“職業イケメン”の壱はタイでも人気を獲得中(C)ONE Championship
2025年4月18日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 105』(U-NEXT配信)に、日本人選手2名の出場が発表された。
第3試合のキャッチウェイト(-55.34kg)ムエタイ3分3Rで、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者・与那覇壱世(=壱/センチャイムエタイジム)がマイサンゲルン・S・インチャロンカンチャン(タイ)と対戦。
沖縄出身の与那覇(リングネームは壱・センチャイジム)は空手をベースに持ち、ボクシングを経て上京してムエタイを始めた。2008年11月の『MuayThaiOpen』でLPJNバンタム級王座に就き、2019年12月に岩浪悠弥に敗れるまで14連勝をマーク。2022年11月に「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」を制して王者となった。2023年8月の初防衛戦で古村光に敗れて王座を失ったが、2024年4月のリマッチで王座奪還。
6月にはムエタイの激闘王と呼ばれたチョークディーから勝利を収め、7月の『ONE Friday Fights』で初参戦初勝利。「KICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント」では12月の決勝へ進出したが、決勝で森岡悠樹にKO負けして優勝を逃した。2025年2月の2度目のONE FF出場ではルー・イーフーに1Rに2度のダウンを奪われながらも2Rに左ストレートで逆転KO勝ち。ONEで2連勝を飾り「これからもまたONEの舞台に戻ってきて激しい試合をしたい。僕、ベストバウト製造機なので。いい試合をいっぱいします」とインタビューに答え、35万バーツ(約154万円)のボーナスを獲得した。
3月には『MuayThaiOpen 50』で2RにKO勝ち、ルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王座を獲得している。戦績は30勝(12KO)10敗1分。
第4試合のキャッチウェイト(-62.14kg)ムエタイ3分3Rでは、シュートボクシング日本スーパーフェザー級1位の手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸)がリーズワン・ノルサーミ(マレーシア)と対戦。
手塚はSBフェザー級&スーパーフェザー級の二階級でタイトルマッチを経験している実力者。2023年12月にはSB中国大会で勝利し、香港Energy Fightインターナショナル・スーパーフェザー級王座を獲得。2024年12月、4月11日のONE FFで豪快KO勝利を飾った成尾拓輝と対戦してフロントチョークで勝利、2025年2月には第14代SB日本スーパーバンタム級王者の植山征紀も延長戦で破り、2023年6月から8連勝と好調を維持している。
与那覇も手塚も激闘派だけにオープンフィンガーグローブのONEムエタイでアツい試合を見せてくれそうだ。