練習仲間のパッチー・ミックスは素晴らしい。でも俺とアルジャメインとの関係とは違う
──バンタム級にパッチー・ミックスが加わりました。あなたもラスベガスのマットなどで彼とよく練習していましたが、UFC入りした彼のことをどう見ていますか? この階級でどこまでやれると思いますか?
「パッチー・ミックスは素晴らしいファイターだよ。たくさん一緒に練習してきたし、トップクラスの選手だってリスペクトしてる。UFCに来たことを嬉しく思ってるし、成功を願ってる。UFCにとっても、バンタム級にとっても良いことだ。タフな選手がまた一人加わったってことだからな。彼がUFCに来るって話も、前から聞いてたし話もしてた。俺たちはクールな関係だし、仲間でもある。同じチームで練習してきた。
でも、俺とアルジャメイン・スターリングとの関係とは違う。もし将来、戦うことになっても、それは何の問題もない。パッチーは家族のために戦ってるし、俺は俺の家族とチームのために戦ってる。ただそれだけのことだよ。まずはショーン・オマリー(バンタム級1位)戦に勝つこと。それからどうなるか、見てみよう」
Aljamain Sterling on Sean O'Malley claiming he won the fight against Merab Dvalishvili:
— Justin Barrasso (@JustinBarrasso) June 6, 2025
"We all watched the same fight. I'm not sure there's many people out there that can say that with a straight face."
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──今月はジョージアのMMAにとっても大きな月になります。あなたが今週末にベルトを防衛し、その後にはイリア・トプリア(フェザー級3位)が空位のUFCライト級王座をかけて戦います。ジョージアにとって重要な瞬間の火付け役になることについて、どう感じますか?
「UFCでまた勝って、ジョージアの国旗を掲げられることがどれだけ誇らしいか。毎回、俺がUFCで戦うときはジョージア全体が盛り上がる。今回は特にそうだ。俺が勝てば、イリアや他の若い選手たちにもきっとモチベーションになる。だからこそ、今回は絶対に勝たなきゃいけないって思ってる」
──ショーン・オマリーは前回あなたと戦って以来、試合をしていません。しかも、今回は“あなただけ”に向けて準備してきました。何か前回と違った部分を見せてくると思いますか?
「その通りだ。今回は、相当準備してるはずだ。SNSをやめたり、大麻をやめたり、集中してトレーニングしてるって聞いた。レスリングもパワーも磨いてきてると思う。だから、俺は“今までで一番強いショーン・オマリー”に備えてる。全部まとめて受けて立つよ」
──アレクサンドル・パントーハ(フライ級王者)は支配的な王者ですが、もし彼が階級を上げてダブル王者を目指すとしたら、その対戦には前向きですか?
「ああ、王者としてリスペクトしてるし、もしUFCが“フライ級の王者を挑戦させる”って決めたら、俺は受けて立つよ。俺はバンタム級の王者だし、誰とでも戦う。UFCが決めたやつが相手だ」
──ショーン・オマリーは最近大麻をやめるなど生活習慣も変えたと。こうした変化は、オクタゴンでの戦い方に影響を与えると思いますか?
「アルジャメインのポッドキャストでその話を全部聞いたよ。こういう努力はもちろんプラスにはなる。でも、最高のコンディションでも負けることはあるし、逆に調子がイマイチでも勝てることもある。結局、大事なのはキャンプで全力を尽くすこと。そして何より大事なのは、“謙虚さ”だ。今のショーンはすごく謙虚に見える。前回戦ったときは、フェイスオフでもずっと俺を見下すような態度だった。“自分の方が上だ”って顔をしてた。でも今回は違う。生活も変えて、態度も変わった。それは確実に彼にとってプラスになるはずだ」
──あなたがショーン・オマリーを謙虚にさせたと思いますか?
「そうだな、俺との試合の前よりは明らかに謙虚になってるよ」
──あなたはメディアデーで足の骨折についても話しましたが、あなたは常に何かしらの怪我を抱えながら試合に臨んでいる印象です。今回はウマル・ヌルマゴメドフ(バンタム級3位)戦のときと比べて、体の状態はどうですか?
「今回のキャンプは、ウマル戦の時の10倍は楽だったよ。あのときは本当に体がボロボロだった。特に背中なんか、どうなってたのか分からないくらいだったし、脚も悪かった。炎症もあったし、練習中も本当にキツかった。でも今回は問題なし。毎日2回ずつ練習できたし、ベストを尽くせた。今は減量期間に入ってるけど、それはいつもの“メンタルとの戦い”だ。とにかく、前回より遥かにいい状態だよ」
──骨折よりも、減量の方が気がかりですか?
「ああ、もちろんだよ。減量のほうがよっぽど厄介だ」
──ショーン・オマリーは、あなたがこれまで戦ってきた相手の中でどのくらいのレベルにいると思いますか? あなたはこれまでに世界王者とも何人も戦ってきました。
「今の俺にとって、ショーンが“次の相手”だ。だから、常にその時の相手を“最も大きな挑戦”と見なしてる。ショーンは今、一番調子がいいし、俺をノックアウトしようとしてる。だから今の俺にとっては、彼がナンバーワンの相手だよ」



