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【RIZIN】朝倉海が佐々木憂流迦を1R TKO! 堀口恭司と大晦日再戦が決定。ハム・ソヒは美憂退け浜崎朱加戦へ、RENA再起戦でTKO勝利、ライト級GPは川尻・上迫敗れ、海外4選手が準決勝進出

2019/10/12 14:10


▼第11試合 女子49kg契約 5分3R
○ハム・ソヒ(韓国)
[2R 4分42秒 TKO]
×山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE 22)

勝者が浜崎朱加(AACC)の保持するRIZIN女子スーパーアトム級王座への挑戦権を得る、女子49kg契約試合。

山本は女子レスリングで全日本選手権8度優勝、世界選手権3度優勝の実績を持つ。2016年9月にMMAに転向し、RIZIN参戦。2018年7月からは、石岡沙織、アンディ・ウィン、長野美香、浅倉カンナ相手にいずれも判定で競り勝っており、怒涛の4連勝で挑戦者決定戦に駒を進めてきた。

試合前、山本は「一番今までの中でタフな試合になることは間違いないので、気持ちを込めてぶっ倒しに行きます」と、大一番に向け、意気込みを語っている。

ソヒはキックボクシングや散打で培った打撃を持ち、2007年2月に初来日して『DEEP』でプロデビュー。日本を主戦場にし、2013年5月にスギロックを破りDEEP JEWELSフェザー級(-48kg)王座を奪取。その後、2度の防衛を果たして2014年からは韓国人女性ファイターとして初めてのUFC参戦を果たすと、1勝2敗の戦績を残した。

 2017年6月からは韓国『ROAD FC』に舞台を移し、初代ROAD FC女子アトム級王座決定戦で当時のDEEP JEWELS同級王者・黒部三奈からTKOで勝利して初代王者となった。今年7月の『RIZIN.17』に初参戦し、約5年ぶりとなる日本での試合でDEEP JEWELSアトム級王者・前澤智をKO。試合直後、「私、タイトルに挑戦したい気持ちも強いですが、まず山本美憂選手と試合をしたいです。お願いします!」とリングサイドにいた山本美憂(KRAZY BEE)に対戦をアピールし、今回の山本戦が決定した。

1R、ともにサウスポー構え。詰めるソヒに、右足に低いシングルレッグは山本。テイクダウンした山本はソヒの左足首も手繰るが、ソヒは足を抜きロープを背に立つ。立ったソヒはヒジを打つがこの試合では反則。口頭注意に。再びダブルレッグからシングルレッグに入る山本。ロープ背に座るソヒに徐々に登る山本だがブレーク。スタンド再開。左ストレートを狙うソヒ! 山本の低いダブルレッグはソヒが切る。左右からヒザを突くソヒに間合いを詰めてコーナーでボディロックした山本だが、ゴング。

2R、ジャブで距離を支配するソヒ。ジャブから左ストレートを突くソヒ。山本の低いダブルレッグは切るソヒ。山本の左前蹴りを掴んで詰めるソヒは左を刺し、さらにジャブから左で前に出るがそこにカウンターのダブルレッグは山本! ソヒは場外に上半身が出る。再開。

ソヒの左に詰めてダブルレッグから押し込んで、コーナーからコーナーまで電車道で押し込む山本。しかし切るソヒはサッカーキックへ。山本はシングルレッグへ。足を後方に飛ばしてスプロールするソヒの片足をたぐろうとする山本だが亀に。片足を掴んで亀になる山本に対角の足首を掴んだソヒは、向き合えないようにして鉄槌を連打! 動けない山本を見てレフェリーが試合を止めた。山本は右耳から出血。納得した表情でソヒと握手を交わした。

試合後、ソヒはリング上で「ありがとうございます。今日の試合は嬉しいけどなんか寂しいです。これから練習一生懸命、やります。(次は浜崎朱加戦だが?)頑張ります」と、日本語で挨拶。浜崎もリング上に上がると、「一言ハムちゃん強いなって。過去2回やって一応、勝っていますが、3度目もしっかり極めて勝たせていただきたいと思います」と防衛を宣言。ソヒは「2回も負けたのに3回目も試合の機会をくれてありがとうございます」と王者に敬意を表した。また、試合後、ソヒは視力が-4.5で、リング上での裸眼ではほとんど明確には相手が見えずに戦っていることを明かしている。


▼第10試合 女子51kg契約 5分3R ※ヒジ有り
○RENA(シーザージム)
[1R 0分20秒 TKO]
×アレキサンドラ・アルヴァーレ(スペイン)

RENAは前戦2019年6月、米国ニューヨーク州マジソンスクエアガーデンで開催された『Bellator 222』で米国初試合に臨むも1R4分04秒、リンジー・ヴァンザント(米国)にリアネイキドチョーク(チョークスリーパー)で失神に追い込まれて敗れた。今回は4カ月ぶりの再起戦となる。

当初、対戦が決まっていたショーナ・ラム(カナダ/TEAM MAMBA)が練習中に脳震盪を起こしてドクターストップ。代わってアルヴァーレがRENAと対戦することになった。

アルヴァーレはムエタイ出身。2016年にスペインで行われたイベントでアマチュアとしてMMAにチャレンジ。2018年4月にローカル大会の『RLFC』でプロデビュー。2戦目でスペイン最大のプロモーションである『AFL』に出場するが、パンチによるKO負けを喫した。プロMMA戦績は2戦2敗でいずれもTKO負け。緊急参戦にも関わらず対戦を受諾したアルヴァーレはヒジ打ちを含めたムエタイ仕込みの打撃で勝負すると語っている。

RENAは地元大阪での復帰戦。セコンドには浜崎朱加がつく。

1R、先に前に出るRENA。サウスポー構えのアルヴァーレの右の打ち終わりに右ストレートをヒット! 効かされ下がるアルヴァーレにRENAは右前蹴り、さらに左右のラッシュにアルヴァーレはダウンしてコーナーにもたれかかり、動けず。レフェリーが間に入った。

RENAは試合後、「大阪の皆さんただいま。対戦相手あっての試合。急遽試合を受けていただきありがとうございます。ストライカーとしての打撃ができて嬉しいです。今日は足元の悪い中、会場に来ていただきありがとうございます。台風がこれからも大変ですが、日本は強い、みんなで支えあって頑張りましょう」と復活のリング上で挨拶した。

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