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【RIZIN】ヘビー級GPの1回戦組み合わせが決定、上田幹雄とシビサイ頌真が日本人対決、スダリオ剛はジョゼ・アウグストと対戦=公開抽選

2025/04/11 15:04
 2025年5月4日(日)東京ドーム『RIZIN男祭り2025』で行われる「RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント」の抽選会が、4月11日(金)都内にて実施された。  抽選方法は、抽選BOXに入った名前の頭文字が書かれたボールを榊原信行CEOがひとつずつ引き、A~Hの枠に入る選手が決まるというもの。なお、1回戦が終わったところで勝ち上がった4名はシャッフルされ、再度組み合わせが決定される。 【写真】1回戦での日本人対決が決まった上田とシビサイ 未定となっていた2名は、イズラムベック・ベクティベック・ウルー(キルギス)とダニエル・ジェームス(米国)に。 【写真】上田とシビサイの日本人対決が決まった時のスダリオの表情 最初にAはスダリオ、Cがウルー、Eはサモチュク、Gは上田と赤コーナーの選手が決まり、続いてBがアウグスト、Dはソルダトキン、Fがジェームス、Hはシビサイと青コーナーの選手が決まって組み合わせが決定した。 ▼RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント1回戦スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)9勝3敗ジョゼ・アウグスト(ブラジル/LFA推薦)10勝4敗 ▼RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント1回戦イズラムベック・ベクティベック・ウルー(キルギス)8勝2敗アレクサンダー・ソルダトキン(ドイツ/FNC推薦)14勝5敗 ▼RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント1回戦マレク・サモチュク(ポーランド/KSW推薦)7勝4敗ダニエル・ジェームス(米国)15勝7敗1分▼RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント1回戦上田幹雄(BRAVE)4勝2敗シビサイ頌真(パラエストラ東京)10勝3敗1NC [nextpage] ヘビー級GP出場選手プロフィール ◆スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)Tsuyoshi Sudario1997年5月13日、日本。身長190cm。27歳 中学時代に現在NBAのレイカーズで活躍する八村塁のライバルとして鎬を削るなど幼少期より抜群の運動神経を発揮。13年に貴乃花部屋に双子関取として入門し将来を嘱望されたが、問題を起こし19年に角界を引退すると、気持ちを入れ替え格闘家として生きる決意をし、約50kgの減量に成功した。 20年9月、初参戦のRIZINでディラン・ジェイムスにTKO勝利でMMAデビュー。その後3連勝で米国修行へ赴く。21年6月、柔術黒帯のシビサイ頌真に3R一本負けで初黒星を喫した。10月の再起戦を勝利後は怪我に泣かされ手術とリハビリで長期離脱。22年7月の復帰戦では関根“シュレック”秀樹を相手に試合開始53秒でTKO勝利。大晦日にはジュニア・タファの打撃に屈した。再起戦の23年4月、ロッキー・マルティネスを血だるまにしフルマークの判定勝利。10月には韓国のイム・ドンファンから右アッパーでダウンを奪うTKO勝利で完全復活を果たした。23年大晦日、極真王者の上田幹雄にTKO負け。24年6月にはBREAKING DOWNのメインで安保安保瑠輝也とキックボクシングルールで対戦し、延長判定で敗れた。24年11月のRIZIN LANDMARK 10 in NAGOYAで加藤久輝と対戦し、3R 1分11秒 TKO(ドクターストップ:有効打による負傷)で勝利した。 ◆ジョゼ・アウグスト(Pitbull Brothers)Jose Augusto1992年3月28日、ブラジル バイーア州出身。身長190cm。 米国のLFA推薦選手。幼少期よりジャン=クロード・ヴァン・ダムやジャッキー・チェンの映画をよく見ていたほか『ドラゴンボール』や『幽☆遊☆白書』、『ストリートファイター』といったアニメも観ていているなかで格闘技に興味を持ち、その後PRIDEやUFCを観るようになり自分もやりたいと思い立ち、15歳でムエタイを始めキックボクシングも経験、18歳頃よりブラジリアン柔術を始め、同じ頃にMMAの練習も開始。12年8月、ブラジルのローカルプロモーションExtreme Fightでプロデビューし、KO勝利を収めた。19年9月同じくブラジルのローカルプロモーションでるCentro Oeste Fight でヴィニシウス・リマを相手にパンチで1R TKO勝利を挙げ、COFヘビー級タイトルを獲得。その後21年4月よりライトヘビー級でBellator参戦。王者ピットブルのチームメイトとして注目される。再びヘビー級に戻し、23年11月よりLFAに参戦し、2連勝中。プロMMA戦績10勝4敗1ノーコンテスト。 ◆イズラムベック・ベクティベック・ウルー(Jash Kuch)Islambek Baktybek Uulu1996年11月20日、キルギス出身。身長188cm。28歳 自然を愛する素朴な田舎の少年として育ち、厳しい自然環境での肉体労働をわない性格に格闘技との親和性を抱いている。街に移住してから初めて格闘技を授業で習い夢中になると、尊敬する兄たちを目指す意味でもコンバット・サンボと散打を学び、前者で19年・24年国内王者、後者では17年国内王者に輝く。ほか徒手格闘で24年ヘビー級国内王者、ボクシング経験も持つ。MMAを習い始めてから現役選手として活躍するコーチたちに刺激を受ける。またウラク・タルティシュ(別名コクボル)というヤギの死骸を奪い合いゴールする伝統的な騎馬競技を得意とする。17年10月、キルギスのWEFでプロデビュー。21年11月よりカザフスタンのOctagon Leagueに参戦し、22年11月、ウラジミル・ルダクとの王座戦では、1Rに強烈な右フックでバランスを崩した相手にサッカーキックでTKO勝利を収めベルトを獲得、現在V1。プロMMA8勝2敗、うち6勝が強烈なパンチをヒットさせてのKO MTKO。なお、このトーナメントに出場するソルダトキンには20年12月にロシアのOFCで判定負けを喫している。 ◆アレクサンダー・ソルダトキン(SPITFIREGYM in Berlin)Aleksandr Soldatkin1993年6月10日、ロシア出身ドイツ在住。身長188cm。31歳  クロアチアを中心にイベントを開催するFNCの推薦選手。幼少期ジャッキー・チェンやジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画が好きで、その影響から格闘技に興味を持つ。8歳の頃より、徒手格闘技、グラップリング、フリースタイルレスリング、ボクシングなど、さまざまな格闘技を経験しており、11歳の頃よりMMAの練習も始めた。とくに徒手格闘技では輝かしい戦績を誇り、ロシア王者、W杯2度優勝、ワールドチャンピオンシップでも2度優勝している。15年8月、ロシアのTaiwaz Productionでプロデビュー。Battle PromotionやOFCといったロシアの団体で破竹の11連勝後、UFC契約をかけて出場したDWCSではマリオ・ピアソン相手に反則の膝蹴りで失格となった。その後、23年12月のRCCでケージキックルールにも挑戦。イヴァン・ロマノフに右後ろ廻し蹴りで2度のダウンを奪い判定勝ち。24年9月の前戦では、GFCで1R TKO勝利を収めている。戦績の15勝中10勝をKO、2勝を一本というフィニッシャー。プロ戦績15勝4敗。 ◆マレク・サモチュク(Uniq Fight Club)Marek Samociuk1996年7月15日、ポーランド出身。身長184cm。  ポーランドKSWの推薦選手。アマチュアで戦績を積み、ポーランドアマチュアMMA(ALMMA)ではライトヘビー級で金メダルを獲得。19年、ポーランドのローカルプロモーションThunderstrike Fight Leagueでプロデビュー。20年1月、ポーランドの『Wotore1』に参戦し、ベアナックルルール、1ラウンド無制限勝負のトーナメントで、決勝戦をTKO勝利で飾り、優勝。その後、同Wotore,EFM Shoeを経て、21年4月よりKSWに参戦し、5戦目でフィリップ・スタヴォヴィに敗れたことを機にワルシャワに移住しUniq Fight Clubへと練習環境を変え、24年1月からは怒涛の3連勝中(うち2勝はパンチによるKO)で、25年3月にはスタヴォヴィにリベンジを果たしている。プロMMA戦績(※Wotoreルールを除く)7勝4敗。 ◆ダニエル・ジェームズ(Midwest Training Center)Daniel James1981年12月31日、アメリカ・イリノイ州出身。身長198cm。43歳 シカゴで特に治安の悪い地域で育つ。5歳から15歳までボクシング、高校・大学はバスケを経験。選択肢の限られたコミュニティのなかで格闘技を通じて規律を学ぶ。プロ格闘家になる前はラッパーのTWISTA等のボディガードとして働き、また地ではフィットネストレーナーとして成功。14年、BellatorでプロMMAデビュー。その後は地元シカゴのXFO等で戦績を重ね、18年よりLFA参戦。持ち前のパワーと爆発力のある打撃を武器にTKO勝利で2連勝後、19年9月のヘビー級王座決定戦では体重超過のブレット・マーティン相手に反則上で失格負け。11月からACAに参戦し6戦中4勝全てTKO勝利。その後22年11月、Bellator再デビュー戦でタイレル・フォーチュンをTKOも薬物反応陽性により無効試合に。23年4月マルセル・ゴルムをTKO。6月、地テシカゴ大会ではゴーカン・サリカムに判定負けを喫した。24年のPFLレギュラーシーズン1回戦で体重超過をしたがゴルムとの再戦にTKO勝利。その後は薬物陽性のため25年1月まで出場停止処分を受け、今回が復帰戦となる。プロMMA15勝7敗1分1ノーコンテスト。 ◆上田幹雄(BRAVE)Mikio Ueda1995年5月1日、日本・東京都出身。身長187cm。29歳 5歳から極真空手を学び、21年にMMAに転向するまで約20年間、厳しい修練を積む。空手に専心する一方、13歳から2年間は部活動で柔道と相撲を経験。高校時代から数々の空手大会で優勝を果たす。19年11月、第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会で16年ぶりに日本人王者に輝く。21年4月、極真最大の荒行・百人組手に挑戦し、その強さを希求する飽くなき姿勢、美しい組手、華麗なステップワークと心技体を兼ね備え「極真で一番強い男」と評された。22年4月、初参戦のRIZINで髙阪剛にTKO負けを喫しMMAデビュー戦で苦杯を喫した。12月、GRACHANで韓国のソン・ムジェを1R TKOしMMA初勝利を挙げると、23年6月、関根“シュレック”秀樹を1RキックでTKOしRIZIN初白星。大晦日にはスダリオ剛を2Rにグラウンドパンチで沈めた。2連勝の勢いで迎えた24年6月、KSWが推薦するポーランドの新鋭コバルチェクに、1R早々に蹴り足を掴まれテイクダウンを許し腕十字に無念のタップアウト。24年大晦日、キム・テインをヒザ蹴りで2RにKOして再起した。 ◆シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)Shoma Shibisai1991年3月11日、日本・千葉県出身。身長191cm。34歳 ラオスと日本のハーフで中学から柔道を始め、高校卒業後の19歳からパラエストラで柔術を学ぶ。190cm超えの恵まれた体格を武器に11年Krushでキックボクシングプロデビュー。12年からHEATに参戦し、DEEP、ZST、GRACHANと様々なリングで経験を積む。“全身凶器”として知られる伝説の武道家・倉本成春師範から武術を学び、活躍の場を巌流島へと移すと、18年1月の試合では、巌流島旗揚げトーナメント初代王者ブライアン・ドゥウェスをレフェリーストップによる1R 25秒の圧勝劇を披露するなど4連勝を飾った。 18年7月には満を持してRIZINに初参戦し、元横綱朝青龍が推薦するボルドプレフ・ウヌルジャガルと対戦する。層の薄い日本人ヘビー級ファイターとして期待が寄せられたが、完敗を喫してしまう。この敗北を受け、練習環境を変えるなど、捲土重来を期して19年10月のRIZIN.19に再び参戦。破壊力とスピードが武器のストライカー、キム・チャンヒと対戦し、アームロックで一本勝ちを収めた。その年末のBELLATOR JAPANでシベリアからの刺客シュメトフ・兄のセルゲイに1Rアキレス腱固めでタップを奪った。2試合連続で一本勝ちを収め定期参戦を目論んでいたが、練習中の怪我により長期離脱を余儀なくされた。1年半ぶりの参戦となった21年6月の東京ドーム大会では無敗のスダリオ剛と対戦。3Rにタックルに成功するとそのままバックポジションをキープし、リアネイキッドチョークでタップを奪い一本勝ちを果たし3連勝となった。大晦日大会では関根“シュレック”秀樹にTKO負けを喫し連勝ストップ。再起戦となった22年4月大会でリハーズ・ビギスにTKO勝利、同年9月にはカルリ・ギブレインからタップを奪い一本、そして23年9月にはヤノス・チューカスからもヒールホールドで一本勝ちし、再び3連勝を飾った。
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