ちゃんとUNLIMITEDっぽい試合で勝ちたい

──ベルトの話が出て、最初に言っていなかったことを思いだしたんですが…タイトル獲得、おめでとうございます! チャンピオンになってからの日々はどうですか?
「ああ、ありがとうございます(笑)。僕は試合に勝っても、『うれしい』という気持ちがその日1日ぐらいで終わっちゃうんですよ。だけどさすがに、今回チャンピオンになった時は、うれしさが2日間ぐらい続いてましたね。それでも少ないと思いますけど、僕にとってはかなり長いです」
──しかも会見では「KNOCK OUTのチャンピオンになってから、すごくモテる」と話していましたね。
「そうなんすよ!『やっぱベルトあったらモテるんだな』と思いましたね。それに、自分で言うのも何ですけど、『僕がKNOCK OUTに来てから盛り上がってんじゃね?』って思うんですよ」
──しかも2大会連続参戦ですからね。
「ケガがなかったら、7月も出たいぐらいです。その時はキックルールでいいんですけど」
──それはどんどん試合がしたいというだけでなく、KNOCK OUTに愛着が湧いているから?
「いや、単純に、7月に試合すれば夏休みじゃないですか(笑)。あとちょっと、お金も稼ぎたいので。5、6、7と稼いで夏休みにパーッと遊ぶっていうのが理想ですね。でも今は、祖根君との試合のことしか考えてないですけど」
──試合の話に戻ります。最後はどう勝ちたいですか?
「ちゃんと勝ちたいですね。UNLIMITEDらしく、ちゃんと勝ちたいです。一番は組まれずに打撃だけで勝てれば一番いいんですけど、組まれてもそれに対するディフェンスもちゃんとしたいんですよね。この前のバズーカ戦は『キックボクシング』だったじゃないですか。最後だけちょっとUNLIMITEDっぽかったけど。そうじゃなくて1Rから、ちゃんとUNLIMITEDっぽい試合で勝ちたくて。それが理想ですね」
──大沢選手が、UNLIMITEDについてこんなに熱く語るようになるとは(笑)。
「そうですね、UNLIMITEDは楽しいんで。あと、これも自分で言っちゃうんですけど、僕ってメチャクチャかっこよくないですか?」
──ん?(笑)
「だってチャンピオンになった選手が1ヵ月後にUNLIMITEDで試合するなんて、そんなヤツ絶対いないですよ!」
──それは確かですね(笑)。
「でしょ? 正直、みんなチャンピオンになったら守りに入るじゃないですか。僕はそれもイヤだったので、勝ってチャンピオンになっても守らず、攻めにいくのってメチャクチャかっこいいなって思ったんですよ。連続で出るのは、それもあります」
──いつになくアグレッシブな大沢文也がいるわけですね。
「そういうとこだけですけどね(笑)」
──いやいや、試合もアグレッシブに行きましょうよ(笑)。UNLIMITEDなんだし。
「まあ、祖根君だから自然とアグレッシブになる気はしますけどね」


