Shimizu presents BOM OUROBOROS 20252025年10月5日(日)神奈川・横須賀アリーナ※U-NEXTにてLIVE配信
▼第16試合 BOMフェザー級(-57.15kg)王座決定戦 3分5R×ケンサイアム・シットブーンサコーン(タイ)KO 1R 3分00秒 ※左ヒザ蹴り〇吏亜夢(ZERO/WMC日本スーパーフェザー級王者)※吏亜夢が新王座に就く。 7連勝中の吏亜夢は2本目のタイトルを獲得し、念願の朝陽との対戦に向けて前進なるか。
1R序盤からどんどん前へ出て右ミドルを中心に攻撃していくケンサイアム。吏亜夢は右ボディ、ヒザ、右ミドルとケンサイアムのボディを攻めていく。
このボディ攻めで前へ出られなくなってきたケンサイアム。吏亜夢のボディ攻撃は続き、左ヒザがボディにグサリと突き刺さるとケンサイアムは悶絶。吏亜夢がベルトを巻いた。
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▼第15試合 BOMフライ級(-50.80kg)王座決定戦 3分5R〇シンイチ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)判定3-0 ※49-48×3×れい(湘南格闘クラブ)※シンイチが新王座に就く。 シンイチは西日本のムエタイ名門、石井一成擁するエクシンディコンジャパンで育った俊英。2025年7月に松田虎之介をTKOで破り、ルンピニージャパン認定フライ級王座に就いたばかりだ。
1R、パンチで攻めるれいに対し、シンイチは蹴り主体。シンイチは蹴りから左右フックにつなぎ、れいは速いワンツーから左右フックとコンビネーションを放つ。
2R、ミドルの蹴り合い中心のラウンドに。両者とも蹴りからのパンチを打つが、決定打はなくこのラウンドが終わる。
3R、よく動くれいだが、シンイチは前蹴りでボディを狙い、三日月蹴りでれいが下がるとボディを攻めていった。
4Rもよく動くれいのボディに攻撃を集中させ、前蹴り、三日月、ワンツーを打つシンイチ。れいもワンツーと右ミドルで対抗。
5Rもボディを攻めるシンイチにれいは回り込みながら反撃の機会をうかがう。れいはワンツーを繰り出すが単発で、シンイチの蹴りからパンチが目立つ。
判定3-0でシンイチが二冠王となった。
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▼第14試合 BOM OFGスーパーフェザー級(-58.97kg) 3分3R×パルコ・レンジャージム(レンジャージム)TKO 2R 1分43秒 ※レフェリーストップ〇しょーい(湘南格闘クラブ/IPCC日本フェザー級王者)
1R、積極的に攻めていくのはしょーいで、右のパンチを多用。蹴り足をキャッチしてのコカしも見せる。パルコの眉間がカットされて流血。ドクターチェックに。
2R、しょーいは左フックをヒットさせると左右ヒジの乱れ打ち。これでパルコを追い込むと、最後はコーナーへ詰めての左右フックとヒジの連打でレフェリーストップとなった。
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▼第13試合 BOM 105lbs 2分3R△ペットサイパーン・シットパナンチューン(タイ)ドロー 判定1-0 ※29-28、29-29×2△カナ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/IMSA世界ピン級王者) カナはアマチュアで5つのタイトルを獲得し、2022年12月、タイでのプロデビュー戦でIMSA初代ピン級王座を獲得。2戦目でミネルヴァ認定ピン級王者の撫子、4戦目でJ-GIRLS&WMC日本の2冠王MIREYを破るという快進撃を続け、2024年3月にはタイの『RWS』に初参戦で勝利を得た。2024年7月、パヤーフォンに挑むも初黒星。
高校卒業後の2025年4月、韓国での再起戦を5R判定で勝利で飾ると、6月にはラジャダムナンスタジアム『FAIRTEX FIGHT』で初回KO勝ち。2025年8月、2度目のRWSに挑んだがペットサイパーンに判定で敗れた。今回はダイレクトリマッチに臨む。
1R、右ローを集中的に蹴るカナにペットサイパーンはさっそく前へ出て組み付きに来る。カナはバックステップで回り込んでこれをかわし、左ボディや左ミドルを当てに行く。
2Rもしつこく組みに来るペットサイパーン。カナは組まれ際に左の縦ヒジを合わせに行く。離れて戦いたいカナは組まれ際にパンチも打つが、ペットサイパーンに組まれる。
3Rも組んでくるペットサイパーンにカナは左右ストレート連打で抵抗。組まれる前にパンチを当てるカナだが、ペットサイパーンは組んでのヒザ、そして蹴り終わるとヒザでカナの両足を抑えて攻防を終わらせる。
判定はジャッジ1名がペットサイパーンを支持したがドロー、カナは課題の首相撲を克服することが出来ずリベンジならなかった。
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▼第12試合 BOMバンタム級(-53.50kg) 3分3R〇キリョウ・シリラックムエタイ(シリラックジャパンムエタイジム/IPCC日本フェザー級王者)判定2-1 ※29-28×2、28-29×小林凜太朗(サクシードジム)
1R、ローとミドルの蹴り合いとなり、互いに自分の蹴りで攻防を終わらせることを考えて蹴りの応酬が続く。
2R、キリョウは右の蹴り、サウスポーの小林は左の蹴りで蹴り合い、小林は時折パンチをまとめにかかる。両者とも単発でヒットを奪うが大きな展開はない。
3Rもミドルの蹴り合い。互いに蹴り返しを狙い、相手の蹴りを空振りさせての蹴りを放つ。この戦いを2-1の判定で制したのはキリョウだった。
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▼第11試合 BOM -75.00kg契約 3分3R小野寺楓珂(BOM SPORTS GYM 八戸)試合中止アレハンドロ・ガルサ(メキシコ)※両者計量をパスしていたが、ガルサが急遽の体調不良で欠場
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▼第10試合 BOMスーパーフェザー級(-58.97kg) 3分3R〇晃煌・フライスカイジム(フライスカイジム)判定2-0 ※29-28×2、29-29×渡部有偉(BOM SPORTS GYM八戸)
1R、晃煌は右インローと右ミドルを多用、サウスポーの晃煌は左ミドルを蹴る。終盤、晃煌は右ミドルを蹴ってのワンツー。手数を多く出す。
2R、前に出る晃煌が右ミドルに右フック。序盤は押された渡部だが、中盤からは左ストレートがヒットし始め、左ミドルもタイミングよく決まった。
3R、渡部は左ストレートを上下に打ち分けて打ち合いに行き、晃煌もこれに応じる。渡部が左ミドルを蹴ると晃煌も右ミドル。
この蹴り合いで左ミドルを当てる渡部だったが、前に出る晃煌の手数が多く判定2-0で晃煌の勝利となった。
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▼第9試合 エキシビションマッチ 2分2R―名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)勝敗無し―ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ウォーワンチャイプロモーション) 現在、脅威の39連勝中で11月のONE日本大会では、新設されるONEアトム級ムエタイ初代世界王座決定戦に臨む名高がダウサヤームとエキシビションマッチを行った。 階級上のダウサヤームに何度も崩し技を仕掛ける名高だが、やはり階級差のためか崩すことが出来ない。逆にダウサヤームの崩しにも名高は崩されなかった。センチャイキックなどの派手な技も繰り出し、名高がスピードで魅了した。
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▼第8試合 WBCムエタイ世界フライ級(-50.80kg)タイトルマッチ 3分5R〇竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム/王者)判定3-0 ※50-45×2、49-46×ウェウワーオ・ウォー.ワンプロム(タイ/同級5位、元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者/挑戦者)※竜哉が初防衛に成功。 日本人として8人目のラジャダムナンスタジアムのタイトルを獲得するなど、同門の名高に負けじとムエタイで輝かしい実績を積んでいる竜哉は、昨年9月のWBCムエタイ世界フライ級王者決定戦でシヴァラット・ウォー リンティダを1RボディブローでKOしベルトを獲得。初参戦となった8月22日のONEではヌラペット・キーラスポートを2RKOで勝利し、インパクトを残した。 今回の相手ウェウワーオは、2023年7月のBOMで名高を挑戦者に迎えてラジャダムナンスタジアムタイトルの防衛戦を行った元フライ級王者。その試合で名高に敗れて王座を失ったが、試合後の名高に「避け方や崩しのタイミングは負けていたなと正直自分の中では思っています」と言わしめた。サウスポーのフィームー(テクニシャン)で素早く的確なテクニックと殺傷力の高いヒジを武器にしている。竜哉は名高を苦しめた難敵を撃破しタイトル防衛なるか。
1R、竜哉は右、ウェウワーオは左で強いインローを蹴り合う。左ハイも蹴るウェウワーオ。竜哉は左へ動いて右ストレート、ウェウワーオは竜哉が前へ出てくると前蹴りを合わせてストップする。セコンドの中川会長からは「(蹴りを)スウェーではなくカットしろ」との指示。
2R、竜哉の右インローを嫌がったか、ウェウワーオは首相撲を多用する。竜哉が前へ出てくるところへは前蹴り。右ハイ、右ミドルと右の蹴りを当てていく竜哉は、ウェウワーオが掴もうと前へ出てくるとバックステップで回り込む。
3R、強い右ハイを蹴る竜哉にウェウワーオは前蹴り、荒々しく前へ出て掴みに来るウェウワーオに竜哉は左ボディを見舞う。首相撲で勝負に出たウェウワーオだが、竜哉がステップで動くため前蹴り。竜哉は右の強い蹴りを当てに行く。
4R、前蹴りを多用するウェウワーオは強引に前へ出ての首相撲を多用するが、竜哉はヒザを蹴らせない。竜哉は左右の連打から右ハイ、左右連打をまとめて完全優位に。
5Rが始まってすぐ、竜哉がもう来ないと見たウェウワーオは諦め、両者が流して終わった。
判定はジャッジ2名が50-45を付ける完勝で竜哉が強敵を相手に初防衛を果たした。
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▼第7試合 WBCムエタイ世界ライト級(-61.23kg)王座決定戦 3分5R〇士門・エイワスポーツジム(=吉成士門/エイワスポーツジム/同級9位)KO 1R 2分33秒 ※左フック×ヌンプーシン・コーウィティチャイ(タイ)※士門が新王座に就く。 士門はこれまでにタイ国プロムエタイ協会スーパーフェザー級&ライト級王者、WPMFインターナショナル スーパーバンタム級王者、WMCインターコンチネンタル バンタム級王者、WMC日本フライ級王者に輝いている21歳。現在はBOMだけでなく、ONEのリングにも上がり8月の『ONE Friday Fights』ではペットンローに2R TKOの圧勝劇を見せONEで3戦全勝、現在11連勝中。 対するヌンプーシンは9勝9敗の23歳。
1R、士門は右ハイを多用し、左でロー、ミドルを蹴る。ヌンプーシンは左右ミドル。右ハイをフェイントにして左フックを打ち込む士門。圧を強めてロープを背負わせる士門は右のボディストレート。
右インローを蹴って右の攻撃を意識させた士門は左フック一閃。ヌンプーシンがダウンし、カウントが数えられるとヌンプーシンは戦意喪失、士門のKO勝ちとなった。
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▼第6試合 WBCムエタイ世界ミニフライ級(-47.62kg)王座決定戦 3分5R×カイケム・シットパナンチューン (タイ/同級6位、タイ・イサーン地方45kg級王者)判定0-3 ※46-49×3〇藤原乃愛(尚武会 フジワラムエタイジム/同級9位)※藤原が新王座に就く。
藤原は日本とタイでキャリアを重ね、前戦となった6月の『Road to RWS』ではサリカトーンをヒジによるカットでTKO勝利し13連勝をマーク。タイのマッチメーカーがイチ推しのテクニシャンで、50戦して40勝だというタイ・イサーン地方45kg級王者のカイケムを倒し、地元横須賀で念願の世界タイトル獲得を狙う。
1R、藤原は得意の前蹴り、カイケムは右ミドルを返す。両者アグレッシブを促されると藤原はワンツー、左フックとパンチを多用し、前蹴りを織り交ぜる。
2R、藤原の前蹴りに右ミドルで応戦するカイケム。首相撲になるとヒザを蹴るのはカイケムで、藤原の押しヒザで対抗するが、ヒザを押し付けてブレイクを誘う。離れるとパンチで攻め込みヒジにつなげる藤原。カイケムもヒジ。終盤、藤原は左右ミドルを連打して印象づける。
3R、いきなり左の縦ヒジを放つ藤原に、カイケムは突進してパンチから組んでのヒザ。藤原は前蹴りで突き放してのワンツー連打で応戦する。カイケムのヒザは自分のヒザを押し当ててストップする藤原。どんどん前へ出てくるカイケムに下がる場面もある藤原が、左右の連打を当てていく。
4R、前へ出るカイケムが右ミドルから首相撲を多用。ヒザを蹴る。藤原もヒザを押し付けてディフェンスするが、カイケムの勢いに押されて下がる。左右ストレート連打、前蹴りで応戦する藤原だが、カイケムの突進が速く前蹴りが有効打にならない。首相撲で動きを封じられた印象の藤原。
5Rは藤原も組んでのヒザで応戦。カイケムはどんどん前へ出て組んでくる。藤原は左右の連打で前へ出るが、そこへカイケムが左右ミドル。パンチで勝負をかける藤原は組んでのヒザも蹴る。
判定は3-0で藤原が世界王座を獲得。妹でラウンドガールを務めるCharaと共に涙を流して喜んだ。
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▼第5試合 WBCムエタイ世界ミニマム級(-47.62kg)王座決定戦 3分5R〇安部 焰(エイワスポーツジム/同級6位)KO 2R 0分34秒 ※右ヒジ×イムサイアム・トーテープスクワン(タイ/同級8位)※安部が新王座に就く。 安部は現在7戦7勝(3KO)無敗のエイワスポーツジムの次世代トップファイター。まだ17歳ながらもハイレベルなムエタイテクニックでRWS関係者からの評価も高い。対するイムサイアムは17歳のテクニシャンで戦績は21勝11敗。
1R、右ローを中心に蹴っていく安部。イムサイアムは大振りのフックから首相撲を多用する。安部はヒザ、右フックでボディも攻めていった。両者とも慎重でレフェリーからアグレッシブを促される。
2R、アグレッシブになる両者。安部は右ローを蹴り、イムサイアムはハイキックを放つが安部がスウェーでかわす。首相撲で安部がヒザを蹴れば、イムサイアムはヒジ。
ヒジを放つイムサイアムが片足を上げてのフェイントから右ヒジを打つところに、安部がカウンターの右ヒジ。イムサイアムがバッタリと倒れ、安部の見事なKO勝ち。WBCムエタイ世界王座を獲得した。
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▼第4試合 BOM OFGフェザー級(-57.15kg)王座決定戦 3分3R〇朝陽・エイワスポーツジム(=品川朝陽/エイワスポーツジム/WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)KO 1R 1分15秒 ※左ボディフック×サイペット・ソーウィサヌポン(タイ)※朝陽が初代王座に就く。 朝陽は6月のONE FFでペットプーパーから2度のダウンを奪って勝利している。サイペットは14勝4敗のキャリアがある19歳。 1R、序盤はローの蹴り合い。サイペットも強い右ローを蹴る。朝陽はローをフェイントにしての左フック。同じように左ボディ。
サイペットにロープを背負わせると左ボディフック一閃。鈍い音が場内に鳴り響き、サイペットは悶絶してダウン。そのまま立ち上がることが出来ず、朝陽の秒殺KO勝利となった。
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▼第3試合 BOM OFGミドル級(-72.57kg)王座決定戦 3分3R〇MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/WMCインターコンチネンタルミドル級王者、Bigbangスーパーウェルター級王者)KO 2R 2分26秒 ※左ストレート×喜多村誠(REACTGYM湘南/第4代新日本キックミドル級王者、初代BOMミドル級王者)※JOEが初代王座に就く。 両者は2度BOMのリングで対戦しており、初対決となった2022年7月のWPMFインターナショナル・ミドル級王者決定戦ではドロー。9月の再戦ではJOEが4RTKOで勝利している。
1R、JOEは構えを左右にスイッチしながらのパンチ、ヒジ。喜多村は得意のハイキックを繰り出すが、JOEは蹴り足キャッチからのコカしを多用する。
2R、JOEは右ストレートをヒットさせると左右ヒジの乱れ打ち。喜多村もヒジで応戦するが、JOEがヒジ連打から左右ボディ。喜多村の反撃が始まり、攻勢になったところでJOEがサウスポーにスイッチしての左ストレート一閃。喜多村がダウンし、立ち上がったところでフラついたため、レフェリーがストップした。
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▼第2試合 BOM -63.00kg契約 3分3R×お松・レンジャージム(レンジャージム)判定0-3 ※27-29×3〇米川 祐(米川道場)
2Rに米川が右フック、右ストレートでダウンを奪う。仕留めにかかった米川だがお松も打ち合ってこのラウンドを凌いだ。
3Rはお松が前に出て逆転を狙い、米川は疲労からか下がる展開。判定3-0で2度のダウンを奪った米川の勝利となった。
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▼第1試合 BOMフライ級(-50.80kg) 3分3R〇小泉そら(エイワスポーツジム)判定3-0 ※30-28、29-28×2×落合靖将(モテるジム)