安保のONE初参戦が決定、しかも相手は初代K-1スーパー・ウェルター級王者グレゴリアン
2025年11月16日（日）東京・有明アリーナ『ONE 173』（U-NEXT配信）の記者会見が、9月11日（木）都内にて行われた。
サプライズカードが発表された。安保瑠輝也（MFL team CLUB es）がONEに電撃参戦、マラット・グレゴリアン（アルメニア）とONEフェザー級キックボクシングルール3分3Rで対戦する。
安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはゲーオとの再戦で延長戦の末に判定勝ちして防衛に成功。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。2021年7月大会からウェルター級に階級を上げ、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で決勝へ進出したが、野杁正明にKOで敗れた。
2022年6月の『THE MATCH 2022』でRISEスーパーライト級王者の山田洸誓に勝利するとしばらく試合から離れていたが、2023年2月の『BreakingDown』で元K-1ヘビー級ファイターのシリル・アビディと対戦し、KO勝ち。5月にRIZINでブアカーオとドロー。9月には宇佐美正パトリックに判定勝ち。大晦日にMMAに初挑戦するも久保優太に1Rでリアネイキドチョークを極められた。2024年は6月にBDでスダリオ剛に判定勝ち、7月にマニー・パッキャオとエキシビション、大晦日にはRIZINスタンディングバウト特別ルールでシナ・カリミアンから判定勝ちした。戦績は26勝（14KO）5敗1分。
グレゴリアンは2015年のK-1 WORLD GP初代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで3試合連続KO勝ち。初代王座に輝くと2019年5月にシッティチャイを破りGLORY世界ライト級王座も獲得。ONEには2020年12月に初参戦。2023年8月にONEフェザー級キックボクシング世界王者チンギス・アラゾフに挑むも判定負けでタイトル獲得ならず。
2024年1月のONE日本大会ではシッティチャイと5度目の対戦でKO勝利を奪った。4月にはスーパーボンとONEフェザー級キックボクシング暫定世界タイトルを争ったが、判定で敗れている。12月にアブデラ・ザヒディをKOすると、2025年3月の日本大会で海人との対戦が決まったが、計量を巡るトラブルで試合は実現しなかった。戦績は68勝（36KO）14敗1分1無効試合。
