フライ級・DEEP関原翔が、元PANCRASE王者・北方大地に判定勝ち
▼第6試合 DEEPフライ級 5分3R
〇関原 翔(K-PLACE)57.90kg
[判定3-0] ※29-27×3
×北方大地(パンクラス大阪稲垣組)58.00kg
関原は、2022年5月の伊藤裕樹戦で硬膜下血腫の大怪我から、グラップリング戦を経て、2024年5月のマサト・ナカムラ戦で2年ぶりに復帰し判定勝ち。9月に杉山廣平にもスプリット判定勝ちすると、12月にONE帰りの本田良介と対戦。本田のダウン後の反則のヒザ蹴りでDQ勝利に。25年5月の前戦で村元友太郎にスプリット判定負け。
元PANCRASE王者の北方は、22年3月に村元友太郎に判定勝ち後、山北渓人、神龍誠、アリベク・ガジャマトフの強豪相手に3連敗中。ベテランの実力者は再起なるか。
北方「10年ぶりのDEEPめちゃくちゃ楽しみにしてます。関原選手、熱い男だと思ってるんで。僕と関原選手やったら今年一番熱い試合ができると自分でも楽しみにしてますし、お客さんもそれを楽しんでほしいなと思ってます。明日はよろしくお願いします」
関原「北方選手、DEEPへようこそ。これは僕の中で『DEEP対PANCRASEの戦いだと思ってるんで、しっかりDEEPの強さを証明して、北方選手とすげえMMAやろうと思ってるんで、よろしくお願いします」
北方「『DEEP対PANCRASE』──、俺はPANCRASE“チャンピオン”やから。そこは違うと思ってるんで」
1R、サウスポー構えの関原とオーソの北方、喧嘩四つで関原のローブローに北方が中断。「注意」で再開。さらにローを打つ関原に北方は右を振ってトップも、下からシングルバックに回る関原がスイープ。バックに。右手首をコントロールする関原を切って正対してシングルレッグで尻を着かせる北方。
ケージ背に立つ関原は左で差してバッククリンチ。正対する北方にシングルレッグで尻を着かせてゴング。
2R、ともにオーソドックス構えに。ジャブの関原に詰める北方は左右回転。さばく関原は左ロー。追う北方はダブルレッグテイクダウン。しかし関原は下から関原の足を束ねて、足抜く北方の立ち上がりにバックへ。
金網づたいに立つ北方にバッククリンチの関原は、背後からパンチ。崩してサッカーキック狙い。北方も立って戻してゴング。
3R、スイッチする関原。左右連打の北方にガードの関原は左インロー。北方の連打を潜ってダブルレッグテイクダウン。ハーフから片足をトライアングルで組んで立たせず。北方はケージ背に上体は立てる。
左ギロチンの北方に首を抜いた関原。ヴォンフルーチョークも狙いつつマウントからパウンド、ヒジ。足を戻した北方に関原はケージ掴んでのサッカーキックで「減点1」。
判定は3-0(29-27×3)で関原が勝利。関原は「村元選手に2-1で敗れ、勝ったと思った試合で手を抜いて敗れたので、今回、最後まで気を抜かずにやりました。DEEPでほとんどの選手に勝ちました。RIZINフライ級も盛り上がっているので、DEEPでタイトルマッチよろしくお願いします」と語った。








