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2025年8月31日(日)福岡県・アクロス福岡 イベントホールで開催される『GRACHAN 76』の全試合順と追加カードが発表された。
三上ヘンリー大智がイム・ドンファンを30秒 TKOに下した8月10日の『GRACHAN 75』に続き、31日に『GRACHAN 76』福岡大会、9月14日(日)に『GRACHAN 77』(大阪・176BOX)大会と真夏の3連戦が行われている。その第2弾・福岡大会では、第2試合に新鋭の注目カードが組まれた。ほか全試合順は以下の通りだ。
▼第2試合ストロー級5分2R延長1R
真生(MMA Rangers Gym)
尾崎 蓮(bloom)
真生は、デビュー以来2連続TKO勝ち。空手ベースながら、三角絞めの名手。24年1月に修斗トライアウトで堀澤義紀にマウント三角からのパウンドでTKO勝ちすると、同年3月に『BLOOM 02』でプロデビュー。
優希から右ストレートで2度のダウンを奪い、1R TKO勝ち。25年4月の前戦ではTakumiに三角を仕掛け、マウント三角からパウンドでTKO勝ちしている。
尾崎は、破壊力ある打撃を持つフィニッシャー。WARDOGでキャリアを積み、25年6月の『GRACHAN 74』でプロデビュー。
丸山大輝のテイクダウンを切ってのパウンド速射砲で1R TKO勝ちしたが、25年8月の『GRACHAN 75』では、樋口幹太に1R ダウンを奪いながらも後頭部への打撃で反則負け(※小崎蓮は名字違いの別選手)。
勢いに乗る無敗ファイターと、攻撃本能を隠さない荒々しき挑戦者。真生の三角か、尾崎の打撃か。
『GRACHAN 76』全試合順

▼第11試合 バンタム級 5分2R・延長1R
徳弘拓馬(stArt/同級3位)
野尻定由(マスタージャパン福岡/修斗環太平洋バンタム級3位)
GRACHANバンタム級トップランカー・徳弘拓馬と、修斗環太平洋バンタム級3位・野尻定由による注目の一戦。
徳弘は、日本MMA界のレジェンド・日沖発の弟子として知られ、粘り強く精度の高いグラップリングと冷静な試合運びで、バンタム級戦線の中心に食い込んできた。現在GRACHANで5戦負けなしで、24年8月に堀之内蒼斗をリアネイキドチョークで極めると、12月に長谷川卓也に判定勝ち。25年5月30日の前戦では、田中智也を2R 肩固めに極めている。
対する野尻も、日沖同様に“元修斗王者・UFC経験者”である弘中邦佳を慕い、2023年にマスタージャパン福岡へ移籍。2024年3月に上田祐起に判定勝ち後、5月に磯城嶋一真におたつロック&キムラで一本勝ちで2連勝をマークも、11月にジェイクムラタにスプリット判定負け後、25年5月に無敗の宮口龍鳳にTKO負けで2連敗中。
いずれも“元修斗王者・UFC経験者”の師を持つ次世代ファイター。初の修斗ランカーとの対戦に臨む徳弘と、再起を図る野尻。それぞれの師匠譲りの技術と闘志を胸に、団体の威信と自らの意地をかけてぶつかるバンタム級戦だ。
▼第10試合 ストロー級 5分2R・延長1R
大城正也(T-REX柔術アカデミー)
三笠貴大(JAPAN TOP TEAM)
沖縄・T-REX柔術アカデミー所属の大城正也が、GRACHAN初参戦。修斗など各大会で経験を積んできた注目のファイターが、どんな戦いを見せるか。24年に2連勝後に内藤頌貴に1R TKO負けも、25年5月の前戦は修斗TORAOで黒瀬恭平に判定勝ちで再起を遂げている。34歳。
迎え撃つ三笠貴大は、JAPAN TOP TEAM所属。プロ戦績3勝3敗と着実な成長を続ける若手のひとりで、打撃・グラウンドともにバランスよいウェルラウンダーだ。24年にGRACHANで2連勝後、9月に児玉勇也にマジョリティ判定で敗れたが、25年5月に粂大樹に腕十字で一本勝ち。33歳。
新たな風を吹き込む大城のGRACHAN初陣と、地力をつけてきた三笠の対戦だ。
▼第9試合 無差別級 5分2R・延長1R
マイティ村上(パラエストラROX)
上野勇貴(AACC×SPIDER)
無差別級ならではのド迫力対決。熊本の村上は、階級を問わず積極的に大会へ挑み続けるファイター。前GLADIATORヘビー級王者の大番高明から1R TKO勝ちを挙げた実績も持つ。3連勝中で持ち前のパワーと突破力でインパクトを残すか。
上野は、修斗ウェルター級新人王のタイトルを持つ実力者。近年は階級を超えた挑戦を続け、GRACHANでも無差別級の舞台に名乗りを上げた。AACCグループ仕込みの技術とフィジカルを武器に、未知の相手との一戦に挑む。前戦は25年5月にGRACHAN74で大場慎之介のギロチンチョークで敗れた。
▼第8試合 FIGGSグラップリング 5分2R
野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
石橋佳大(DURO GYM)
グラップリングルールで、野瀬翔平と“激闘王”石橋佳大が対戦。
野瀬は、修斗世界バンタム級1位。『ROAD TO UFC』でのユ・スヨン戦の判定負けからの帰還後、2024年9月の修斗環太平洋バンタム級チャンピオン決定トーナメント準決勝で人見礼王を2R キムラで極めたものの、12月の決勝戦でダイキ・ライトイヤーにスプリット判定で惜敗した。25年5月に地元・福岡で加藤ケンジを1R 肩固めに極めて再起。14勝中10の一本勝ちを誇る“極め”のスペシャリスト。
対する石橋は、激闘続きのキャリアで知られる元修斗環太平洋フェザー級王者。2017年のRIZINグラップリング-75kgトーナメント準優勝などの実績も持つ。現在はMMAを引退しているものの、グラップリングの技術と精神力は今も衰え知らず。
▼第7試合 バンタム級 5分2R・延長1R
水永将太(MMA Rangers Gym)
藤谷敦史(マスタージャパン福岡)
▼第6試合 フライ級 5分2R・延長1R
中島唯翔(MSKC/第3回MMA甲子園フライ級優勝)
森渕俊太(MIBURO)
▼第5試合 バンタム級 5分2R・延長1R
明希(CARPE DIEM福岡)
土屋諒太(POLARGYMOSAKA)
▼第4試合 バンタム級 5分2R・延長1R
辻 郁人(CARPE DIEM福岡)
吉田樹広(LIBRE)
▼第3試合 フェザー級 5分2R・延長1R
福田侑飛(ロータス古賀)
松本大知(POLARGYM OSAKA/第2回MMA甲子園フェザー級優勝)
▼第2試合 ストロー級 5分2R延長1R
真生(MMA Rangers Gym)
尾崎 蓮(bloom)
▼第1試合 FIGGSグラップリング 5分1R
池田貴一(ALL ONE)
今村 豊(POLARGYM OSAKA)
▼第01 試合 アマチュア フェザー級 3分2R
殿井唯人(パラエストラROX)
佐藤修斗(JAPAN TOP TEAM)
【中止】
▼フライ級 5分2R・延長1R
平賢二郎(ロータス古賀)
村松竜眞(MIBURO)
※村松が負傷欠場



















