▼第4試合 NJKF スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
〇繁那 (R.S-GYM/同級2位)
TKO 1R 1分30秒 ※セコンドからのタオル投入
×藤井昴 (KING gym/同級3位)
※繁那が新王座に就く。

繁那はNJKF WESTを主戦場とする選手で、2024年4月のNJKF後楽園ホール大会ではKNOCK OUTとの対抗戦で鈴木貫太とドロー、6月のNJKF WESTでは日韓国際交流戦でキム・チョンヨンに2RでTKO勝ち。8月の『ONE Friday Fights 74』でONEに初参戦すると、センチャイ・ナーヨックウィットトゥンソンに1R2分7秒、右ストレートでKO勝利を収めた。11月のNJKFでは藤井昴とダウン応酬の末にドロー。2025年1月のONE2戦目ではアヤド・アルバドルに判定負け。“繁那”はジェロム・レ・バンナにちなんで名づけられたという。

藤井はアマチュアタイトル13冠を引っ提げて2024年2月にプロデビューした。

トーナメント1回戦では繁那が1R1分55秒、祖根亮麻にTKO勝ち。藤井はアクシデントのため公式結果は無効試合となったが、トーナメントのため1R途中までの採点で藤井が判定2-0での勝利を収めて決勝へ進出。

両者は2024年11月に対戦し、ドローに終わっているため今回は王座を懸けての決着戦となる。

1R、サウスポーの繁那は左インローを連発、藤井もローを蹴り返し、ワンツーを打つ。繁那がつなぎの速いワンツーを打つとアッパー気味の左フックで藤井はもんどりうってダウン。

繁那はノーガードになって余裕を見せ、藤井が立ってくると再びつなぎの速いワンツーで強烈なダウンを奪った。フラフラになって立ちあがる藤井を見て、コーナーからタオルが舞い、繁那の初回TKO勝ちに。


ベルトを巻いた繁那は「やってきてよかった。あまり実感はないですけれど、帰ったら喜びが沸くと思います。俺はここで止まらないので、もっともっと行くのでよろしくお願いします。僕だったら世界に行けるでしょう。任せてください」と、世界へ向かって行きたいと高らかに宣言した。



