【写真】シャドーでの前進と後退で、必ず対になる動きをしてみせたリー姉弟
10月13日(日)両国国技館で開催されるONE Championship 第100回記念大会「ONE: CENTURY 世紀」に先駆けて10月6日、主な出場選手によるオープンワークアウトが行われた。
チャトリ・シットヨートンCEOが見守るなか、デメトリアス・ジョンソン(DJ)、アンジェラ・リー&クリスチャン・リー、シャオ・ジンナン、ケビン・ベリンゴン、ビビアーノ・フェルナンデス、ブランドン・ベラ、アウンラ・ンサンの順番で登場した選手たちは、それぞれ独特の個性的な公開練習を披露した。
まずは第1部でONEフライ級(※61.2kg)ワールドGP決勝としてダニー・キンガッドと対戦するDJが、前日に「ONE WARRIOR SERIES」が行われたリングに登場。ゲーミングステージに続けて、ファンに動きを公開した。
最初にキックミットにパンチ&キックを叩き込んだDJは、シュートボックスではパンチからのダブルレッグ、ダックアンダーの動きを披露。続けてボクシンググローブを外すと、首相撲からヒザ、カニ挟みから足関節、バックに回っての投げの途中で手首を掴んでの腕十字など、UFCの王座戦でも使用したムーブに三角絞めまで加えて見せた。相手の動きに先手を取って、流れるように連携する技は健在。順調な仕上がり具合をうかがわせた。
続けて、アンジェラ&クリスチャンのリー姉弟が登場。キャリアの初期からそうしてきたように、2人並んでリングの端から端までシャドーを繰り返す姉弟は、パンチ、キックからタックルに入る動きでロープまで前進すると、戻るときにはバックステップで下がりながらパンチ、そして相手のタックルを両足を後方に飛ばしてスプロールして切る動きを披露。シャドーの全てを前進と後退のセットで行ってみせた。
またマススパーリングでは、今回、アトム級(※52.2kg)王座防衛戦として前回の両国大会の再戦となるジンナンとの試合に臨むアンジェラが、急遽ライト級(※77.1kg)ワールドGP決勝でザイード・フセイン・アサラナリエフと対戦することになったクリスチャンを豪快にリフトしてテイクダウンする姿も見られた。
最初から最後までノンストップで動き続けた両者。前回のストロー級から自身のアトム級で王座防衛に臨むアンジェラの大きさが目立ったが、減量そして当日の身体にも注目だ。
対するジンナンは続けてリングイン。アンジェラの動きをリング下で目にした女子ストロー級王者はボクシンググローブを着けてミット打ち。すでに絞られた身体から、時折後ろ蹴り、バックフィストを見せるものの、強打をすることなく、ボクシンググローブのまま公開練習を終えた。