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【UFC】オリベイラが地元でガムロットに一本勝ちで再起「ホロウェイとBMF戦を」、フィゲイレードが6連勝中ジャクソンを完封、アルヴァレスがUFC4連勝、1R TKO勝ちのアズウェルが盟友ヴァンと同じ12月大会出場をアピール、フライ級でフィーリョがキムラ極める、ムンジアル黒帯7度優勝メスキータが一本勝ちUFCデビュー

2025/10/12 05:10

▼女子バンタム級 5分3R
〇ビア・メスキータ(ブラジル)6勝0敗(UFC1勝0敗)※IBJJF殿堂・LFA女子バンタム級王者 136lbs/61.69kg
[2R 2分14秒 リアネイキドチョーク]

×イリーナ・アレクシーヴァ(ロシア)5勝4敗(UFC1勝3敗)135.5lbs/61.46kg

 女子バンタム級。ムンジアル黒帯で7度の世界一に輝き殿堂入り、ADCC準優勝などノーギでも活躍したブラジルのビア・メスキータがUFCデビュー。24年6月に33歳でMMAデビューし、1年4カ月。リアネイキドチョークで一本勝ちを積み上げ、LFAでもタイトルを獲得してオクタタゴンデビューとなる。現女子バンタム級王者ケイラ・ハリソンと同門のATT所属の34歳。

 対するアレクシーヴァは、2012年のロシア・シニア選手権78kg以下級で銅メダルを獲得した柔道家。サンボでもロシアと欧州で優勝。19年3月にMMAデビューし、21年にBellatorで判定勝ち後、UFCで同じ柔道家のステファニー・エッガーに1R ヒザ十字を極めて一本勝ちも、メリッサ・ディクソン、クラウディア・シグワ相手に判定負けで2連敗中。MMA5勝3敗(UFC1勝2敗)の35歳。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に中央はアレクシーヴァ。左ローを見せる。遠間に立つメスキータに、アレクシーヴァは左ジャブでけん制。メスキータは右を伸ばす。プレッシャーをかけるアレクシーヴァに右を振って右で差して組んで押し込むメスキータはボディロックから小外でテイクダウンし、そのままマウントでパウンド! アレクシーヴァは胴をクラッチするが、はがしたメスキータは右ヒジ。ブリッジを試みるアレクシーヴァに安定感あるメスキータは動じず。右腕を頭後ろで左手で縛るメスキータは空いた右ヒジを落とす。

 顔面から出血したアレクシーヴァ。リアネイキドチョークの得意なメスキータに背中は見せないが、メスキータは腕十字の動きも見せつつ、強いパウンドでアレクシーヴァの傷口を大きくする。

 2R、スイッチしながら前に出るアレクシーヴァ。左右ロー。メスキータの遠間からの右。アレクシーヴァの右の打ち終わりにシングルレッグからダブルレッグテイクダウンのメスキータ。レッグドラッグからサイド。マウント。パウンドをもらいたくないアレクシーヴァが背中を見せたところでバック。すぐにリアネイキドチョークを極めた。

 試合後、メスキータは「ブラジルでデビューできて本当に嬉しい。アメリカントップチームのサポートがあってここまで来られて、精神的にも最高の形で試合に臨めた。素晴らしい試合を見せられたと思っている。身体も問題ない。できるだけ早くまた戻ってきたい」と語った。

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