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【ONE】青木真也、MMAの試合5日前にプロレスに出た理由を話す「ONEで年に1回、くれるかくれないかの仕事を待ち続けていられないですよ」

2025/03/20 12:03
【ONE】青木真也、MMAの試合5日前にプロレスに出た理由を話す「ONEで年に1回、くれるかくれないかの仕事を待ち続けていられないですよ」

MMAでの今後についても語った青木

 2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXTで独占PPVライブ配信)に出場する選手の個別インタビューが、19日(水)都内にて行われた。

 第6試合のONEライト級(77.1kg)5分3Rでエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)と対戦する青木真也(日本)が出席。


 フォラヤンとは過去3度戦い、青木の2勝1敗。4度目の対決を前に「何もないところから4回も引っ張ったのはよくやったと思います」との感想。

 4度目となるとお互いの手の内を知っているのでやりにくいのでは、と聞かれると「そんなのどうでもいい。勝った負けたが全てのことではやってないから」とする。

「僕はフォラヤンに対して思い入れがあって、彼もそれを酌んで試合をしてくれて。その中でフォラヤンが日本で拍手で迎えられてほしいと思います。気持ちよくやって終わりたいです」

 自分に対して希望するものは、との問いには「ないない。僕が起こしたことを皆さんで勝手に介錯してやっていだければ」とした。


 前日にはプロレスの興行に出場し、「MMAの試合5日前にプロレスの試合に出たのは初めてかもしれない」と言い、「楽しいんだよね。みんな滑った転んだ、勝った負けたでやってるじゃん。バカらしくない? やれvs.世界とかバカらしい。俺は俺で表現やってて、エドゥアルド・フォラヤンと15分間で自分の想いも彼の想いも、2人でしか作れないものも。で、僕のこれからも表現したいですね。15分しか尺がないから。その尺の中で自分に後悔ないものを作りたいですよね」と、他の選手たちとは目的が違うという。

 今回の試合前にも関わらずプロレスにも出たのは「正直、やらないと生きていけない。格闘技だけやってられない。つまらなくて。面白くなくて。DEEPの佐伯繁がいいことを言っていて。なんでDEEPにRIZINに出ていたある程度の選手が出るのって聞いたの。ギャラも下がって、そんなのやる必要ないじゃんって。そうしたら『みんな場所が欲しいんだ』と。お前もプロレスがなかったら、表現する場がなくて自己承認欲求が抑えきれずにおかしくなるだろ、と言われたんですよ。それと一緒で、自分が何か表現したい、出したいって欲求が抑えきれないから無理だ、やらないと生きていけないですね。表現しないと生きていけない。だから、ONEで年に1回、くれるかくれないかの仕事を待ち続けていられないですよ」との理由を話す。

 MMAもまだまだ続けていくと会見で宣言し、それへ向けてこの試合で判断したいことがあるのかとの質問には「それすらもないかな。好きでやっているだけなので。また身体が動いて気持ちがやりたくなったらやる。やりたくなければやらないし」と、先のことは分からないとした。

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