キックボクシング
レポート

【NJKF】山浦俊一が王座奪取「いろんな団体のチャンピオンと戦っていきたい」、松本龍斗もTKO勝ちで新王者に

2019/10/01 20:10

▼セミファイナル 国際戦 63.5kg契約 3分3R(肘あり)
〇二條 司(NJKF誠至会/NJKFスーパーライト3位)
TKO 1R 1分57秒
×テーパブット・サイトーンジム(タイ)


 セミファイナルでは、2月大会でNKB選手との対抗戦に勝利した二條司が初の国際戦。タイのテーパプット・サイトーンジムを迎え撃ったが、1R、二條のローキックでテーパプットがダウン。二條がさらにローを繰り出すとテーパプットは再び倒れ、試合がストップされた。

 勝った二條はマイクを持つと、この試合限りでの引退を表明。大学4年生で春からの就職先も決まっている二條は、在学中に王座を獲ることを目標として6月に挑戦者決定戦に臨んだが、真吾YAMATOにKO負け。「もともと大学にいる間までと決めていた」というキックボクサーとしての活動に終止符を打った。

▼大樹引退エキシビジョンマッチ 3分1R
-大樹(NJKF ARENA/NJKFフェザー級3位)
勝敗なし
-ヤスユキ(フリー/元NKBライト級王者)


 セミファイナル後には、元NJKFフェザー級1位・大樹の引退式が行われた。京都のARENAに所属する大樹は、同じ京都のジムで互いに切磋琢磨してきたという元NKBライト級王者ヤスユキと3分1Rのエキシビションを披露。


 その後のセレモニーでは「格闘技を始めて20年、プロキックボクサーになって10年になります。キックボクシングの道で培ってきたものをこれからの人生で生かしていきたい」と挨拶。粘り強い戦いを身上とした大樹の選手活動は、本人の強い希望により10カウントゴングは鳴らされないという異例の形で幕を閉じた。


 NJKF西日本の今年の大会はこれで終了。2020年は1月13日(月・祝)、大阪市港区民センター大会(誠至会主催)で開幕する。

〈試合結果〉

▼第9試合 NJKFライト級 3分3R(肘あり)
○山畑雄摩(NJKF心将塾/NJKFライト級8位)
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
×羅向(NJKF ZERO/NJKFライト級6位)

▼第8試合 交流戦 NJKFバンタム級 3分3R(肘あり)
△甲斐元太郎(NJKF理心塾)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29、29-29
△林佑哉(空修会館)

▼第7試合 70kg契約 3分3R(肘あり)
〇龍威地(NJKF ARENA/NJKFウェルター級8位)
TKO 1R 2分15秒
×RYOYA(NJKF勇健塾)

▼第6試合 NJKFフライ級 3分3R
×大嶺竜馬(NJKF誠至会)
判定0-3 ※28-30、28-29、28-30
○優心(NJKF京都野口ジム)

▼第5試合 NJKFフライ級 3分3R
〇寺西大輝(NJKF田頭道場)
TKO 3R 2分12秒
×郁依斗(NJKF健心塾)

▼第4試合 56kg契約 3分3R
○麻太郎(NJKF健心塾)
判定3-0 ※三者とも30-28
×梅永海世(NJKF理心塾)

▼第3試合 54kg契約 3分3R
×福田優斗(NJKF田頭道場)
判定0-3 ※27-30、27-30、26-30
○龍城(NJKFレグルス)

▼第2試合 交流戦 NJKFバンタム級 3分3R
×PRINCE博(NJKF ARENA)
判定0-3 ※28-30、29-30、28-29
○藤江尚樹(鴨川ジム)

▼第1試合 ミネルヴァ 52kg契約 2分3R
△TOODY NAOMI(月心会ラスカルジム)
ドロー 判定0-0 ※三者とも29-29
△AYA(BLA‐FREY)

〈オープニングファイト〉

▼NEXT☆LEVEL提供試合 60kg契約 1分30秒3R(インターバル30秒)
×廣瀬武蔵(NJKF道場373)
判定1-2 ※30-29、28-30、28-30
○川口麟太郎(NJKF岩崎道場ツクモジム)

写真&レポート:高崎計三

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