絶好調で再起戦に臨むRENA
2019年10月12日(土)エディオンアリーナ大阪にて開催される『RIZIN.19』の第10試合 女子51kg契約5分3Rで、アレキサンドラ・アルヴァーレ(スペイン)と対戦するシュートボクシング女子世界フライ級王者のRENA(シーザージム)が10日(木)大阪府内にて事前インタビューに答えた。
RENAは6月14日(日本時間15日)米国ニューヨーク州マジソンスクエアガーデンで開催された『Bellator 222』で米国初試合に臨むも1R4分04秒、リンジー・ヴァンザント(米国)にリアネイキドチョーク(チョークスリーパー)で失神に追い込まれて敗れた。今回は4カ月ぶりの再起戦。
当初、対戦が決まっていたショーナ・ラム(カナダ/TEAM MAMBA)が練習中に脳震盪を起こしてドクターストップ。代わってアルヴァーレがRENAと対戦することになった。
気を抜かずに絶対に落とせない戦いになりました
――コンディションはいかがですか?
「対戦相手が急遽変更になってちょっとドタバタしていましたが、自分がやるべきことは相手が変わる前からできていたので、調子もいいし順調に来れたし、いい感じに仕上げられたと思います。体重も順調で問題ないです」
――対戦相手が急遽変更になりましたが、どのような印象ですか?
「戦績だけ見ればまだ勝っていない選手ですし、勝敗云々がいろいろとSNSで書かれていましたが、試合まで1週間切ってRIZINで私と51kg契約で名乗りを上げてくれる選手はいませんでした。そのハングリー精神は私も地元が大阪で東京には負けないぞという気持ちで昔からやってきて、ハングリーの怖さはよく知っているので、気を抜かずに絶対に落とせない戦いになりましたけれども、その分、気合いを入れて頑張りたいと思います」
「1試合だけあったのでそれを見ました。気性が荒いというか、1Rからガンガン来る選手なので、多分今回も(ラウンドが)進むにつれて私の方がどんどん有利になっていくので、1Rから勝負を仕掛けてくるんじゃないのかなって思っています。殴り合いはかみ合うと思います」
――どのような試合をしたいと思いますか?
「地元大阪なのでスカッと、最近KOもできてないので自分の得意の打撃を活かしてKOで会場を爆発させたいです」
――今回SNSで好調ぶりを伝えていましたが、過去最高の調子なのですか?
「調子は凄くいいです。50戦もやっているので過去イチかは忘れました(笑)。本当に調子が良くて、あと大阪っていうのがテンション上がりましたね。新幹線に乗って大阪に着いて、ありがとうのイントネーションで帰って来たって。このコンローも大阪でやったんですが、その時の大阪弁での会話は凄くほっこりして気合いを入れて試合に臨めそうだと思いました」
――今回は打撃を活かした戦い方をしたいと言われていましたが、シュートボクシングの練習を増やしたということなのでしょうか?
「シュートボクシングの打撃とMMAの打撃は多少変わってくるので、その基本は染みついているので距離感や当てる位置などを変えて打撃多めでやってきました。でも阿部(裕幸=AACC代表)さんの練習は優しいものがないので、基本的にはずっと寝技でも追い込まれてきたので、打撃も寝技もやらないといけないで練習をやってきたので両方いけると思います」
――そのスタイルのお手本はいますか?
「MMA初戦からミルコ・クロコップ選手の映像はたくさん見ろとたくさんの方から言っていただきましてお手本にしました。でも、女ミルコにはなりたくないというか。私は私のスタイルを築いていきたいです」
――ベラトールとRIZINの対抗戦が決まりましたが、ベラトールにリベンジしたい気持ちは?
「今のところはないんですけれど、いつか借りは返さないといけない。交流関係は続くと聞いたので、いつか借りは返しに行きたいです」