりも強く多く蹴るチャイトーンは、その左ミドルをフェイントにして飛び込んでの左ヒジでカットに成功。瀧澤は右目上から出血。その後も左ヒジを打って来るチャイトーンに瀧澤は右フックで迎え撃つ。さらに勢いを増して左ミドルを蹴るチャイトーン、瀧澤もスウェーでかわす。OPスコアはチャイトーンの10-9×3。


 3R、勢いに乗るチャイトーンは左ミドル、左ロー、そしてヒジ。瀧澤は右ローで応戦する。チャイトーンがパンチとヒジで攻め込み、瀧澤がロープを背負ったところで、左フックで飛び込んできたチャイトーンに瀧澤が起死回生の左ヒジ打ち。


 チャイトーンがバッタリと倒れ、そのまま起き上がることが出来ず。瀧澤が逆転TKO勝ちとなった。




 ベルトを巻いた瀧澤は嬉し涙を流した。


「1年前にこのベルトが獲れなくて、あの悔しさを一日も忘れることなく毎日努力してきました。諦めなければ夢はかなうって自分が今一番感じています。ムエタイに勝つのは日本キックボクシングの悲願です。僕はそれに挑戦したいと思っています。KOで倒したので僕のランキング入り可能性もあると思います。このベルトを切符にして次はラジャダムナンのチャンピオンに挑戦したいと思います」と、ペッシラーに挑戦宣言した。


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