▼BOUTキックボクシングルール 60㎏契約 3分3R
〇末永愛士(Kickboxing Academy Sapporo)
KO 2R 2分14秒
×細野登弘(新潟誠道館)

昨年6月のイタリア遠征で5年ぶりの復帰を果たした末永愛士がホームリングであるBOUTに帰還。Stand upやRISEを主戦場とする細野を迎え撃った。

1R開始早々、末永は得意のパンチでラッシュをかけ、細野を防戦一方に追い込む。しかし攻め疲れたのか、細野の右のテンカオ(カウンターのヒザ蹴り)を食らうと攻守逆転。細野の攻撃でスリップダウンを喫してしまう場面も。

その後細野は攻勢に出たが、ラウンド終了間際になると末永もワンツーでやり返す。一進一退の攻防に場内は興奮の坩堝と化した。

続く2R、細野はミドルキックやヒザ蹴りで再び末永を攻略にかかる。しかし末永の右フックで吹っ飛ばされると、またも攻守逆転。末永は左ストレートで先制のダウンを奪う。この一撃で細野は大きなダメージを追ってしまったのだろう。末永のパンチの連打を食らうと万事休す。

友人・知人の大声援を背にシーソーゲームを制した末永は「どうだ、見たか」とばかりに大見得を切った。 試合後は涙声で「本当に勝てて良かった。今日は(自分が)めっちゃ強いことを証明できたと思う」とマイクアピール。選手層の厚いRISEスーパーフェザー級戦線への殴り込みを宣言した。


