ミラー「皆さんが驚くような動きを見せたい」

ニュージーランドから初参戦するミラーは、試合の2日前に22歳になるヤングファイター。日本でもタイでも練習を積んだという彼が、『KNOCK OUT』初参戦に懸ける思いとは?
特にパワフルな蹴りに注目して
──日本に滞在してウィラサクレック・フェアテックス・ジムでトレーニングしていたと聞きました。いつ頃のことですか?
「2024年10月に日本に来て、ウィラサクレック三ノ輪で2カ月トレーニングしました。その後タイに行き、バンコクのウィラサクレック・ジムでさらに2か月トレーニングしました」
──日本でのトレーニングで得たものや感じたことは何ですか?
「ニュージーランドやタイのファイターのスタイルとは大きく異なる、日本のスタイルを理解することができました。また、自分のファイティングスタイルに動きを加えることもでき、進化することができました」
──そもそもキックボクシングを始めたのはいつですか?
「16歳の時にキックボクシングを始めました。ずっとやってみたいと思っていたのですが、心配する両親の反対で、なかなかジムに行かせてもらえなかったんです。何とかトレーニングを始め、その日からトレーニングとスポーツの追求をずっと続けています」
──その後のキック戦歴を教えてください。
「初めての試合は2020年、17歳の時で、2022年にニュージーランドでISKAタイトルを獲得し、2023年に防衛しました」
──ニュージーランド以外での試合経験はどのくらいありますか?
「タイで4回、中国で2回試合をしました」
──今回出場する『KNOCK OUT』について、どのようなことを知っていますか?
「以前から『KNOCK OUT』というプロモーションには注目してきました。いつか参加できるだろうという予感がしていたんです。ムエタイとキックボクシングの両方のスタイルを取り入れているところが気に入っています。また、日本が誇るトップクラスの才能が集まるリングでもあると思います」
──対戦相手の大谷翔二選手の印象と、特に警戒したいことは何ですか?
「大谷選手のことは尊敬しています。前回の試合は生で見ましたし、YouTubeでも試合を見ました。経験豊富なベテラン・ファイターだと思います。あのパンチには気をつけたいし、打ち合いには巻き込まれないようにしたいです」
──どんな試合をして、どのように勝ちたいですか?
「テクニカルな試合をしたいですが、タフでエキサイティングな試合になることも覚悟しています。KOで勝ちたいと思っていますが、ハードなトレーニングの成果を発揮して、試合の流れで勝てればと思っています」
──大谷選手は現役チャンピオンですが、勝利したらタイトルを狙いたいですか?
「もちろん、勝ったら彼のタイトルに挑戦したいです」
──大谷選手にメッセージをお願いします。
「今は私のことを知らないかもしれませんが、2月9日には私の名前を覚えているでしょう! Osu」
──では最後に、この試合で最も注目してもらいたいポイントはどこでしょう?
「試合では皆さんが驚くような動きを見せたいと思っています。特にパワフルな蹴りに注目してください」


