▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
ヤン・ジヨン(韓国)
安藤達也(日本)
◆ヤン・ジヨン
Ji Yong Yang
1996年1月14日、韓国済州島出身
身長:170cm、リーチ:177cm、体重:61.0kg
所属:Jeju Team the King
大韓キックボクシングで11勝1敗、Korea WAKO王者に輝く。MMA転向後アマチュアで全勝、ARCで2戦しプロデビューすると、21年7月のROAD FCで判定勝利。得意のサウスポーから放たれる打撃のみならず極め力も持ち、22年7月のRIZINデビュー戦では朝倉海の代打で緊急参戦した昇侍に3R一本勝利。11月には魚井フルスイングを左ストレートでKOした。23年6月から開催のROAD FC 63kgトーナメントでラジャブアリ・シェイドゥラエフに1Rリアネイキッドチョークを極められ、キャリア初の一本負け、初黒星を喫した。再起戦を含め3連勝、対日本人戦績 4戦全勝という流れで迎えた24年4月のRIZIN日韓対抗戦で"投神"・倉本一真のタックルに対し打撃でダメージを与えたが反則のロープ掴みでの減点も影響しスプリット判定負け。6月よりROAD FC 63kgトーナメント参戦。ロシアのアレクセイ・インデンコを相手に1R僅か35秒ハイキックを突き刺し再起戦をTKO勝利で飾ると、12月の決勝では憧れのキム・スーチョルと対戦。1R TKOで一度は優勝を手にしたが、バッティングが判明し無効試合に。今年3月にはモンゴルの狂拳ムングントシューズ ナンディン エルデンに1R TKO負けを喫した。5月のRIZINでは金太郎に左ストレートを効かせて、3R TKO勝ちを収め母国で再起を果たした。RIZINバンタム級に燦然と現れた安藤をその拳で沈め、上位戦線へと飛び込む足掛かりとする。
◆安藤達也
Tatsuya Ando
1990年4月26日、東京出身
身長:170cm、体重:61.0kg
所属:フリー
第12代修斗世界バンタム級王者。母親に「心を鍛えろ」と言われ、小学3年から6年まで琉球少林流空手道を習う。中学3年間はバスケを経験、またその頃から山本KID徳郁や宇野薫らの活躍を見て総合格闘技に憧れを抱く。関東一高レスリング部では3年時に国体優勝。国士舘大ではインカレ2位の成績を残す。渡米を経て、13年よりMMAの練習を開始。14年9月、TTF CHALLENGE 02でプロMMAデビュー。モンスター・ルーキーと呼ばれ3連勝後の15年5月、ROAD TO UFC JAPANに出場も、石原夜叉坊に判定負けで敗退。9月のVTJで佐藤将光に判定負け後は修斗で5連勝。20年8月、環太平洋王座獲得。22年3月に修斗世界バンタム級王者岡田遼に2R KO勝利で王座を奪取、さらに同月のONEでアリ・モタメドと大激闘の末、2R 逆転TKO勝ち。24年5月、再びUFCの舞台を目指し、9年ぶりにフェザー級でROAD TO UFCに参戦したが、中国のズー・カンジエにダウンを奪われ判定負けで初戦敗退。約1年のブランクを経た25年6月、ガサンザデから1Rダウンを奪うとすかさずリアネイキドチョークでタップを奪い、RIZINデビュー戦で鮮やかな初白星と同時に、往年のKIDを彷彿とさせる佇まいが観客のハートを掴む。高いKO力のあるジヨンを圧倒的にフィニッシュし、RIZINバンタム級を大いに掻き乱すつもりだ。





