「ONE Friday Fights」への参戦が決定した海人
2025年5月23日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 109』(U-NEXT配信)に、シュートボクシング協会からSB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)が参戦することが決定した。同大会では元K-1 WORLD GPライト級王者・与座優貴(team VASILEUS)もONEデビュー戦を行うことが決定している。
海人は3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催された『ONE 172』にてマラット・グレゴリアンと対戦予定だったが、グレゴリアンが公式計量で体重を超過するなどのトラブルがあり、試合は中止に。大会後のチャトリ・シットヨートンCEOの発言に対してシュートボクシング協会が抗議文を提出し、チャトリCEOと海人も同席のもと、和解が成立していた。
和解後、急遽ONEサイドからシュートボクシング協会に5月初旬での海人vs.グレゴリアンについて提案があり、さっそく実現に向けて交渉が進められたがグレゴリアンサイドとの調整がつかなかったため、両者の対戦は実現には至らなかったという。
そこでONEからはグレゴリアンの代替選手として、モハメド・シアサラニ(イラン)の名前が上がった。
それを受けて、昨年12月以降、試合間隔が空いている海人からも「5月に試合をしたい」という意思表示があり、海人は6月22日(日)東京・後楽園ホール『SHOOTBOXING 2025 act.3」でのGLORY世界ライト級1位エンリコ・ケール戦が決定しているが、SB協会は海人の意向を尊重し、シアサラニ戦に送り出すことになった。
シアサラニは2023年からONEに参戦し、第3代GLORY世界ライト級(70kg)王者でもあるシッティチャイ・シッソンピーノンやモハメド・ブタザ、野杁正明に勝利したリウ・メンヤンにも勝っており、ONEでの戦績は5勝2敗。海人にとっては試練の2連戦となる。この試合はフェザー級キックボクシング3分3Rで行われる。
今後もシュートボクシング協会はONE Championshipと協力体制のもと、引き続き海人vs.グレゴリアン戦を早い段階で実現するべくお互い協議を進行中とのことだ。
◇海人のコメント
「3月に流れてしまったグレゴリアン戦を5月初旬にという提案があり、決着をつけたかったので即答したのですが、調整がつかずそれは次回以降に延期となりました。
ただ、ONE Championshipのファンの方たちに僕の強さを見せたい気持ちもあったので、今回モハメド・シアサラニ選手との試合を決めました。
6月に試合が確定しているのに僕を信じて送り出してくれるシュートボクシング協会に感謝します。5月のシアサラニ戦も6月のエンリコ・ケール戦も僕の強過ぎる姿を見せるので皆さん期待してて下さい!」