BreakingDown
レポート

【BreakingDown】大野篤貴が井原良太郎を破り新バンタム級王者に、細川一颯が赤田功輝をKOし年末RIZIN出場アピール、野田蒼が竹見浩史郎を延長戦で破り初代フライ級王者に、6戦全勝シモミシュランが加藤虎於奈と「やってやってもいい」、逆転KOメカ君が芦澤竜誠とのベアナックル戦をアピール、加藤虎於奈がハイキックでKO勝ち「最短で飯田選手と戦いたい」、よーでぃーがダウン奪って勝つ

2025/09/27 13:09
BreakingDown 172025年9月27日(土)東京・立川立飛アリーナ ▼第24試合 バンタム級タイトルマッチ キックルール×井原良太郎(王者)延長R 判定0-5〇大野篤貴(挑戦者)※本戦の判定は0-0。 井原は2023年11月の「第2回喧嘩自慢最強決定戦」に東京・足立区代表として参加し、メカ君にTKO勝ち。同日にBreakingDownバンタム級トーナメントの予選に出場し、としぞうに勝利すると11月23日の『BreakingDown 10』のトーナメントで優勝し、初代バンタム級王座に就いた。2024年6月に冨澤大智を相手に初防衛に成功、本戦で6連勝を飾っていたが、2024年12月にYURAに判定負け。YURAとは2025年7月にフェザー級タイトルマッチで再戦したがリベンジならず。7勝2敗。 大野は2020年KWF国際大会や2020・2021年JKJO全日本選手権を2連覇している空手家。2023年2月のBD初出場ではゲンキにKO勝ちも2戦目の3月に冨澤大智に敗れた。その後は連勝し、バンタム級トーナメントでは決勝へ進出するも井原良太郎にKO負けでタイトルを逃した。2024年6月に虎之介に勝利すると、野田蒼、小宮山工介、安保璃紅と元K-1のプロファイターを相手に3連勝。2025年5月には波に乗っていたよーでぃーをKOし、井原に挑戦を表明した。11勝2敗。  前後にステップを踏む大野、サウスポーの井原はバックハンドブローから近付いてパンチを打つ。大野は右ミドルハイ、10秒前に打ち合いとなるが両者とも前に出るためクリンチとなる。  本戦の判定は0-0で延長戦へ。大野が右ミドルを蹴ると井原がフックを合わせに来る。これを警戒してか大野は組みつく。井原が前蹴りから右フック、大野は左フックを当てるが、そのまま転倒。そこへ井原がパンチを見舞ってしまい大野にインターバルが与えられた。  大野が井原の右フックに左フックを合わせ、このカウンターの左フックが井原を綺麗に捉える。それでも打ち返そうとする井原だが、大野は組み付きに行く。  判定は5-0で井原のフックの出し際に左フックを合わせた大野が勝利。タイトルを奪取した。井原はグローブを外し、すぐにケージを降りていった。  大野はマイクを持つと「2代目バンタム級王者の大野です。1年前に井原くんに負けてから、誰と戦っても井原くんが浮かんでいたし、ここをゴールと思っていたので嬉しいです。どうしても一人やりたい相手がいて、冨澤大智。このベルト賭けてもいいし、どんなルールでもいい」と、冨澤の名を挙げる。  するとここでリキがケージに入り、「12月あるらしいですけれど、次、どうかな。ベルト獲らしてもらおうかなと。喧嘩自慢の方がベルトが似合うでしょう。12月にさいたまでどうですか」と挑戦をアピール。大野も「俺は前の王者の井原くんにどんなヤツの挑戦でも受けろよと言ったから」と、その場で挑戦を受諾。リキは「俺がベルト巻くので井原、挑戦して来いよ」と井原にもメッセージ。  朝倉未来CEOは「多分、決定になるでしょうね」とほぼ内定の返事をした。 [nextpage] ▼第23試合 ライト級ワンマッチ キックルール〇細川一颯延長R KO ※右フック×赤田功輝※本戦の判定は2-0。 細川は、2023年11月『BreakingDown 10』で才賀紀左衛門にKO勝ち後、2024年12月のフェザー級1dayトーナメント1回戦で現RISE参戦中のYURAに判定負け。大晦日『RIZIN DECADE』で宇佐美正パトリックとキックルールで対戦し、2R TKO負け。2025年3月の『BreakingDown15』で、井原良太郎に延長判定負けで2連敗したが、7月にNAOを破りライト級王座を奪取した。 赤田はK-1・KrushからMMAに転向、2024年11月のDEEPでMMAデビューし、1R TKO勝ち。大晦日のRIZINで五明宏人を相手に接戦の末にスプリット判定負け。2025年3月のRIZINで魚井フルスイングに判定2-1で惜敗した。7月のBreakingDownでは西谷大成をKO。  開始と同時に左ボディストレートで攻めた赤田だが、細川は強烈な右をヒットさせてフラつかせ、ヒザ蹴りで追い打ち。さらに右ハイ。右インローがローブローになってしあみ一時中断。再開後、細川は左右ハイキック、右ミドル、赤田がパンチの距離に入ると首相撲に捕まえてのヒザ蹴りと、赤田に持ち味を全く出させなかった。  判定は弘輝とオーディエンスが細川に付けたが、2-0でドロー。延長戦へ。パンチで六審する細川をミドルで迎え撃ち、パンチの距離になると打ち合わずに首相撲からのヒザ連打。ブレイクになると赤田がパンチで攻め込むが、細川がカウンターの左フックでダウンを奪う。  立ち上がった赤田は逆転を狙って左右フックで攻め込むが、今度は右フックに細川の右フックをカウンターでもらってダウン。細川の鮮やかなKO勝ちとなった。  細川はマイクを持つと「赤田くんの気持ちが強くて。赤田くん、ありがとう。RIZINの榊原さん、年末使ってください。必ずいい仕事するので」と、RIZIN参戦をアピールした。 [nextpage] ▼第22試合 フライ級タイトルマッチ(王座決定戦)キックルール〇野田 蒼延長R 判定5-0×竹見浩史郎※野田が初代王座に就く。本戦の判定は0-0。 野田は2019年にプロデビュー、K-1グループで4勝5敗1分、RIZINで2敗、RISEで1敗の戦績を残して2024年9月からBreakingDownに参戦。2025年3月にレオに7秒でKO勝利した。 竹見は2016年全国高等学校ボクシング全国選抜大会フライ級準優勝、2018年全国高等学校総合体育大会ボクシング競技会ライト級ベスト16、2018年国民体育大会ボクシング競技会ライト級ベスト8の成績を持ち、法政大学のボクシング部で活躍後、MMAの世界へ。 2024年5月の『DEEP CAGE IMPACT 2024 in HAMAMATSU』でプロデビュー、青田剛からTKO勝ちを収めた。9月の『DEEP TOKYO IMPACT 4th 2024』ではアマチュアSPルールで松井優磨に一本負け。2025年2月にはK-1に挑戦し、大久保琉唯にKO負けした。5月の『DEEP TOKYO IMPACT 2025 3rd ROUND』では安永吏成に判定負け。8月のBreakingDownでとしぞうにKO勝ちした。  野田の右ハイをかわした竹見がワンツーで前に出ると野田の意義フックがヒット。両者とも左右フックを放って打ち合いとなるが、互いに有効打はない。一度離れて再び左右フックで打ち合う両者。スピードのあるパンチが交換される。朝倉未来も「タイトルマッチだけあって凄いハイレベルな試合ですね」と高評価。  判定は0-0で延長戦へ。前に出る竹見に野田は左ミドル、竹見の右ストレートに右を合わせて尻もちをつかせるがこれはダウンにならず。しかし、カウンターを警戒してかこの後、竹見は前に出ない。野田が左ミドルから右ストレート、竹見の右フックをかわしての左フックを当てた。  判定は5-0で野田が勝利。初代王座のベルトが朝倉未来CEOの手によって巻かれると、野田はあふれ出る涙を拭った。  朝倉未来CEOは「ここからいろいろな対抗戦が待っていると思うので、もっと強くなってほしいですね」とエールを贈った。 試合後のコメント「ここまで支えてきてくださったスポンサーの方たちありがとうございます。K-1辞めた時からしんどい時期が続いて、BreakingDownに来ても喋られないし、どうしようって。そんな時にゆうきくんと出会ってここまで来ることが出来ました。今回は勝ちにこだわっちゃってあまり面白くない試合だったかもしれないですけれど、BreakingDownに恥じない試合をするのでこれからは俺に任せてください」 [nextpage] ▼第21試合 ライトヘビー級ワンマッチ キックルール〇シモミシュラン判定3-0×SAINT  2025年1月の『BreakingDown14_5』で行われた「DEEPvs.BreakingDown対抗戦」にDEEP代表として出場したSAINTが2度目の出場。SAINTは、MMA2勝4敗。酒井リョウ、誠吾に連勝後、2021年10月の『RIZIN 31』でスダリオ剛に1R KO負け。2023年11月のDEEPで水野竜也に2R TKO負け。2024年8月に長谷川、11月にANIMAL☆KOJIにも敗れて4連敗中。  対戦するのはBreakingDownで5戦全勝のシモミシュラン。空手で高校全日本準優勝などの実績を持ち、2019年10月にはONE Championshipの人材育成・発掘を目的とした大会『ONE ウォリアーシリーズ』にも出場している(キックボクシングでショーン・ラッシュにTKO負け)。  シモミシュランはサウスポーから左インローを多用。SAINTは右ストレート、シモミシュランは左ミドル。前に出るSAINTだがパンチは届かず、シモミシュランに左インローと左ミドルを蹴られ、それでも入っていくと左ストレートをもらう。  残り10秒でシモミシュランがSAINTの左ローに左ストレート、右フックをヒットさせ、SAINTが下がったところでパンチをまとめて印象付けた。  判定は久保優太とオーディエンスがドローだったが、判定3-0でシモミシュランの勝利となった。これで6戦全勝。  シモミシュランはマイクを持つと「6戦無敗の僕が一番強いんですけれど、僕がもうそろそろしばかなあかんおっさんがいる」と、飯田将成との対戦をアピール。  さらに「加藤選手がやりたいと言って、K-1、Krushで強いかったかもしれないけれど、ここでは俺が一番強いのでやってやってもいいかな」と、第18試合でKO勝ちした加藤虎於奈とやってもいいと話した。 [nextpage] ▼第20試合 ミドル級ワンマッチ キックルール〇川島悠汰KO 1R ※右ストレート×てる  開始と同時にてるが右ハイも転倒。足を止めて左右フックで殴り合う両者。てるが最初は押したが川島がすぐに押し返し、その後も川島が優勢。再び前に出ようとするてるだったが、川島の左右フックの方が回転が速く、最後は右フックを大振りしたところに川島の右ストレートを打ち抜かれ、川島のKO勝ちとなった。てるは自力では立ち上がれないh所度のダメージを負った。 試合後のコメント「てるくん、今日はてるくんが相手だからこそやるかやられるかの殴り合いが出来ました。てるくんも次からはレッドパンティーズとしてBreakingDownを盛り上げていきましょう。今日で19戦目です。次のさいたま、楽しみにしていてください」 [nextpage] ▼第19試合 フェザー級ワンマッチ ベアナックルMMAルール〇メカ君KO 1R ※パンチ連打×虎之介  いきなり打ち合った両者、右フックをヒットさせてダウンを奪ったのは虎之介。メカ君は必死に組み付くが虎之介にテイクダウンされパウンドを浴びる。立ち上がってもメカ君のピンチが続き、もはやダウン寸前。  しかし、殴りに来た虎之介にメカ君が左右フックをフルスイング。虎之介が下がり、メカ君が左右フックを振り回して前進、虎之介をダウンさせて逆転KO勝ちした。  メカ君はマイクを持つと「覚えてないな。久しぶりに楽しい喧嘩したな。虎之介、ありがとうな。やっぱりベアナックル楽しいね。最高だよ。なあ、みんな。これだよなBreakingDown。ベアナックルでやりたい奴がいて、芦澤竜誠とやりたい。最近燃えてないだろ。明日勝てよ」と、芦澤竜誠とベアナックルで戦いたいとアピールした。 [nextpage] ▼第18試合 ウェルター級ワンマッチ キックルール×ほっそん延長R KO ※右ハイキック〇加藤虎於奈※本戦の判定は0-1  初参戦の注目選手としては、K-1&Krushで活躍した加藤虎於奈。加藤はレオナ・ペタスの弟で、2017年12月にKrushでプロデビュー。左右どちらにも構え、豊富な運動量で動き回る独特な戦い方で2021年1月に山際和希を判定で破り、第8代Krushウェルター級王者となった。4月の初防衛戦で松岡力に判定で敗れ王座は失っている。2022年4月には、現ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王者の野杁正明とも対戦した。2023年2月の幸輝戦を最後にリングを離れていたが、BreakingDownで復帰。戦績は7勝(3KO)4敗。  迎え撃つは元プロボクサーのほっそん。2014年に日本スーパーウェルター級王座とIBFアジアスーパーウェルター級王座、2015年にはOPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座を獲得している。2022年7月からBreakingDownに出場し、初戦でてるに敗れた以外は5連勝。2023年8月にはK-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメント2006・2007準優勝のTATSUJIに勝利している。  いきなり左ハイを蹴った加藤だがほっそんは受け止めて転倒させる。前に出るほっそんに加藤は組んでのヒザ。離れると右の三日月を放つ加藤。右カーフの加藤に組み付いたほっそんだが、加藤のヒザがローブローになってしまい中断。右の蹴りを多用する加藤、ほっそんがパンチの距離に張ると組んでヒザ蹴りに持ち込む。前蹴り、右ミドルハイの加藤。  判定は弘輝のみドローをつけたが1-0でドロー。延長戦へ。開始14秒、加藤が右インローで崩しての右ハイをさく裂させ、ほっそんを一撃KOした。 試合後コメント「K-1から来ました。名前のところ、レオナ・ペタスの弟ってやめてもらえますか? 自分言いたいのは、飯田選手と啓之輔選手とやりたいんですが、シモミシュラン選手とやりたいので。1日3試合くらいアウトサイダーの人とやって、最短で飯田選手に近付きたいと思います」 [nextpage] ▼第17試合 無差別級ワンマッチ キックルール〇赤パンニキ延長R 判定5-0×高橋知哉  高橋は元プロボクシングWBF世界ヘビー級王者の肩書きを持つ。赤パンは高橋のセコンドに就いた父・村田に中指を立てる。  左右連打で前に出る赤パンに高橋は下がりながらジャブを突いていく。前進する赤パンのフックは空振りを続け、高橋はワンツー、左右フックを当てるが下がりながらで手数も少ない。  判定は0-0でドロー、延長戦へ突入する。赤パンの連打が高橋を捉え、高橋は下がりながらジャブを当てていく。高橋は右フック、赤パンは高橋の左に右フックを被せ、この一発で高橋がケージを背負ってディフェンスに。そこをパンチで攻め込む赤パン。  判定は5-0で赤パンの勝利となった。しかし、赤パンは納得がいかないのか高橋に突っかかり、ケージ内は一時混乱に。怒った村田まで乱入。親子喧嘩が始まった。  さらに爆音那智もケージに入り、赤パンに対戦要求。赤パンは金田一との対戦をアピールしたが、那智の挑発に「やってやるよ」と対戦を承諾した。最後に赤パンは「敗北を知りたい」と捨てセリフを吐いた。 [nextpage] ▼第16試合 フェザー級ワンマッチ キックルール〇よーでぃー判定3-0×信原空  人気者よーでぃーが、久しぶりの出場となる朝倉海の一番弟子・信原と対戦する。  1Rいきなり打ち合う柳雄シュア。よーでぃーの右フックに信原が倒れてダウンとなる。さらに両者足を止めての左右フックの打ち合い。疲れが見えるよーでぃーはスピードが二ビル、信原の左右フックを被弾する。  よーでぃーはヒザ蹴り。転倒するよーでぃーだが立ち上がると再び足を止めて左右フックの打ち合いを続行。  判定は宮田和幸とオーディエンスがドローだったが、3-0でよーでぃーの勝利となった。 試合後コメント「どんなもんじゃい、この野郎。信原、最後強いじゃないかこの野郎。最高の試合だった。過去イチ最高の試合だった。最後にタイトルマッチやるダンチメンこの野郎、俺があばら折れてると知っててここばかり蹴りやがってこの野郎。どっちが勝ってもてめえとの勝負は終わってねえからな、再戦だ。分かったかこの野郎」 [nextpage] ▼第15試合 ミドル級ワンマッチ ベアナックルMMA特別ルール(完全決着)△松井 健決着つかずドロー△アンディ南野  地下格闘技12戦12勝12KOの南野とBreakingDown5敗の松井が対戦。決着はKO、TKOのみ。  1R、松井が首投げで投げるも南野は下から足関節狙い。松井は上からパウンドを落とす。  2R、松井が突き飛ばしてテイクダウン、バックからパンチを見舞っていく。南野は小手を巻いて体勢を入れ替えるとパウンド。松井は左目に「指が入った」と主張して試合は中断。再開後、南野は右カーフ、体格で優る松井は組み付いていく。  ここで松井と南野のセコンドが小競り合い。松井がペットボトルを投げ、ケージの外に出てしまい、リング外で大揉め。無効試合の裁定が下された。  しかし、混乱は続き、溝口COOから「もう1回やる」と続行が宣言された。  3R、松井が左右フックで突進し、南野をヘッドロックに捕らえる。続いてフロントチョークの体勢に。そのままラウンド終了。  4R、松井がワンツー、右ストレートを当てて前に出る。首投げは失敗し、バックを奪った南野がリアネイキドチョークの体勢に。極まらないとみるや南野は殴りに行く。  5Rが最終Rになると告知された。松井は南野にガブってヒザ蹴り。ブレイクになるとパンチを打ち合うが松井が組んでケージへ押し込む。ブレイク後、松井の右フックで南野が尻もち。松井がパンチからリアネイキドチョークの体勢になったところで試合終了。  決着がつかなかったためドローとなった。 [nextpage] ▼第14試合 名古屋vs.千葉 無差別級ワンマッチ 喧嘩自慢ルール〇暴君つよし延長戦 判定5-0×タンク内藤※本戦の判定は0-2。  いきなり左右フックの打ち合いをする両者。内藤は片手でつかんでのクリンチパンチから、相手を回して投げる。左右フックを振り回し、時にはプッシュも見せる。内藤は相手のパンチをよく見て頭を振ってかわし、自分のパンチを当てていく。  大沢ケンジとオーディエンスは内藤を支持したが2-0でドロー。延長戦へ。暴君の左右フックに内藤はワンツー、さらに左インロー。暴君は前へ出ての右フック、内藤は頭をフルながら前へ出て行き右ストレートをヒットさせて右で追撃。しかし、暴君の右フックがヒットし、内藤が片膝をついてダウン。その直後に試合終了となった。  判定は5-0で暴君が勝利。対抗戦は名古屋の勝利となった。  暴君がマイク。「強かったでしょう。今回千葉に勝ったということで大宮とやれればと思っています。来年は僕毎なんですがRIZINを目指しているので。無名の谷津が何を言ってるのかと思っているでしょうけれど、格闘技界に革命を起こします」  するとケージには大阪と大宮の喧嘩自慢がイン、大乱闘となった。 [nextpage] ▼第13試合 名古屋vs.千葉 ミドル級ワンマッチ 喧嘩自慢ルール〇JerioSanPierreKO ※右フック×謙次郎  飛びヒザの謙次郎にPierreが右フック。ふたたび謙次郎が飛びヒザ、Pierreが右フック。謙次郎のヒザがローブローとなって試合中断。再開直後、Pierreの右フックが右フックを打ってきた謙次郎にカウンターで決まり、一発KOとなった。  これで対抗戦は2-2となり、決着は大将戦にもつれ込んだ。 試合後コメント「盛り上がってるか? 名古屋さ、地下格で一番強いって言われててそれを証明したくて。絶対に勝てよ。名古屋食って、大阪食って、大宮倒してやるからな」 [nextpage] ▼第12試合 名古屋vs.千葉 ライト級ワンマッチ 喧嘩自慢ルール×桜井 力判定0-5〇江口 響※桜井は体重超過のため、江口が勝利した場合のみ勝敗がつく。  右ハイを2発蹴る江口に桜井が右ストレート、江口はパンチを思い切り振りに行き、右フックをヒットさせる。打ち合いになり、ここでも江口の右が当たる。桜井は左の三日月、右フックで突進する江口に桜井はクリンチ。最後は江口がヒザを見舞った。  判定5-0で江口が勝利。対抗戦は2-1で千葉がリード。 [nextpage] ▼第11試合 名古屋vs.千葉 フェザー級ワンマッチ 喧嘩自慢ルール〇神谷佳佑判定5-0×Junya  両者蹴りを使い、上谷の左ハイがかすめる。左右フックで突進するJunyaに上谷も打ち合い、上谷が左フックをヒットさせるがJunyaは引かずに前へ出て打ち合う。そこへ上はヒザ。上谷は組んでのヒザも見せる。前へ出るJunyaだが神谷の右フックをもらって顔をそむける。  判定5-0で神谷の勝利となった。 [nextpage] ▼第10試合 名古屋vs.千葉 バンタム級ワンマッチ 喧嘩自慢ルール×クサノガブリエルKO 1R ※右フック〇内藤 裕  いきなり飛び蹴りのクサノ。打ち合いに来たクサノに内藤の右フックがカウンターでヒットし、ダウンを奪う。続いて右フック2発で内藤が2度目のダウンを奪い、KO勝ちとなった。 試合後コメント「1年半前、あと1カ月で死ぬといわれた俺は表現者として諦めないんだということを伝えるために戻ってきました。これからも生きている限り、現役格闘家としてリングに上がり続けます。皆さんの応援が必要です」 [nextpage] ▼第9試合 バンタム級ワンマッチ キックルール〇関谷勇次郎延長戦 判定4-1×黒石高大※本戦の判定は0-0。  元アウトサイダー対決。両者慎重な出足で右ローを蹴り合う。黒石はワンツーから右ロー、関谷は左右フックを振り回して前へ出ると、黒石が得意の首相撲からのヒザ蹴り。両者とも手数は少なめのまま本戦終了。  判定はドロー。延長戦へ。黒石が飛び込んでの右ミドル。黒石のパンチに関谷は左ミドル、右カーフ。関谷の左右フックに黒石はダブルレッグで組み付いてしまう。関谷のパンチに下がる黒石、関谷の左ミドルが決まる。黒石もパンチとミドルを出すが関谷の手数が多い。  判定は大沢ケンジのみが黒石に入れたが、判定4-1でコンスタントに試合を続けている関谷の勝利となった。 [nextpage] ▼第8試合 バンタム級ワンマッチ キックルール〇リキ延長戦 判定5-0×池田晃樹  池田は伝統派空手5年、ボクシング5年の経験を持つという。対するリキはキックボクシングとMMA共にSMOKER GYMで学ぶ1年半経験の大阪喧嘩自慢。  右カーフを蹴るリキにワンツーで前に出る池田だが、リキのワンツーが入る。頭を下げて右カーフを蹴り、パンチにつなぐリキ。池田のパンチは空振りに。  判定は山﨑秀晃のみがリキを支持したがドロー。延長戦へ。リキが前蹴り、右ハイ。パンチで前へ出る池田だがリキの右が的確にヒットする。リキの右フック、右ストレートをまともに浴びてフラつく池田。  リキは右カーフも蹴り、右を打つ。打ち合いになっても右フックを的確にヒットさせるのはリキで、右フックを浴びた池田はダウン。最後の打ち合いでも右を当てたのはリキ。  判定5-0でリキの勝利となった。 試合後コメント「井原、お前がやられた相手倒したぞ。僕はバンタムで井原しか見てないんで。負けるなよ、待っとけよ」 [nextpage] ▼第7試合 ウェルター級ワンマッチ MMAルール〇ダイスケ判定5-0×金城  ダイスケが連続でテイクダウンを奪うもブレイク。3度目のテイクダウンで腕十字を極めにいったが極まらずブレイク。一本背負いからフロントチョークにいったダイスケ。これもブレイク。  判定5-0でダイスケの完勝となった。  ダイスケはマイクでメカ君にベアナックルでの対戦を要求。ケージサイドまで来たメカ君も了承したか頷いていた。 [nextpage] ▼第6試合 フェザー級ワンマッチ キックルール×シェンロンKO ※右フック〇ドラゴン  ケージインと同時に近寄ってにらみ合いをする両者。レフェリーチェックでも額と額を押し付け合う。  開始と同時に殴り合いを始める両者。拳を振り回すシェンロンにドラゴンはクリンチ。ブレイクの声もきかず攻撃するシェンロンにレフェリーが激怒。クリンチで倒れ、離れない両者についにレフェリーの怒りが爆発、シェンロンを突き飛ばす。  再開後、シェンロンが殴りに行くが右フックをもらってダウン。逆転を狙ってシェンロンは思い切りパンチを振り回すが、ドラゴンはフットワークで回り込み逃げ切るかと思いきや、足を止めて打ち合い右フックでシェンロンをKOした。  ドラゴンはマイクを持つと「弱すぎ。この後、俺抜きでフライ級のてっぺん決めるらしいから、勝った方、俺がてっぺん獲ってやるから覚悟しろよ」とアピールしたが、村田がケージの中に入り「BreakingDown 18で俺が次ボコボコにするよ。ガキを教育してやるよ。こいつ必ずぶっ飛ばすから18楽しみにしていてください」と、次回俺がやってやると宣言した。 [nextpage] ▼第5試合 ライト級ワンマッチ キックルール〇山本隆寛KO ※左ボディブロー×金森雄大  元プロボクシングOPBF東洋太平洋バンタム級王者の山本に、喧嘩自慢の金森が挑む。金森はボクシング歴3年。  金森がジャブ、山本は左ボディからの左フックで一気にラッシュをかけ、金森も左右フックを繰り出す。山本は左右フックで打ち合いながらも左ボディをしっかり入れていき、その左ボディでダウンを奪う。  山本は左フックから左ボディ、左フック、右ストレート、左ボディ。金森も左フックで打ち合うが、またも左ボディを直撃されてダウン。山本の見事なKO勝ちとなった。 試合後コメント「喧嘩自慢に格の違い見せるとデカいこと言ったんですけれど、金森くん強くていいパンチもらっちゃいました」 [nextpage] ▼第4試合 ライト級ワンマッチ キックルール×外枦保尋斗延長 判定1-4〇HIROTO※本戦の判定は0-0。  元プロキックボクサー同士の対戦。  左右フックで前へ出るHIROTOに外枦保もケージを背にして左右フックで応戦。ブレイクからの再開後、外枦保が左ハイキック。さらに左右フックで打ち合いをする両者。  外枦保はフルスイングの左右フックと右ハイも、HIROTOは前へ出てくる。HIROTOの左ミドル、右フックがヒット。外枦保はフルスイングも空振りが目立つ。  判定はドローで延長戦へ突入。右ハイを狙う外枦保。フルスイングの外枦保にHIROTOの右フック、左ボディが決まる。外枦保はワンツーで前へ出てHIROTOも打ち返すが両腕ブロックで固まってしまう。  残り10秒、左右フックで前へ出るHIROTOが右フックに右フックのカウンターでダウンを奪う。終了直前、外枦保の右フックでHIROTOが両ヒザを着いたがダウンとは認められず。  判定はオーディエンスのみが外枦保を支持したが、4-1でHIROTOの勝利となった。 [nextpage] ▼第3試合 ウェルター級ワンマッチ MMAルール×太陽KO 2R ※パンチ連打〇賢民  前回の16.5でインパクトを残した、イノシシと3度戦って3勝しているという“ヤンバルの狂犬”太陽が登場。対する賢民はセキュリティーとして活躍する、地下格闘技・益荒男の王者でもある賢民。  開始と同時に突進してパンチを繰り出した太陽を賢民がすかさずダブルレッグでテイクダウン。太陽はケージを背にして立ち上がり、逆にボディロックからテイクダウンを狙い、賢民は小手を巻いて投げ。この投げでテイクダウンを奪った賢民がパウンドを打ち、初回終了。  2Rも突進する太陽をかわした賢民がダブルレッグでテイクダウンに行くが、太陽は逆にテイクダウン狙い。賢民は首相撲になってヒザ蹴りを連打、これに身体を丸める太陽へ左右フックの連打、さらにヒザ蹴り、下を向いたままの太陽へアッパーを連打し、ここでレフェリーがストップした。 試合後コメント「太陽くん、オーディションの時から全然相手にしてくれなくて、一番最初に名乗りを上げてくれたのが太陽くんでこの盛り上がる試合が成立したので皆さん拍手をお願いします。見ての通り、俺はめちゃくちゃ強いので、BreakingDownに敵いないので。RIZINとか海外の強いヤツとか全員殺せるので。今後俺もプロでやっていくつもりなので俺を推薦してもらえると面白い試合見れると思うので。俺ら兄弟で格闘技を引っ張っていくので。朝倉兄弟に似ていると言われるけど、俺ら兄弟の味があるので見ていてください」 [nextpage] ▼第2試合 ライト級ワンマッチ キックルール〇富永啓悟KO ※左フック×KK我流  富永が左ミドルハイから左フックを打つとKK我流は豪快にダウン。続いて左ローで富永が転倒させる。KK我流も右フックで応戦するが、ブレイクからの出合い頭に蹴ろうしたKK我流に富永が左フックをフルスイング。KK我流がバッタリと倒れ、富永のKO勝ちとなった。 試合後コメント「やっと富永を見せられたと思うんですけれど、次から階級を下げてもいいのかなと思っています」 [nextpage] ▼第1試合 バンタム級ワンマッチ ベアナックルキックルール×せーや延長戦 TKO ※ドクターストップ〇オビエル※本戦の判定は1-0。  開始と同時に前へ出て左右フックを打つせーや。オビエルも応戦するがせーやの回転力が優る。そこでオビエルは首相撲からのヒザ蹴り、クリンチしてのパンチ。離れると蹴りも繰り出すがせーやの左右フックが止まらない。せーやの左目が腫れた。  判定はオーディエンスのみがせーやに入れたがドロー。延長戦へ。オビエルは左手でつかんでのパンチを連打し、首相撲からのヒザ。ケージを背負って防戦一方のせーやにスタンディングダウンが宣告される。ドクターチェックが入り、せーやの目の腫れを見たドクターがストップをかけた。
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