キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】「イーッ!」戦闘員1号がTKO勝ちで王座獲得、リングの“主役”に。松本愛斗は初回KOで-51kg王座に就く、メインは挑戦者が救急搬送で中止

2025/09/14 14:09

▼ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント決勝 3分3R延長1R
〇松本愛斗(月心会チーム侍)
TKO 1R 1分42秒 ※レフェリーストップ
×龍太郎(VALIENTE)
※松本が-51kg第5代王座に就く。


 KING陸斗の王座返上によって開催されたDEEP☆KICK-51.5㎏王座決定トーナメント。勝ち上がってきたのは松本愛斗と龍太郎だった。


 松本はプロのキャリア全てをDEEP☆KICKで積み重ねてきた生え抜きで、今年3月には陸斗が保持する王座に挑戦するチャンスを得たが、その時点での実力差は如何ともしがたく2RKOで敗れた。


 対する龍太郎は今回でキャリア20戦目というベテラン。過去に2度王座決定トーナメントに出場して、いずれものちに王者となる選手に敗れている。龍太郎にとって今回は3度目の正直だったが、その夢を20歳の松本は木っ端みじんに打ち砕いた。


 1R開始早々、リング中央を陣取ろうとする龍太郎に右フックでダウンを奪う。その当たり方は「チョコンと」という感じだったが、こんな感じの方が相手には効くケースがある。


 なんとか立ち上がってきた龍太郎だったが、ダメージが残っているのは明らか。松本はハイキックでグラつかせると、再び右フックを浴びせ2度目のダウンをとる。


 そして、とどめは左ハイ。1R1分43秒、見事なTKO勝ちで第5代-51.5㎏王者となった。新王者となった松本は「このベルトを獲って終わりじゃない。次のステップに向かって、もっとトレーニングして強くなる」と決意も新たにしていた。


 初代王者・塚本望夢、第4代王者KING陸斗のように、他団体での活躍が期待されるようなDEEP☆KICK出身ファイターになれるか。

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