2025年2月22日(土)マレーシア・クアラルンプールのN9アリーナ『FIRE CAGE Fighting Championship』に参戦する、ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)の対戦相手が急遽変更となった。その経緯をストラッサーは自身のYouTubeチャンネルにて明かしている(※試合速報はこちら)。
今回が第1回大会のメインイベントにて、グレイゾン・チバウ(ブラジル)とウェルター級タイトルマッチで対戦することが決まっていたストラッサーだが、19日にマレーシア入りする前に「チバウ選手が怪我したと。それで試合が出来ないかも分からない。腰を痛めたと」の連絡が来たという。
(C)FIRE CAGE FC「チバウ選手は現地入りもしてて、あとは減量だけ。なんで腰なんか怪我すんねんて僕はちょっと疑問はあるんですけど、それ言われた以上は僕も飲むしかない」と思ったストラッサーだが、現地で相談ということになった。
マレーシアに到着してから、元々88kgのグラップリングマッチで出場が決まっていたアギラン・ターニ(マレーシア)と84kgのミドル級タイトルマッチはどうかとの提案を受けたが、ターニと実際に会ったところ「めちゃデカかった」という。ストラッサーはすでに79.5kgまで減量しており、ターニは91kgだったということでチームからも「危険だ」との意見があり、この交渉は決裂。
【写真】日本時間の21日11:00、計量をパスしたことを自身のSNSに投稿したストラッサー(C)ストラッサー起一「こんなんで1回気持ち切れかけたんですよね」というストラッサーだが、主催者は新たに2人の選手を提示。その一人が同大会のセミファイナルでロランド・デイとライト級タイトルマッチを行うはずだった元UFCのディエゴ・ヌネスだった(もう一人はウェルター級の若手選手)。
最終的に主催者が決めたのはヌネスで、ストラッサーもこれを承諾。「全然ファイトスタイルが違うけど、自分の中ではもうやってきたことを全てやるっていうだけやし、相手が変わろうとやることは変わらへんっていう気持ちで今回試合に挑もうと思います」と意気込む。日本でのLIVE配信はないが「皆さん、日本から応援よろしくお願いします。絶対勝つので、ベルトを持って帰るので楽しみに」とストラッサーは呼びかけた。
ヌネスは、フェザーからライト級で戦ってきたMMA24勝10敗の42歳。2004年にプロデビューをしてから11連続一本・KO勝ち、更に勝利を重ね4年間無敗・13連勝という快進撃を演じた。08年から米国WECで4勝1敗。11年1月にUFC参戦。約2年間活躍した後、13年9月にbellator移籍。14年のスウェーデンのSuperior Challenge(SC)ではヨアキム・ハンセンに2R KO勝ちでフェザー級王者に。
2018年5月の『RIZIN.10』で矢地祐介とライト級で戦い、スプリット判定負けも、翌年のSCで王座防衛。そこから4年間のブランクを作ったが、2023年に復帰。ホニー・トーレスに判定負けなど2連敗も、2024年3月の前戦・豪州『Cage FS 15』ライト級でコロンビアのマウリシオ・オタロラに1R ギロチンチョークで一本勝ちしている。