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2025年4月27日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 353』(U-NEXT配信)に向け11日、タイトルマッチの調印式および会見が行われた。ライト級王座戦の雑賀ヤン坊達也vs.天弥のほかに、バンタム級、ウェルター級でもキング オブ パンクラス チャンピオンシップが行われる。
▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ バンタム級 5分5R
透暉鷹(ISHITSUNA MMA)第5代KING OF PANCRASIST 12勝4敗
カリベク・アルジクル ウルル(Olymp Gym Bishkek/キルギス)1位 11勝1敗
2024年12月大会でマッチメイクされるも、両者の怪我により延期となっていた一戦。
バンタム級王者・透暉鷹、待望の初防衛戦が決定。『ROAD TO UFC』バンタム級準決勝で中国のバーエゴン・ジェライスーに逆転の判定負けを喫した透暉鷹。そこから再び自身の目標と向き合い、PANCRASEでの防衛戦から再出発して世界を目指すと決意した。
迎え撃つのは現在MMA界で猛威を振るう中央アジアからキルギスの22歳、カリベク・アルジクル ウルル。9月の井村塁戦では、無呼吸連打とも言える圧巻のラッシュで、わずか75秒で同級1位の井村からTKO勝利を収めた。自信満々のウルルは、「僕のファイトは激しいから、母国では“シャーク”と呼ばれているんだ。日本でもそう呼んで欲しいな」と“SHARK”のハチマキを掲げ、常に生え変わる歯で“HAWK”の爪に牙をむく。
王座戦の5分5R。『ROAD TO UFC』では強みの似ているバーエゴン相手に初回に右を被弾しながらもバック奪取で取り返すも、2、3Rにクリンチ打撃とテイクダウンで下になるなど後手に回り、判定負けした透暉鷹。
🎥脅威のフィニッシュ💥
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) September 29, 2024
❌⚡️キルギス🇰🇬から新たな刺客⚡️❌
カリベク・アルジクル ウルルがバンタム級の雄(1位)井村塁を1Rパウンドアウト😱😱
⏺#PANCRASE347 見逃し配信中!https://t.co/hI8fmHSoIA pic.twitter.com/x1iG9VYVW3
対するウルルは、井村戦で右フックを効かせての跳びヒザを突き、井村の組みを切りながらの1発のヒジを効かせて連打でパウンドアウト。殺傷能力の高さを見せたが、寝技も巧みなことは知られていても、組み力がどこまでなのかは見えなかった。
果たして透暉鷹はこの階級でキルギスの鮫を相手に自身の強みを貫けるか。それともウルルが透暉鷹の組みをも切り裂くか。
会見で透暉鷹はウルルを「爆発力がある」と評しながらも「自分も爆発力は負けない」と語り、怪我で延期になった4カ月を通して、「期間が空いたことでしっかり自信をつけられた」と自信を見せた。
透暉鷹「相手は序盤は強いと思うけど、チャンピオンらしく全体を通して戦う」
透暉鷹 ISHITSUNA MMAの透暉鷹です。前回の12月、お互いの怪我で延期になってしまって申し訳なかったです。今は怪我もなく調子も万全なので、最高の試合をしたいと思います。よろしくお願いします。
――今回の対戦相手のカリベク・アルジクル ウルル選手の印象はいかがでしょうか。
透暉鷹 爆発力があって、キルギス人ということで、前回の井村(塁)選手との試合も見てたんですけど、やっぱりすごく強い相手だと思いますし、強い相手とできることを感謝して、自分も爆発力は負けないと思うので、楽しみにしていてください。
――怪我のために延期になっていた試合ですが、時間を置いたことが、今回の試合にどのように影響するでしょうか。
透暉鷹 12月の試合に向けてやってきていたことがあったんですけど、お互い怪我をしてしまって。このタイミングじゃなくて、4月27日に向けてお互いしっかり作り上げて(戦える)。逆に言えば、(前回は)流れてしまったんですけど、その分、最高の試合を見せられるようにやりたいなと思っています。
――怪我の回復期間にあらためて研究もし、ウルル選手につけ入る隙があったら教えてください。
透暉鷹 やっぱり自分の持ち味をしっかり出して、そこで勝てるっていうのが(重要)。延期になった期間に怪我をしっかり治して、海外にも練習に行ったりしましたので、逆に期間が空いたことでしっかり自信をつけられたなという部分もあると思います。(相手は)序盤は強いと思うんですけど、全体を通してチャンピオンらしく、しっかり自分の持ち味も出して、最後は勝ちたいと思います。






