▼第6試合 環太平洋フェザー級チャンピオンシップ5分3R
×上原 平(王者・2度目の防衛戦/リバーサルジム横浜グランドスラム)65.5kg
[判定1-2] ※28-29×2, 29-28
〇たてお(挑戦者・同級7位/ELEVEN)65.5kg
環太平洋フェザー級王者・上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)の2度目の防衛戦。
上原は直近5試合負けなし。竹原魁晟、浜松ヤマトとのドローを挟み、磯部鉄心、青井太一に判定勝ちで環太平洋王座についた。
“毎試合防衛戦”を掲げる上原は保持するベルトを「自らの手で価値を高めていく」と熱く語る。
その相手に選ばれたのがたてお(同級7位/ELEVEN)だ。たておはSASUKE、新居すぐるに敗れた後、椿飛鳥にスプリット判定で惜敗し3連敗も、24年11月に島村裕に判定勝ちで再起。25年3月の前戦では2連勝中だったシャ ランディとドローとなっている。
世界王座に続き二度目のタイトルショット。既に発表されている世界バンタム級王座統一戦=正規王者・齋藤奨司と暫定王者・永井奏多の一戦に加え、ダブルチャンピオンシップとなった。
たてお「今回、(環太平洋)タイトルマッチを組んでくださりありがとうございます。チャンピオンも受けてくださりありがとうございます。チャンピオンの前戦見させてもらって、最後の方、笑いながら殴り合えるっていう、戦いを楽しめるタイプの僕と同じファイターなので、試合、笑いながら楽しくやり合いましょう。よろしくお願いします」
上原「いまたてお選手が言ってくれたように、僕は明日楽しみに行くんで、僕が一番楽しむんでよろしくお願いします」
1R、ともにオーソドックス構え。右を突くたておはローも。上原は右ボディ、たておの右ローに右を合わせる。たておの蹴り足をロ掴む上原にたておギロチンで飛びつくが、上原はケージまで運ぶとたておはギロチンを解く。たておのローに右を突いてテイクダウンの上原に、たておはギロチンへ。立って解く上原。
左ジャブを刺す上原。追うたておも右オーバーハンド。上原はボディ打ちと上下に散らすとダブルレッグへ。残すたておのバックにつく上原だが離れて右オーバーハンドを見せてホーン。
2R、左インローの上原に、右カーフのたてお。上原は右ハイをガード上に。たておは右カーフ、左ジャブ。上原は前足に右関節蹴り。じりじり詰めるたておはボディ打ちへ。バッティングから再開。前に出るたておは左ジャブ、右オーバーハンド。上原は足を細かくステップするが、たておはべた足で詰めて右を突く。
バランスを崩す上原。追うたておは右カーフ。右で飛び込む上原だが、ワンツーをさばくたておは右オーバーハンドから右カーフ。上原は右三日月蹴りを当てるも、下がらないたておは右。上原も軸をブラしながらも右を狙う。
3R、ともに右の打ち合い。右カーフのたておに、右を合わせる上原。被弾しながらも下がらないたてお。上原は右オーバーハンド。押し戻すたておは右カーフを2連打! 上原はバランスを崩す。三日月蹴りの上原。左のスーパーマンパンチは空振り。
たておの詰めに右の突きの上原。右ローの蹴り合い。右カーフ、右オーバーハンドのたてお。蹴り足を掴んでこかした上原だが、追打できず。頭を下げて右のたてお。上原も右を返して、バックフィストは空振り、たておは右カーフ。上原も左オーバーハンドも右で押さえたたてをはクリンチボクシング! 上原も首を抱えて互いにアッパーの打ち合いでホーン。
判定2-1(29-28×2, 28-29)でたておが勝利。環太平洋フェザー級新王者となった。












