キックボクシング
レポート

【ビッグバン】野村太一が進化した姿を見せ平山迅を圧倒TKO、石川直樹は駿太に辛勝、奥平将太が琢磨を初回KO、高橋幸光が松下大紀を圧倒KOしてタイトル戦アピール「見たくないですか、プロレスラーがキックボクサーを倒すところを」

2025/03/09 18:03

▼第12試合 メインイベント第1試合 56kg契約 3分3Rビッグバンキックルール
×駿太(谷山ジム)
判定0-2 ※29-29、28-29、29-30
〇石川直樹(KICKFUL GYM)


 駿太は2003年2月にプロデビューし、国内とタイのトップ選手を相手に渡り合ってきた42歳の大ベテラン。2019年6月に琢磨をKOしてベテラン健在ぶりを示したが、8月の安本晴翔戦、2020年2月の栗秋祥梧戦と若い選手に連続KO・TKO負け。しかし、同年11月のビッグバン10周年記念興行では宮崎勇樹を判定で下してBigbangスーパーバンタム級タイトル3度目の防衛に成功すると、3月には元新日本キックボクシング協会ライト級4位の渡邊涼介をヒジ打ちで2RにKOした。前戦は2024年10月、竹添翔太に判定負け。戦績は42勝(12KO)25敗4分。


 石川は元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王で、ジャパンキックでは2019年5月のプレ旗揚げ戦、8月の旗揚げ戦ともにメインを務めたエースだったが、2021年9月からフリーに。10月のRIZINでは吉成名高にTKOで敗れている。フリーとして様々なリングで試合を行い、2024年6月にフランスでニコラス・リヴァースにKO勝ち、ISKA王座を獲得した。首相撲からのヒザ蹴り・ヒジ打ちを得意とする。現在8連勝中で戦績は33勝(14KO)10敗8分。


 1R、圧をかけて前へ出る石川はローキック、駿太はジャブを突いていく。石川の蹴りが多く、駿太は手数が少なかったか。


 2Rになると石川は得意の首相撲に持ち込むが、ここでヒザを上手く当てたのは駿太の方。離れると右の連打を決めた駿太が左ヒジの強打。再び組みに行く石川だが駿太は主導権を握らせない。


 3R、前に出る駿太がジャブと右フックで攻勢。石川は首相撲からのヒザに持ち込む。駿太がパンチでペースをつかんだかに思われたところで、石川が右ヒジをクリーンヒット。ここで流れが変わり、石川は首相撲からのヒザで攻める。駿太は口から流血でドクターチェック。


 判定は2-0で石川の勝利となった。

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