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2025年7月27日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 355』(U-NEXT配信)に、ライト級1位のラファエル・バルボーザ(MAQUININHA DO FUTURO/ブラジル)が2度目の来日参戦。6勝無敗の19歳・鈴木悠斗(パラエストラ八王子)と戦う。
27歳のバルボーザは、松濤館空手とマチダ空手をベースに、柔術でも茶帯。3月の前戦で、元UFCの粕谷優介を2R アナコンダチョークに極めるなど、MMA戦績は15勝5敗で、うちKO勝利5つ、一本勝ち5つをマークしている。
24日の公開練習では、シンゾー・マチダをパートナーに、グラップリングでは粕谷優介を極めたアナコンダチョーク。スタンドでは長い手足を活かして、刻み・逆突き。オーソから左前蹴りをそのまま着地させて歩くように右ストレート、左フックのコンビネーションなどを見せた。
練習後の質疑応答では、「前回はマチダ空手を50パーセントしか見せられなかった。今回はもっと見せていきたい」と語り、目指すはPANCRASEライト級のベルトと明言。
対する鈴木も、16日の会見で国際戦に向け「同じ人間なので変わらない。あっちからしたらこっちも外国人。今回勝ってできればタイトルやって。もし(王者の)ヤン坊(雑賀ヤン坊達也)さんが逃げるのであれば海外に行ってもいい」とこちらも、王座戦・ステップアップに向けて必勝体制であることを語っている。ライト級タイトルコンテンダーに名乗りを挙げるのは、バルボーザか、鈴木悠斗か。
スズキの立ち上がりの一発に気をつけたい
──今まで来日した外国人選手の中でも、バルボーザ選手は特に時間に正確で、こういったアポにも遅れることはありませんでした。空手の教えの影響もあるんでしょうか?
「やはり空手では、一発に集中してすべてかけているので、やはりそういった集中をするためには、すべてにおいて、しっかり規律を持って行動しないといけないと思っています」
──今日は35度。明日は37度が予想されています。東京のこの暑さはブラジルやLAとも違うと思いますが、試合前の体調はいかがですか。
「正直言って、最初に日本に来た時よりは、こうして暑い方が良いなと思っています。前回は寒いくらいだったし、自分はブラジル出身なので、湿気だとか暑いことには強いですから」
──PANCRASE2戦目になります。今回は19歳で若くて打撃が強い鈴木悠斗選手との試合ですが、映像はご覧になりましたか?
「すべての試合は見ていないですが、彼のデビュー戦(キャリア唯一の判定勝ち)のやつは見ました。で、すごくいいストライカーだと思っています。19歳と若いですが、年齢にかかわらず、自分はすべての選手に対してリスペクトを持っていて、同じスタンスで挑んでいくので、いつもと変わりません」
──3月の前戦は、粕谷優介選手を2R アナコンダチョークに極めての一本勝ちでした。今回イメージしている戦い方というのはありますか?
「前回はアナコンダチョークのサブミッションでフィニッシュしましたけれども、今回はできれば打撃で行きたいなと思っています。ただどういう場面になっても、チャンスがあればどこでもフィニッシュに行くのが自分のポリシーなので、チャンスがあれが、打撃でも寝技でも、どこでも、できるだけ早くフィニッシュして、早く家族の元に帰りたい、お母さんの元に帰りたいと思っています」
──今、バルボーザ選手がライト級ランキング1位で、今回の相手の鈴木選手は国内の若手のなかでも最強と言われているので、この試合に勝てば次はタイトル(王者・雑賀ヤン坊達也)という声も上がってくると思うんですが、バルボーザ選手はどう考えていますか。
「1位であることは嬉しいです。ただ、次のことを考えるよりは、まずは今回の試合をしっかりと勝つことを考えています。もちろんPANCRASEでの目標はベルトを獲ることです。しっかりと勝ってチャンピオンになることですけれども、やはり今やるべきことをしっかりとやって、その後で考えていきたいと思っています」
──LAのマチダさんの道場では、どれぐらいの期間、どういったことを重点的の練習をしてきましたか。
「自分は人生すべてをマチダ空手に捧げてきたわけですけれども、ロサンゼルスのマチダ空手では、トレーニングして5年目になります。そこでシンゾー先生やリョーさんと一緒にトレーニングをして、もう本当に家族のような存在です。で、まあ今回の試合に向けては丸々、2カ月、時間を使って準備してきました。LAのマチダ空手では特にKOすること。それから自分の集中力を高めることを重点的に練習してきました」
──鈴木選手の最も警戒すべき点は?
「相手は6戦全勝で、お互いデビュー戦から連勝していますけれど、彼はほとんどの試合が1R フィニッシュということで、やはり最初の立ち上がりの一発には、すごく気をつけたいなと思っています。ただ、自分は20戦以上経験していますし、ブラジルの1位の選手や、UCファイター(UFC3連勝中のマイロン・サントス)とも練習をしていて、そういったことには充分自分は経験があると思っています。相手が若くてもしっかりとリスペクトを持っていますし、油断することなくい気をつけて戦いたいと思っています。スズキが一番危ないなと思っているのは、あのスピードとパワーのある打撃だと思います」
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──今回はどんな試合を見せたいですか。
「前回は自分の空手を50パーセントしか見せられなかったので、今回はもっと自分のマチダ空手を見せていきたいと思っています。そしてしっかりと集中して、ビッグショーにしたいです」
──今回の鈴木悠斗戦を楽しみにしている日本のファンにメッセージをお願いします。
「皆さん、また自分を日本に呼んでくれてありがとうございます。日本っていうのはすごく美しい国で、本当にまた来れて嬉しいです。今回また素晴らしいパフォーマンスをして、できるだけ早く決着をつけて、早く家に帰ってたくさん食べたいと思います」










