▼第2試合 47.17kg契約 2分3R
〇伊藤紗弥(尚武会/ラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級7位)
判定3-0 ※29-28×3
×カオスアイ・ポー.コブクア(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級9位)

伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王座に就いた。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイ・IPCCと女子世界王座の四冠を制覇。BOM女子ピン級(-45.53kg)初代王座、BOM女子ライトフライ級(-48.98kg)王座も獲得。
2023年9月に『RWS』初参戦もモンクッペットに判定負けを喫し、RWSでの2分3R制を踏まえてパンチを強化して11月のBOMでは予告通り左フックでミンタを2RでKOした。12月にはラジャダムナンスタジアムで初勝利、2024年4月のRWS JAPANでは元K-1王者のパヤーフォンも判定で破り、7月にはラジャ4位のノンパーフォンとの熱戦も制して7連勝を飾ったが、10月のタイ『RWS』にてラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級初代王座決定戦でパヤーフォンに敗れて王座を逃した。12月のRWS JAPANでもモンクペットに敗れ、連敗脱出を懸けての試合となる。
対戦相手のカオスアイはラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級9位で、7位の伊藤よりも下位の選手。王者パヤーフォンへの再挑戦を目指すためにも勝利は譲れないところだ。

1R、伊藤が左前蹴りからの左ミドル。カオスアイも左ミドルを返すが伊藤はしっかりスネで受けて左ロー。カオスアイも伊藤の左ミドルをスネでカット。伊藤は左ミドルからの右ヒジも繰り出す。ワンツーを打った伊藤はカオスアイのミドルをキャッチするとすぐに右ミドルを当てる。カオスアイがいい形で組んでのヒザ、伊藤もヒザを返す。伊藤の前蹴りで組もうとして前へ出てきたカオスアイが転倒。オープンスコアは10-9×3で伊藤のラウンドに。
2R、伊藤がミドルを蹴るとすぐに首相撲で組み付いてヒザを蹴るカオスアイ。それを伊藤が崩し倒す。再び組んでくると今度はヒジを見舞う。それでもしつこく組みに来るカオスアイにショートの右を打つ伊藤。徹底した組みのカオスアイに組まれる前にミドル、パンチを当てるカオスアイだが、カオスアイが押しヒザを決める。前蹴りから右ミドルの伊藤に組み付いたカオスアイだが、伊藤はヒザを蹴らせない。前蹴り、ミドルで突き放す伊藤。このラウンドも伊藤が10-9×3で取った。
3R、組んでくるカオスアイに右ヒジを当てる伊藤。カオスアイは組んでヒザ。伊藤はバックステップしながらのジャブ、左ミドル。カオスアイはしつこく組んでの左右の押しヒザ。下がりながらも右フック、左アッパーを決める伊藤だが、カオスアイがまたも押しヒザを決め、ヒザの連打。ヒジで脱出した伊藤だが、すぐに組んだカオスアイが押しヒザの連打と離れると左ボディ。なんとか離れた伊藤は右ヒジを当てるが、カオスアイがどんどん前へ出て組み、ヒザを連打した。



