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【PFL】7月大会出場のダコタ・ディチェバ「連戦のファイトキャンプ中に学ぶことは少ない。ジムにいることを楽しんでいるし、一番勉強になる」

2025/04/21 20:04
【PFL】7月大会出場のダコタ・ディチェバ「連戦のファイトキャンプ中に学ぶことは少ない。ジムにいることを楽しんでいるし、一番勉強になる」

(C)PFL

 PELが2025年7月のチャンピオンシリーズの開催を発表した。

 19日の大会で先駆けて出場が発表されたのは、2024年の女子フライ級優勝のダコタ・ディチェバ(英国)。大会の具体的な日程、場所、対戦相手などは発表されていない。

【写真】開催中の2025年トーナメントにはガジ・ラバダノフ以外の王者たちは出場していない。7月開幕のチャンピオンシリーズ出陣なるか。

 7月に27歳になるディチェバは、2024年にPFL女子フライ級王座に就くまで14勝0敗の戦績を残し、同プロモーションのスター選手としてブレイクした。前戦は11月の女子フライ級決勝で、元UFC世界王座挑戦者のタイラ・サントスを2R TKOで仕留めて以来、試合に出ていない。

 一部報道では、残り契約試合を長引かせているともとれるPFLにディチェバが不満を漏らしているともされたが、土曜日のPFLの大会中に登場し、“この地球上で最もバッドな125ポンドファイター”と紹介されたダコタ・ディチェバは「心配しないで。私は戻ってくる」と語った。

フライ級の女子を一人残らず一掃させて

──2025年のPFLカレンダーでは、あなたの次戦は7月とアナウンスされました。そろそろファイトキャンプに戻る頃ですか。

「そうね、待ち望んでいたことだからワクワクしている。ドン(デイビスPFL会長)とはいい話ができた。みんな私が今年戦っていないことに少しストレスを感じていると思う。でもみんな心配しないで。私は戻ってくる。バービーのようなものを投稿したり、素敵な格好をするのも大好きだけど、何よりもまず私はファイターです。ケージに戻る準備はできている。久しぶりだからね(※前戦は2024年11月のタイラ・サントス戦のTKO勝ち)」

──誰と対戦したいですか。

「現時点では誰でもいい。ファンが決めるべきだと思う。彼らは今、私をケージに戻そうと声を張り上げている。彼らにいくつかのアイデアを出してもらって、誰と対戦してほしいか見てもらうべきだと思う。私は誰との戦いでも喜んで飛び込むよ」

──新たな試合をするために、階級を変えることもありますか。

「間違いなく階級は下げない。いつか階級を上げるかもしれないけど、今の125ポンド(フライ級)は私にとって完璧なカテゴリーで、厳しい減量はまったくない。この階級を制覇するまではどこにも転向できないと思っているし、私はまだそれを達成したとは思っていない。だから、フライ級の女子を一人残らず一掃させて」

──女子フライ級トーナメント出場選手たちのパフォーマンスについてはどう思われましたか?

「確かにいくつかの驚きはあった。正直言ってカードの全部は見ていないの。会場にいなかったから。でもネットで見た。下馬評通り、何人かが脚光を浴びた。フレッシュな新人が入ってきて、ちょっとだけ違うものを見せている。何度か中断もあった。彼女たちはみんな私の戦いからヒントを得ていると思う。私が戦わないのに、まだ125ポンドの階級があるのは嬉しい。まだ才能ある選手がいて、何人かの選手と戦わせてくれるでしょう」

──PFLにいる間、あなたはずっと武器を追加してきました。今、ジムで取り組んでいることは何ですか?

「正直に言うと、トレーニングを楽しんでいる。どのファイターも言うだろうけど、本当にその通りだと思う。(試合直前の)ファイトキャンプ中に学ぶことは少ない。2024年は4連戦だった(から対戦相手の対策練習が続いていた)。今はずっとジムにいることを楽しんでいるし、そこが一番勉強になると感じている。だから打撃もレスリングも柔術もやっているし、コンディショニングもうまくいっている」

 果たして誰がディチェバのMMA15試合目の相手となるか。欧州メディアは、2024年のPFL欧州王者で5戦無敗のパウリナ・ウィスニエフスカ(ポーランド)、ディチェバと同じ英国出身の6戦無敗シャネル・ダイアーらの名前を挙げているが…。

『PFL 2025 World Tournament』女子フライ級トーナメント1回戦結果

▼女子フライ級 5分3R
〇リズ・カモ-シェ(米国)23勝8敗 126.0 lbs
[1R 1分25秒 TKO] ※パウンド
×イララ・ジョアニ(ブラジル)12勝10敗 124.8 lbs

▼女子フライ級 5分3R
〇エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)9勝2敗 125.8 lbs
[1R 2分05秒 リアネイキドチョーク]
×ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)13勝4敗 126.0 lbs

▼女子フライ級 5分3R
〇ジェナ・ビショップ(米国)8勝2敗 125.6 lbs
[判定3-0] ※30-27×2. 29-28
×渡辺華奈(日本)13勝4敗1分 125.2 lbs

▼女子フライ級 5分3R
〇エローラ・ダナ(ブラジル)8勝0敗 ※PFL/Bellator初参戦 124.6 lbs
[1R 4分48秒 ネッククランク]
×ダイアナ・アヴサラゴワ(6勝2敗)※PFL初参戦 125.4 lbs

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