優勝が決まった瞬間、勝利の雄叫びをあげ男泣きした石田
2025年7月5日(土)福島・KNOCK OUTアリーナ常葉にて開催された『KNOCK OUT REBELS SIRIES.4』。同大会で行われた「UNLIMITED -66kg 1DAYトーナメント」で優勝した、石田協(K-1ジム相模大野KREST)が試合後インタビューに答えた。
【写真】準々決勝、相手がダウンした瞬間にサッカーキックを放ってKO勝ち
石田は「準々決勝は自分の中でいつものKRESTで学んでいるキックボクシングを見せればいつも通りの戦いができると思いました。準決勝は想像よりパンチが当たらなくて。警戒されている印象があって、KO狙いにガンガン前へ出るんですけれど相手の体重が後ろに乗っていて当たりにくかった。詰め切るのが自分の課題です。決勝は左がいいのが入って、転がったところでサッカーキックで仕留められると思ったけれど、一筋縄では行かなかった。ホールドの力が強くて仕留めきれなかったですね。そこからリカバリーしてきたのはちょっとびっくり。マジかと思った」と、トーナメントの3試合を振り返った。
【写真】決勝でも左ストレートでダウンさせるとすかさずサッカーキックを見舞った
準々決勝でKOを奪ったサッカーキックに関しては「自分は小学校1~2年から高校3年生までサッカーをやっていたので、足が先に出るんですよ(笑)。たまにフットサルとかサッカーで助っ人に来てと言われて行ったりしていて感覚を忘れていない。足元にあるモノを蹴るのは得意です」と、サッカーの経験が活きているとする。
今回のUNLIMITEDルール(MMAから関節・絞め技やポジショニングなどを省き、打撃に特化したルール)に向けては「MMAスパーリングをいっぱいやってきました。リバーサルジムや、自分はクラブのセキュリティをやっているんですが、BONDSの弟会社で。BONDSジムで先輩方に教えてもらって対策してきたのが一個も出ず(苦笑)」と、MMAジムへの出稽古を重ねてきたという。
今後に関しては「今回のルールで適応できたかは曖昧なところですが、自分はいろいろなルールに適応できると思う。今回のルールから派生するものだとMMAに出るかもしれないし、今回ヒジありだったのでムエタイルールも出来るかなと。いっぱい出来ますね。オープンフィンガーグローブのキックボクシングもめちゃくちゃやりたいです。興味ある。OFGでずっと練習していたので」と、様々なルールに挑戦していきたいとする。
その理由は「生物的に強くなりたい」からだという。「キックボクシングの選手は寝かせたら何も出来ないと言われるのは悔しい。何をされても負けないよという選手になりたい」と、どんなルールにも対応できる格闘家になりたいとの目標を語った。