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【KNOCK OUT】古木誠也が元LFA王者のMMAファイターと“異種格闘技戦”「どんな展開になってもKOで勝つ」

2025/05/20 14:05
 2025年6月22日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『THE KNOCK OUT 2025』(U-NEXT配信)の対戦カード第三弾発表会見が、5月20日(火)都内にて行われた。  初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者・古木誠也(フリー)が、元LFAフライ級王者でMMAファイターのカルロス・モタ(ブラジル)とKNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで対戦する異色のカードが組まれた。 古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年12月に工藤“red”玲央を初回KOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。しかし、2024年12月のドスティン・オルティス戦で体重超過。保持していたKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座を返上した。2025年4月、階級をフェザー級に上げての第一戦で辰樹を2RでKOした。戦績は12勝(9KO)3敗。  モタは2016年7月にMMAでプロデビュー。ブラジルで8連勝後、2019年11月から『LFA』に参戦。同大会のフライ級王者になっている。さらに2022年8月には『UFC Fight Night』にも参戦を果たした(判定負け)。2024年12月のKNOCK OUTに初来日し、KNOCK OUT-UNLIMTEDルールで栗秋祥梧と対戦。テイクダウン&パウンドで圧倒しての判定勝ちを収めている。MMA戦績8勝2敗。  山口元気KNOCK OUT代表は「古木選手にふさわしい相手は誰かなと考えていろいろとあたったんですが、その中でモタがSNSで参戦アピールを12月からしていてキックルールでもMMAでも何でもやると。UNLIMTEDの試合がモタの階級では試合が組めない状況で、古木選手とモタ、非常にいいなと。モタもとにかくやりたいとのことで、代々木にふさわしい異種格闘技戦チックな試合が組めました。面白い試合になると思っています」と、ビッグマッチにふさわしいスペシャル感のある異種格闘技戦だと評する。  モタからは「6月に日本で2度目の試合が決まった。相手はKO率の高い危険な相手だが真っ向から挑むつもりだ。最高の試合を届ける。世界中で盛り上がろう」とのメッセージが読み上げられた。  迎え撃つ古木は「強豪選手と決まったのでしっかり仕上げて勝ちに行きます。凄い速くてトリッキーな動きをしていたので、不意な攻撃に気を付けながら戦いたいです」とコメント。  モタはキックボクシングでの試合経験がなく研究材料がないが、「打ち合いの中でクリンチが多くなると思いますが、付き合わずに打撃で行きたい」と、モタが組み付いてくると予想。  4月にフェザー級へ階級を上げて「動きだったりパワーも通用したので、このままフェザーで行きたいと思います。やってる以上は王者を狙いたいので勝ち続けます」と手応えを感じた様子。  フリーとなってからの練習環境は「今も前回と変わらずです。いつもと同じくフィジカルだったりパワーだったり、自分の良さを伸ばす練習をしています」と話した。  外国人選手とは2024年8月にアルゼンチンのサンティアゴ・ペルシバルと対戦した経験があり(3Rで古木がKO勝ち)、今回も南米の選手ということで「見た目関係なく細くてもパワーが強いなと思います」との印象があるとする。  未知の部分が多い相手に対して戸惑いはないかと聞かれると「戸惑いは特にないです。普段の自分を貫きます」と、相手関係なく自分の試合をするという。 「どんな展開になってもKOで勝ちます」とし、相手がMMAファイターであることには「やりづらそうです」と答えたが「(MMAファイターの)距離感には不安がありますが、フィジカルやパワーは負けないと思う」と自信を見せた。  これまでMMAファイターとスパーリングなどをした経験は「ないです」、MMAファイターとキックボクシングで戦った事のある選手から話を聞いたことも「ないです」と、全く知識のないままこの“異種格闘技戦”に挑むが「KO決着しようと思います。キックボクシングの強さを見せます」と持ち前の破壊力でKOするとした。  また、フェザー級で気になる選手を聞かれると「チュームーシーフー選手とやってみたかったです」と、KNOCK OUTの常連外国人選手であるチュームーシーフーの名を挙げ、「チュームーシーフー選手も打撃で行くタイプなので、自分と噛み合うと思って楽しそうだと思いました」とその理由を語った。  山口代表は「モタはLFA王者でUFCにも出ている。ハッキリ言ってUFCに出ているような選手はキックボクサーより打撃の技術が上手いので全然油断は出来ない。世界レベルの選手なので、キックボクシングルールでもそんなに一方的な試合にはならないと思う。タックルが染み付いているので、古木選手はその動きも頭に入れて練習してもらいたい。古木選手もUNLIMTEDルールに興味があるとのことなので、古木、チュームーシーフー、モタの三つ巴は面白くなるんじゃないかと思っています」と、フェザー級の活性化に期待したいとした。
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