大成が左STからサッカーキック2発で酒井をKO、メガトン級王者に
▼第7試合 DEEPメガトン級王座決定戦 5分3R
×酒井リョウ(レンジャージム)108.90kg
[3R 2分38秒 TKO]
〇大成(フリー)106.55kg
※大成がメガトン級王者に
ロッキー・マルティネス引退によるメガトン級王座決定戦。
酒井は、2022年11月に赤沢幸典を1R KOに下し、DEEPメガトン級暫定王座につくと、23年7月に水野竜也を1R TKOで防衛成功。9月にBLACK COMBATとの対抗戦でヘジュン・ヤンに一本負け後、24年3月にロッキー・マルティネスとの王座統一戦で判定負けし王座陥落。
24年11月に長谷川賢に負傷判定勝ち。しかし、25年3月、RIZINでエドポロキングをテイクダウンも2R ロープを蹴られてスイープされて逆転のTKO負けを喫した。
関野大成こと大成は、2023年にROAD FC3連勝。2024年4月のROAD FC68でキム・テインに1R TKO負けも、その後も3連勝中で、24年9月のDEEPで水野竜也を1R TKOに下すと、12月のROAD FCでシム・ゴンオに左ストレートからのコンビネーションで2R TKO勝ち。25年3月の前戦では大会直前にヘビー級王者のキム・テインが欠場&王座挑戦が消滅し、緊急参戦のクオン・アソルに2R TKO勝ち。
大成「酒井さん、『俺らがまた再戦する時は、会場を沸かせるような試合しよう』って約束したんですよね。明日は食うか食われるかのブッ潰す試合なんで。酒井さんブッ潰して勝って美味い酒飲もうかなって思ってます。お願いします」
酒井「大成とは3年前ぐらい前に戦ってるんですけど、その頃とは大成がもう見違えるように強くなってるんで、日本最強と言っても過言ではないと思うんですけど、俺も成長してるんで、こうやって大成も言った通り、必ず会場を爆発させるんで、皆さん来てください。応援よろしくお願いします」
1R、サウスポー構えの大成は右の前蹴りから。オーソの酒井は左インロー。左ボディの大成。酒井の右ローに大成は左右を突く。
左手を後ろに隠してみせる大成。酒井はワンツーから右ミドルをヒット。酒井のワンツーに大成が前手を伸ばしてアイポークに。再開。
三日月蹴りを突く酒井。大成は左ハイも空振り。右から入る大成。酒井も右を突くと右ミドルハイ。大成のニータップを切った酒井。右フックの大成。さらに跳びヒザから一気に詰めるが、さばく酒井も右を返してインロー。
大成のワンツーの左をかわした酒井は左ロー。大成のかけ蹴りをかわして左右。大成も右ローからワンツーでゴング。
2R、右インローの酒井。大成は左ボディも酒井はワンツーで飛び込む。大成の入りに酒井はワンツースリーでまとめる。大成は右ハイ。酒井は左回り。大成は左ボディからワンツー、右ロー。左ミドル。大成は飛び込み左右をまとめるが、そこに左前手フックを突く酒井。酒井の入りに今度は大成が左を合わせる。
バッティング。酒井に「注意」。大成の入りに右フックを当てた酒井は右ミドル。大成も左の蹴りも、酒井が右アッパー、右の蹴りで大成が鼻血。酒井が取り返したラウンドに。
3R、いきなり組みを見せた大成。切る酒井。大成は右フックもガード上。奥足ローを打つ酒井。打ち合いでは酒井が右を当てる。さらに左ローを当てる酒井。大成のシングルレッグを切って右ローも、そこに大成も右をヒット。
左前蹴りの大成。バックフィストをかわした酒井。そのまま組んだ大成を突き放した酒井だが、大成はじりじりと詰めると右手で酒井の左手を払ってショートの左ストレート! ダウンした酒井の立ち上がりにサッカーキック2発! パウンド1発でレフェリーが間に入った。
試合後、大成は「タイトルマッチなんで絶対KOしたくて、3RかかっちゃいましたがKOできました。酒井さん、練習仲間でやり辛かったけど、試合なんでしょうがいない。酒井さん、エドポロキングにやられたんで、年末どうですか。日本人が勝てるヘビー級見たいでしょう? 俺しかいないんで。DEEP最高!」と語った。












