MMA
レポート

【修斗】20歳の永井奏多が齋藤奨司に3R 一本勝ちでバンタム級統一王者に「防衛してUFCのベルトを絶対巻く」。たておが上原にスプリット判定勝ちで環太平洋フェザー級新王者に、杉野がアフメドフを41秒KO、IL旭那が友利に一本勝ち、田口惠大がマッチョをTKO、漆田が大城にヒール極める

2025/09/21 17:09

▼第5試合 バンタム級 5分3R
〇杉野光星(同級世界2位/ALLIANCE)61.1kg
[1R 0分41秒 TKO] ※右ストレート→パウンド

×ザヒド・アフメドフ(インドネシア・TEAM侍)60.1kg

アフメドフ「はじめまして。まず最初に、この試合に招聘してくれた修斗に感謝を伝えたいと思います。彼との対戦は悪夢になるでしょう。どうぞご期待ください。ありがとうございました」

杉野「前回の試合、3月から半年空いたんですけど、まあなかなか試合決まらない中で、この場をくれた修斗の皆さん、ありがとうございます。そしてザヒド選手も試合受けてくれてリスペクトしてるし、自分初めての外国人選手との対戦なんで、ワクワクしてます。明日は自分自身が一番楽しみたいと思います。僕、杉野光星に注目しておいてください。よろしくお願いします」

初参戦から負けなしの三連勝を誇る“世界のTK”こと高阪剛の愛弟子・杉野光星(同級世界2位/ALLIANCE)が初の国際戦に挑む。23歳の杉野は23年9月に谷井翔太、24年11月に平川智也、25年3月に川北晏生に、いずれも判定勝ち

 対するは、国内外様々なプロモーションでキャリアを持つハードストライカーのザヒド・アフメドフ(インドネシア・TEAM侍)。

 12歳から日本に移住し、侍マーク・ハントこと桑原清氏率いるteam侍で格闘技を始め、4年の経験を持つ。キック戦績は7勝1敗(4KO)。MMAは、地下格でキャリアを積み、25年5月の『Breakthrough Combat04』で本格的なMMAデビュー。山崎蒼空のテイクダウンに判定負けしたものの、極めさせない粘り強さを見せた。

 ムエタイをペースにしており、序盤からガンガン殴りに来るファイタータイプだが、ディフェンス力にも優れており、カウンタータイプの杉野との試合はヒリヒリする緊張感の中での打撃のやり取りが期待される。スタンドの組み立てが違う両者だけにどちらが軍配が上がるか楽しみな一戦となった。

 1R、ともにオーソドックス構え。ジャブのダブルを見せたアメドフに、杉野も左ジャブを当てると、アメドフは左ジャブ、かわす杉野は左ジャブ、さらに今度は左ジャブからすぐの右ストレート! アフメドが後方にダウン。杉野はが鉄槌連打でレフェリーが間に入った。

 試合後、杉野は「こうやっていい勝ち方できました。すぐ終わってしまったけど、自分の伸びしろはめちゃくちゃあると思うし、伸びしろは底知れないと思うので、これからも格闘技に真摯に真剣に取り組んで強くなっていこうと思います。修斗のバンタム級のベルトを獲りに行くんでよろしくお願いします」と語った。

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